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あれだ! 中学の時、着てたヤツだ。学年ごとに色が違ってたヤツ!

で、あれって「ジャージ」でいいんだよね? ん? スウェットか?

『生地はどうなの』って、だってこの2つって、同じものじゃないの?



……じゃ、今着てる、これはどっち??

ジャージー


……確かに、中学時代、各学年ごとに色違いのジャージ、着てました。グリーンでした……


中学時代のみならず、大人になっても結構着る人は着ている「ジャージ」や「スウェット」。

外に着ていくのは勇気がいるかもしれませんが、家でダラダラしている時には何ともマストなアイテムです(少なくとも私には)。


『どっちもそんなに変わんないじゃん!』な扱いの2つですが、生地をちょっと触ってみてください。


「ジャージ」と「スウェット」の違いを解説いたします。


なるほど、これジャージだ、おぉ、こっちはスウェットか!


などとスッキリしていただければ幸いです(もう生地から手、放していいです)。


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「ジャージ」と「スウェット」の違いはココ!


まずはこの2つを「衣類」と捉えるか「生地」と捉えるかで、若干、話は変ってきます。


一般的に「ジャージ」も「スウェット」も、上着の一種として使われている言葉。ですが、実は2つはそれぞれ「生地」としての呼び名でもあるのです。

    ◎ジャージー生地(正確には「ジャージ」ではなく「ジャージー」です)
  • イギリス海峡のジャージー島で作られたメリヤス生地のこと
  • 「ジャージー編み」(というニットの編み方)で編まれた、伸縮性のある生地
  • 狭義では「メリヤス生地」の総称(広義には「メリヤス風編み物」も含まれる)
    ◎スウェット生地(「スエット」と書かれることも)
  • 吸湿性のある綿のメリヤス生地で厚手
  • 伸縮性、吸汗性、防寒性に優れた生地

そもそも生地にはこのような違いがあり、これらの生地で作られた衣服を指し、それぞれに「ジャージ(ジャージー)」「スウェット」と呼んでいるのです。


ですが、スウェットには、以下の項目も。

  • 分類、または別名は「綿ジャージー」……


!! ややこしい!


これには、

    ★「伸縮性にも優れているし、軽くて動きやすいけれど吸汗性がそれほどでもない」という「ジャージ(ジャージー)」のデメリットを何とかしようと開発されたのが「スウェット」

という流れがあり、そもそも「スウェット」とは「汗」という意味を持つ言葉なのです。


つまり、2つの一番の違いは、この部分。生地の違いによる吸汗性の有無、となっています。


吸汗性の差を生んだそれぞれの生地により、2つは互いに歩む道を変えていくわけですが、では続いて「ジャージ」「スウェット」の特徴、見分けに繋がるポイント等をそれぞれに分けて見ていってみましょう。

ジャージとは?


♦ジャージの二人




「ジャージー編みの伸縮性のある生地」で「メリヤス生地」の「ジャージ」。


……「ジャージー編み」って何? っていうか「ジャージー編みの生地なの? メリヤス生地なの?」


ごもっとも。ちょっとゴッチャになってしまいそうですが「ジャージー編み」の一般的な呼び名が「メリヤス編み」。どこから伝来した言葉か、による違いです(いわゆる「表編み」のことです)。


この編み方によって「伸縮性」に優れた生地が編み上がります。

そして「伸縮性バツグン」=「動きやすい」となり、皆さんご存知の「トレーニングウェアに使用されることの多い生地(他、ユニフォームなどにもよく使われています)」という地位を築いていきます。


生地の原材料にはウールや綿、ポリエステルなどが使われますが、元々は化学繊維で作られていました。

現在の主流は「ポリエステルのみ」で作られたもの。


このことからも、伸縮性の他、軽いイメージがありますね。もの凄く動きやすそう、身体を動かす、またはスポーツの際に好んで着られるのにも納得です。


さて、そんな運動着としてかなり優秀な「ジャージ」。


唯一の欠点は「汗を吸いにくい」ことです。

実際これはかなり致命的。


運動した後の汗の行方が……イヤな感じに……


ということで開発されたのが、先ほど書きました通り「スウェット」です。
では続いて、その「スウェット」に行ってみましょう。

スウェットとは?


これは「スウェット」というから、「ジャージ」と混同しやすくなるのです(断言)!

