広告


「みずほ」とか「三井住友」とかと同じで「信用金庫」も銀行の名前のひとつじゃないの?

「みずほ銀行」、「三井住友銀行」、「○○信用金庫銀行」……



あれ?
なんかヘンだ……

銀行

……「信用金庫」が「銀行」の名前のひとつだと(上記の彼女のように)思っている方はまずいないかと思いますが、


「名称に『銀行』のつかないタイプの『銀行』」=「信用金庫」


といった感じに捉えている方も多いかと思います。


このように考えてもいい部分も確かにあるのですが、「信用金庫」誕生秘話を知ると(……秘話ではない)、


「なんか、オレ、ちょっと失礼だったかも……ごめん、信用金庫……」


のような気持ちに ──── なったりならなかったりします。



真実を知れば目からウロコの2つの金融機関。


就活や面接、就職などについても含め、「信用金庫」「銀行」の違いについて解説いたします。


「ふぅん。そうなんだぁ」と、少しでもスッキリしていただけましたら幸いです。


広告

「信用金庫」と「銀行」、一番の違いはこちら!


  • お金を預けたり引き出したりできる(預金業務)
  • ローンを組むこと / 融資を受けることができる(貸付業務)
  • 送金や振り込み、公共料金等の口座振替ができる(為替業務)


この3つの業務は「信用金庫」「銀行」、どちらでも行うことができます。


──── なら、どっちも「銀行」じゃん。


……いや、業務が被っているだけです。
なぜなら、

  • 銀行:「株式」組織
    → 営利組織

  • 信用金庫:「協同組合」組織
    → 非営利組織の一種

「信用金庫」は営利を目的とした金融機関ではないのです。


まさに「お金」を扱っていて、預金はもちろんローンを組むこともできるのに「非営利」。

ちょっと謎です。


────「信用金庫」って、お金儲けしちゃいけないの?
じゃあ、就職してもお給料が……


……出ます。ちゃんと貰えるので安心してください。



「株式組織(会社)」に比べ、あまり聞き慣れない「協同組織」。


ここが「信用金庫」と「銀行」を分けている一番のポイントです。


そして、それぞれの組織形態が異なることにより、

  • 理念
  • 設置目的
  • 出資者
  • 基づいている法律(根拠法)
  • 主な取引先
  • 「会員資格」の有無
  • 「営業地域の限定」の有無
  • 「預金・融資等の制限」の有無

といった部分にも違いが出てきます。


非営利組織の一種である「協同組織」とは、どのようなものなのか?


「信用金庫」が生まれた理由等を振り返りつつ、まずはここから見ていきましょう。

「協同組織」とは?「株式組織(会社)」とはココが違う!