ほぼ同義のものとされるのは「トレーナー」。こちらを思い浮かべていただいた方が、話はわかりやすいかと思います。


さて、その「スウェット」。「ジャージ」の「吸汗性」の「それほどでもなさ(悪さ)」を受け開発されたものなので、そこはもちろんクリアです。

そして、先ほどの「ややこしい部分」にもありましたように、別名は「綿ジャージー」です。伸縮性にも優れていることがわかりますね。

さらには「メリヤス生地で厚地」です。防寒性にも優れています。寒そうにトレーナーの袖で手を覆っている女の子、なんかかわいいです。


つまり「スウェット」とは「ジャージ」のいいところ(伸縮性の良さによる動きやすさ)はそのままに、肌に当たる裏側に工夫を凝らし(綿パイル地や起毛)、吸汗性を持たせ、さらに厚手であることで「防寒性」のメリットまで備えた「綿ジャージー」の一種、となります(ちなみに「パイル地」とはビロードや絨毯、タオルケットなどにも使われる、手触りのいい、暖かい織物です)。


また、かつてはスポーツ選手が競技の前後に着る衣類であった、という由来をもつ「スウェット」。「前後に」なのですね。


こちらは「汗を取り、冷えを防ぐためのシャツ」といった位置づけで用いられていました。


そのため現在では、運動時にも着ますが、部屋着やパジャマとしてのくつろぎ用のアイテムとして着られることも多いのです。


「ジャージ」よりも厚手で、吸湿性(吸汗性)、防寒性ともに優れており、柔らかく、軽い着心地のため、部屋着やパジャマとしても多く用いられているのが「スウェット(の方)」となります。

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「ジャージ」と「スエット」、違いのアレコレ♪


2つの違い、ポイントは「生地」です。


そして、その生地の違いによるそれぞれの機能が「ジャージ」「スエット」を分ける特徴ともなっています。


ではここでもう一度、おさらいも兼ねまして2つの違いをまとめていってみましょう。

どんな生地?


    ◎ジャージ(ジャージー生地)
  • ニットの編み方の「ジャージー編み」で編まれた生地
     →「ジャージー編み」=「伸縮性の出る編み方」

  • ◎スウェット(スウェット生地 / スウェット素材)
  • 吸収性に富んだ厚手のメリヤス生地
     →「綿ジャージー」の一種


  •  △上記のように「そもそも生地が違う」2つですが、先ほども書きました通り「ジャージー」には「メリヤス地の総称」の意味もあります。そして「ジャージー編み」は一般には「メリヤス編み」と呼ばれます。「ジャージ」も「スウェット」も「メリヤス地」。

    また「スウェット」が「綿ジャージー」の一種でもあることから、2つには『明確な違いはない』とも言えるのです。

衣類としての違いは?


  • ジャージ: 耐久性、伸縮性に富み、トレーニングウェアやスポーツのユニフォームなどに主に使われる編み目の細かい、軽くて動きやすい衣類。素材にはポリエステルが使われることが多い。
     → 乾きは早いが、弱点は「汗を吸いにくい」こと。

  • スウェット: 伸縮性、吸汗性(吸湿性)、防寒性に長け、競技の前後や運動時にはもちろん、現在では主に部屋着やナイトウェアとして使われる、厚手で動きやすい、柔らかなで軽い着心地の衣類
     →「ジャージ」が汗を吸いにくいことから開発されたもの。ただし厚手のため、乾きにくい。

  • △もともと「ジャージ(ジャージー)」「スウェット」ともに生地を指す言葉でした。
    そして、徐々にそれらの生地で作られた衣類を指す言葉として一般化し、現在では逆に生地を示す場合を「ジャージー生地」や「スウェット生地 / スウェット素材」などと呼ぶようになったのです。

見た目で判断できる?


  • ジャージ: 表も裏も同じ。大抵ポリエステルの生地
  • スウェット: 裏側にパイル地や起毛あり。このことにより吸汗性(吸湿性)を高め、また防寒の役割もはたしています。

  •  △特に裏側に注目です!

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終わりに……


いかがでしたでしょう。


以上が「ジャージ」「スウェット」を呼び分ける上での基準となっていますが、同じものがスポーツ用品店と普通の洋服屋さんでは違う名称で飾られている、などといったこともなくはありません。


ですが一応の違いとして「スウェットの方が厚手で暖かく、裏が表と素材の違うもの」というのはかなりポイントとなります。


部屋での「くつろぎ用」、日課の「ランニング用」などとイメージしていただければ「こっちはちょっと……」と、わかりやすくなるかもしれません。

ですので冒頭の彼が着ていたのは「スウェット」ですね。


お気に入りの「ジャージ」や「スウェット」で、皆さまの快適な時間が過ごせますよう「これってどっち?」のモヤモヤが少しでも解消されていましたら嬉しいです!


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