「オレたちは、銀行とは違う! 金儲けには走らん!」


もの凄くショートカットしてしまいましたが、これが「信用金庫」誕生時の理念。

つまり「銀行」は、既にあったのですね。


前述の通り「銀行」は営利組織であり、株式会社としての組織形態をとっています。


「株式会社」なので「株主」さんがいる。


「将来的に上がることになる利益は、提供してくれた資金の額(株式の数)に応じて還元いたしますので、ぜひ投資をお願いします」


といった会社側との約束のもと、「株式」という証券を購入する形で出資者となってくれている人たちですね。

会社の基本的な方針を決めたり、取締役を選んだり、会社の重要事項についての決定を行う「株主総会」の構成員でもあります。


その決定を受け、今度は取締役の方たちだけの「取締役会」が開かれ、決定事項に基づき、具体的にどのように業務を進めていくか、などが決められていきます。


株式会社の経営者とは、いわば「株主」に経営を任されているようなもの。

株主の力は強いのです。


そして上記の会社との約束。

株式会社では、

  • 資金を元手に事業を行う(株主からの出資が元手)
    → 利益を得る
    → 経費等を差し引いた「儲け分」を出資者(株主)に分配 =「配当金」

このようなシステムがとられています。

つまり、最も優先されるのは「株主の利益」


目的は株主に還元できるよう、


「利益を追求すること」


となります。


なぜなら、会社の重要事項や取締役の選出など、会社としての決定を行っている、いわばオーナーのような役割を担っているのが「株主」だから。

そして、それが出資をしてもらう際の約束、ルールだからです。



──── さてさて、このような「銀行」は先ほど書きました通り「信用金庫」が誕生する前からありました。

(※ 初の銀行は1873年の「第一国立銀行(現みずほ銀行)」。それまでの両替商に代わる存在のものとして)


ここから少し時間を遡り、時代は坂本龍馬や西郷さんたちが活躍した明治維新の以降のこと。

資本主義が浸透し、文化・教育・産業などもどんどんと進んでいった時代です。


前述の通り株式組織の目的は「利益の追求」。


銀行もそこは同じです。

株主さんの利益を優先させていかなければなりません。


融資や投機などを都市部や大企業に対して、集中的に行っていきます。

結果、地方と都市部の経済格差・貧富の差がとんでもないことになっていくのですね。


そこで当時の明治政府は、


「このまま資本主義的な運営を行う銀行だけにすべてを任せておいては、お金持ち以外の一般庶民が安心して暮らせない日本になってしまう。それは、困る。困るぞ!」


そして、


「民主的な運営を基盤にした金融機関を創るべし!」


と結論するのです。


それが「協同組織」という非営利(儲けを目的としない)組織。

こうして誕生するのが「信用金庫」の前身です。



──── といわれても、


「政府が国民の困っている様子を見て、何とかしようとして『信用金庫の前身』が生まれたらしい。
で、それが『協同組織』なんだってさ」



……具体的なことがさっぱりわかりません。

話が前後してしまい恐縮ですが、話を一旦、先ほどの「株主」と「株主総会」まで戻します。


株式会社において大きな力を持っている「株主さん」たちですが、中でもたくさん株式を持っている人ほど、株主総会での「議決権」は大きくなるのですね。

株主総会では会社の基本方針などの重要な話し合いが行われますが、「議決権」とはその際の賛成・反対を決める票のようなもの。

つまり、会社経営への参加権が大きくなるわけです。


そうなると、多くの資本を持っている一部の人たちが、その企業を買い占めてしまったり、思い通りに会社を動かす、ということも可能になってしまう。


まさに「資本」主義(の弊害)です。


そこで、


「出資金額が多かろうと、少なかろうと関係なし。出資者の議決権はみんな平等に『一人1票』」


さらに、


「営業地域を限定し、融資対象を中小零細企業に限定」



銀行のように利益を追求するのではなく、地域の繁栄のため相互扶助を目的とした金融機関を創る必要あり、としたのです。
(※「相互扶助」: 互いに助け合うこと)


その後戦争が始まったり、終戦を迎えたり、GHQが占領政策を行ったり、経済の民主化がすすめられたり……

と、時代の変化に合わせ、上記「信金の前身」も拠り所とする法律(根拠法)やそれに伴う名称の変更等を何度か繰り返していきます。

でも、


「信用金庫自体の儲けを第一に考えるのではなく、利用者の利益を目的とした、地域繁栄のための金融機関である」


という理念部分には変化なし。


そして1951(昭和26)年。

「信金の前身」が新たな大蔵省直轄の協同組織の金融機関として生まれ変わるため、その根拠法となる法律の名称が検討された際に、


「オレたちが大事にしてるのは、お互いに助け合っていく精神だ。銀行とは違う! 金儲けには走らん!」


という先ほどの、ちょっと心が弱っている時に聞いたら惚れてしまいそうな心意気のもと、


「信用『銀行』」
「庶民『銀行』」


など、候補として挙げられた案にはガンとして首を縦に振らず、名称に「銀行」の二文字をつけることを拒否。


そして、


────「信用金庫法」を根拠法とする「信用金庫」


「銀行」とは経営理念の部分で一線を画した金融機関の誕生です。


これが秘話でも何でもない「信用金庫」の生い立ち。


では続いてその仕組み、協同組織である「信用金庫」とはどのようなシステムになっているのかを簡単に見ていきます。

♦「信用金庫」のシステム ♦


まずは「銀行」「信用金庫」、それぞれの設置目的の違いです。

  • 銀行:「国民大衆のために金融の円滑を図る」こと

  • 信用金庫:「国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資する」こと

    (簡単に言えば「国民の貯蓄を増やす」こと、です)

そして、


「利用者が限られている」
「利用できる企業の規模が制限されている」


ここも銀行とは大きく異なる点となります。


誰もが利用できる銀行とは違い、信用金庫はそれぞれ設置された地域の方々が利用するための金融機関。

各信金ごとに営業地域を限定。

主な取引先は中小企業や個人となります。



原則、個人口座の開設は自由なのですが、

  • 融資を受ける場合(個人・法人ともに)
  • 法人等が口座を開設する場合

に関しては、

  • 営業地域に住んでいる人たち
  • 営業地域に勤務している人たち
  • 営業地域にある事業所

このいずれかに当てはまることが条件となります。

また「事業所」に関しては、

  • 従業員数が300人以下で、資本金は9億円以下

と制限されています。

銀行とは真逆ですね。

株主に配当金として利益を還元する必要がある銀行の主な取引相手は「大企業」。

対する信用金庫では大規模な企業等を、対象としていません。


「営業地域を限定し、融資対象を中小零細企業に限定」


発足当初(前身の)に掲げられたこの部分、健在です。



次いで「出資者」の違い。


「信用金庫」は非営利組織(の一種)で協同組織の形態をとっています。


株式会社ではないので、当然「株主」はいません。

その代わりとなるのが「会員」と呼ばれる皆さま。

  • 融資を受けたい個人・法人
  • 口座を開設したい法人等

先ほど挙げた条件を満たすためには、営業地域による限定の他、


「出資をする」


これも、プラスアルファの条件となっています。


「融資等受けるには信用金庫に対し出資をする必要あり」


かつ、


「出資できるのは、営業地域に住んでいるなどの条件をクリアしていることが前提」


といった感じですね。


例えば沖縄に住んでいる方が、いくら北海道の信用金庫に出資をしたくてもできず、仮にできたとしても(この場合はもはや寄附です)その出資により、居住地である沖縄の信金から融資が受けられるわけではない。



何となくモヤモヤしたものを感じるかもしれませんが、これが信用金庫のシステムとなります。

なぜなら信用金庫とは、


「限定された営業地域内での個人・中小企業・個人事業主等からの出資を元手に運用」

「集めた資金を営業地域内の個人・中小企業・個人事業主に融資」



限定された地域内で「出資者」「融資を受ける側」がお互いを助け合っていく仕組みになっているのです。

銀行のように、他の地域にお金が流れていくことはありません。


「地域と、そこに住む利用者・会員のための金融機関」


利益は信用金庫自体のために追求されるのではなく、地域社会の発展に役立ててもらうため、対象となる地域の個人や中小企業に還元すべきもの。


徹底的に地域社会への貢献を目的とした金融機関としての立ち位置にいるのが「信用金庫」なのです。



──── おぉ! 信用金庫、ブラボー!
それに比べて、銀行ってちょっと……ガツガツ感が……(信金に口座持ってないけど……)




!!!
これは違うのです!


確かに、銀行が何を最優先としているか、など、表面だけを見れば(見えるように書いてきたのは私ですが)、


「お金儲け大好き」


的なイメージを持たれがち。

ですが、銀行、大事なのです。

ないと尋常ではないほど大変な事態になってしまいます。


あまりにも一般的な「銀行とは?」ではなく、どのような役割を担い、何を期待されている金融機関なのか、などの観点から「銀行について」を続いて見ていきましょう。

貯金

「銀行」とは?

 

  • 「銀行法」に基づき →
  • 「国民大衆のために金融の円滑を図る」ことを設置目的とする →
  • 「株式会社としての組織形態」をとる「営利法人」

  • 「会員資格(融資などの制限)」なし
  • 「営業地域の限定」なし
  • 主な取引先は「大企業」

銀行には信用金庫と違い、営業地域への制限がありません。

ですので、全国から資金(預金等含め)を集めることができるのですね。

主な取引先を大企業、としているのはそのため。


地域内のみで資金集めをする信用金庫では、大企業のプロジェクトなどを支えていけるほどの投資(融資)を行うことはムリなのです。


大企業に集中的に投資を行えば、銀行側も大きな利益を得ることができる。

そして、その銀行からの投資により、大企業側も多くの利益を生み出す事業の展開が可能に。


つまり、日本経済が活性化するのです。


銀行に期待されているのは、ここ。


銀行は日本の金融経済にとって重要な役割を担う組織です。


その役割を果たすためには、潤沢な資金が必要。

それには株主からの出資は不可欠。

だから、株主の利益となるよう、儲けなければならない。


なぜなら、それが日本の経済を活性化・発展することに繋がるから。

それこそが銀行に期待されている役割りだからです。



──── でも、それには資金がたくさんないと……


そのためには大企業に投資しなきゃ……


いや、でもまずはその出資に株主さんからの協力を得られないと……


よし! 株主さんが満足できるような利益還元、必死でやろう……


だって、日本経済を活性化させなきゃ……



──── ザッツ・ループ。


銀行と信用金庫では「営利」「非営利」の違いはありますが、

  • 銀行:「日本経済の発展」のために
  • 信用金庫:「地域の発展」のために

そのため、効率のいい組織形態が、

  • 銀行:「株主」の利益が優先される「株式会社」形態の「営利組織」であること
  • 信用金庫:「会員」の利益が優先される「相互扶助」を目的とした「協同組織」であること

なのですね。


ちなみに「営利」「非営利」とは、理念や事業内容で分けられているわけではなく、


「出資者への利益の分配(配当金)があるかないか(もしくはあった場合に制限は設けられているか)」


この違いだけ。

「儲けがあってはいけない」のが「非営利」ではないのです。


信用金庫でも、銀行の「株式」とは異なりますが、出資し会員となれば「普通出資証券」と呼ばれる証明書が発行されます。

(※ 平成28年4月1日から廃止に。ペーパーレスになり、電子化して管理されるようになりました。

29年10月2日以降に会員になる方々には、その代りとして「加入承諾書」を発行。権利などに関しては今まで通り、変わりはありません)


「株」のように市場公開されているわけではないため、勝手に売ったり買ったりすることはできません(譲渡はできます)が、「出資口数」に応じた配当金も支払われます。


出資額に係わらず、平等に一人1票、となるのはあくまで「議決権」。

配当金に関しては平等ではないのです。


ただし、信用金庫の場合には「配当金を得るための出資」ではなく、


「出資するということは、その信用金庫を利用するということ」

(※ 融資などを受ける際に「会員」になる必要があるため)



かつ、


「他の会員への融資等への資金としても使われる」


つまり、


「会員同士の相互扶助による地域社会の発展に活かすための出資である」


ということなのですね。



NPO法人のように完全に利益の分配のない「非営利型」では、利益分はその団体の活動等に役立てるために使われます。

信用金庫では出資者への分配あり。


ですが、上記の通り「株式」のような自由な売買が行えないこと、そもそも価格の変動がないこと(市場がないから)、預金とは異なるため払い戻しがすぐにはできないこと等、その性質は全く違うのです。


何より信用金庫自体の利益として、職員さんたちに分配が行われるわけではありません。

配当金を受け取れるのは地域にお住いの方々です。

会員ではありますが、業務などに関してはいわば部外者。


スポーツジムなどの会員、と考えますとわかりやすいです。

インストラクターさんなどとは立場が違う。

にも拘らずその会員さんのためにジム側が利益を還元しているようなものなのですね。



配当が行われようとも、それは信用金庫の儲けを目的としたものではない。


ですので信用金庫は、


「協同組織という非営利組織形態の一種」


とされているのです。

「信金」「銀行」、それぞれの就活・面接・就職のポイントは?


銀行は日本の金融経済を動かし、信金は地域社会の発展を目指す。


金融機関であることは共通していますが、設置目的、理念等が全く違ってきます。

この違いは絶対に押さえておかなければマズいポイント。



────「志望の動機を教えてください」

「はい! 日本経済を支え、その発展に貢献する御行(おんこう)で、学生時代の経験を活かし」

「……受けるところ間違えちゃったみたいだね、君。ここ、信金だよ」

「……?」



──── こんな感じになってしまいます。

(※「御行」は銀行を丁寧に言った言葉。「御社」の銀行版。履歴書など文書の場合は「貴行(きこう)」。
信用金庫は「御庫(おんこ)」「貴庫(きこ)」)

これはもう何がなんでも間違ってはダメな限界ライン。

それぞれの設置目的、理念などをしっかり理解した上で「就活・面接」に臨むことが大前提となります。


さらにその上で、どちらを選ぶか、ですね。

「就職先」として考えた場合のポイントとなる両者の違いは以下の通り。


「転勤」の有無

・銀行: あり
・信用金庫: なし

→ 信用金庫は地域密着型の金融機関です。
全国に支店を持つ銀行とは異なるため、転勤はありません。


お給料の違い

上記のことからもわかります通り、一般的には規模の大きい銀行の方が高い、とされています。
(が、あくまで一般的には、です)


働きやすさの違い

一概には言えないのですが、

大きな金額を動かす分、銀行の方が、ミスや不正等に対し厳しいとされています。

信用金庫は地域の皆さまとの係わりが銀行に比べ密になるため、人とのコミュニケーション能力がある程度必要。

(こちらも一般的には)


業務の違い

ここはどちらも、それほど変わりません。



続いて「就活・面接」でポイントとなること、よく聞かれる質問等をまとめていきます。


志望動機

  • 金融機関を志望する理由
  • その中でも「銀行(もしくは信金)」を志望した理由
  • 数ある「銀行(信金)」の中で、この会社を志望する理由


  • → どんどん範囲を狭められてくる感じです。


志望動機にはオリジナリティが大事。

マニュアルに沿った応えは通用しません。


実際に経験したことなどを絡め、入社後、どのようにスキルを役立てたいか、発揮できる能力についてもアピールです。


ただし、前述の「信金の面接で、銀行に入社してからのビジョンを語る」のような大ミスはもちろん、あまりに現実的でない壮大なものもダメ。

自分の能力とマッチしていない夢を話しても仕方がありません。


そのような場合には、むしろそれらを入社後に身につけていきたいスキルとし、そのための具体的な計画(ファイナンシャルプランナーの資格取得など)、意気込みをアピールした方が好感を持たれるかと思います。


特に信用金庫の場合には「地域への貢献」を志望動機に入れるのは絶対に必要。


ですが、これだけでは弱いのですね。

その地域の抱える課題などへの考えを自分の言葉で伝える等、ひと工夫が大事です。


これは銀行の面接にも言えることですが、


    「自分はこのような経験をしてきた」

    →「そのことによりここで働きたい、と思うようになった」

    →「説明会に参加し、役員の方々の意見を聞き、ますますその思いが強くなった」

    →「ここで働けたら、自分の能力をこのように役立てたいと思っている」

    →「それには、他の信金(銀行)ではなく、ここであることが自分にとっては大事である」



上記の流れは一例ですが、


「なるほど、それならここで働きたいという気持ちもわかる!」


と相手に思ってもらえるような、矛盾のない、さらに自分にしか語れない志望動機をしっかり伝えることが重要です。


他、よく聞かれるのは、


★自己PR

★長所・短所と思っているところはどこか

★学生時代に打ち込んだこと

★希望する業務は何か

★ストレスへの対応の仕方は?

★入社したら何をしたいか

★あなたにとってここで働くことの意味は


などなど。


信用金庫では地元の話などで盛り上がることもあるそうです(稀なのかもしれませんが)。


また、募集している職種、求められる仕事内容なども各銀行・信金ともに異なってきます。

ホームページや求人情報などもしっかりチェック。

そして、理念や設理念や設置目的、どういった仕組みで動いている組織なのか等、それぞれの金融機関に対しての十分な理解が最大にして必須のポイントとなります。

広告

「信用金庫」と「銀行」の違いをまとめる!


では最後に2つの金融機関の違いを簡単にまとめていきましょう。

組織形態の違い
  • 銀行: 株式組織形態の営利組織
  • 信用金庫: 協同組織であり非営利組織の一種


設置目的の違い
  • 銀行: 国民大衆のために金融の円滑を図ること
  • 信用金庫: 国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資すること


出資者の違い
  • 銀行: 株主
  • 信用金庫: 会員


基づく法律(根拠法)の違い
  • 銀行: 銀行法
  • 信用金庫: 信用金庫法


主な取引先の違い
  • 銀行: 大企業
  • 信用金庫: 中小企業や個人


「営業地域の限定」の有無
  • 銀行: なし
  • 信用金庫: あり
    → 営業地域は一定に限られています
    →「地域で集めた資金により運営、利益を地域に還元」


「会員資格」の有無
  • 銀行: なし
  • 信用金庫: あり
  • → 
  • 営業地域に住んでいる人たち
  • 営業地域に勤務している人たち
  • 営業地域にある従業員数が300人以下で、資本金は9億円以下の事業所


「預金・融資等の制限」の有無
  • 銀行: なし
  • 信用金庫: あり

  • 個人が口座を開設し預金することは原則自由
  • 「融資を受ける場合(個人・法人ともに)」「法人等が口座を開設する場合」は「会員」となる必要あり
    (※ 「本人預金を担保とした貸付」「700万円以下の小口貸付・手形割引」は会員でなくてもOK)

広告

終わりに……


物騒な話ですが「銀行強盗」というフレーズはよく聞くのに「信用金庫強盗」というのは聴いたことがない気がします。


もしや、こうした違いを強盗も知っている……?


それとも報道では、


「○○信用金庫に銀行強盗が侵入」


とかなのでしょうか。

それも聞いたことがないのですが……


───── どうでもいいことが、ついつい気になってしまいました。


そこはさておき ─────


さてさて、いかがでしたでしょう。


それぞれ担うべき役割りが違っていた「信用金庫」「銀行」。


信用金庫では融資の対象に制限がありますが、融資を受け、結果制限の範囲を超えて成長を遂げた企業等には、一定期間の融資延長が可能。

その制度の名前が「卒業生融資」なのです。


信用金庫の方々も、やはり取引先の成長はうれしいのですね。

本当に卒業生のような感じなのかも。

何とも微笑ましい。



ですが最近では合併する信用金庫も増えています。

地域密着の金融機関なだけに、その地域の人口の減少等、受けるダメージも大きいのです。


銀行であっても安心してはいられない時代。

経営破綻したところも数多くあります。




地域を盛り上げる信用金庫。

日本を元気にする銀行。




融資を受けたり大口預金で彼らに協力することは、どう考えても私にはムリそうですが、せめて皆さまにその違いだけでもお伝えできていれば、うれしいです。


今回も長文に最後までおつき合いいただき、本当にありがとうございました。

皆さまのモヤモヤが少しでも薄れていますよう、ここからこっそり願っています!


広告