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クリスマス定番の観葉植物といえば「ポインセチア」。

鮮やかな赤と緑のコントラストが店頭に並ぶと、



「今年もこの時期が来た~~!」



な気分になります。

ポインセチア


ツリー・トナカイ・サンタ・ポインセチア ──


いいですね。

なぜか聞くだけでワクワクしてきます。



そして「プリンセチア」。



── って、あんまり聞いたことない名前なんだけど……?



「プリンセチア」は、比較的新しい花。

実は堂々と「花好き」と言い切っている人(例・うちの母)でも、案外その存在を知らなかったりするのです。


でも、非常にきれい。

で、可憐。

かつゴージャス。


今まで知らなかった方も、



「ポインセチアのつもりで育ててたら、なんか違う感じになった?!」



という方も、



「あれ? 葉っぱが全然色づかないんだけど……?」



な方も、ぜひぜひ2つの違いを知り、今まで以上に「ポインセチア」「プリンセチア」とともにクリスマスシーズンを楽しんでいただければ、と思います。



「プリンセチア」と「ポインセチア」の違いはどこなのか。

綺麗に咲いてもらうための上手な育て方は?



などなど、2つの観葉植物について解説いたします。


お花屋さんで買ってきた「プリンセチア」「ポインセチア」が、来年も再来年も皆さまの目を楽しませてくれますよう、少しでもそのお手伝いとなれましたら幸いです。



ではではさっそくいってみましょう。


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「プリンセチア」と「ポインセチア」はここが違う!


もの凄くバッサリと言いますと、



「『ポインセチア』の品種改良により生まれたのが『プリンセチア』」



ですので、基本部分は同じ。

どちらも、


「トウダイグサ科ユーフォルビア属」

「メキシコ原産」



の植物です。


ポインセチアは「短日植物(たんじつしょくぶつ)」としても知られている植物ですが「プリンセチア」も一緒。

どちらも、日照時間が短くなることで、新芽をつけるのですね。



では、どこが違うのか?


「葉の色」です。


ポインセチアの最大の特徴ともいえる「花のように見える葉」の色は真っ赤。

一方の「プリンセチア」は、ピンクや白、またはそれらの複色。



クリスマスカラーといってもいいド定番の「赤・緑」も綺麗なのですが、ピンクや白色の葉が、その下の緑色の葉にかぶさるように広がる様は、それはそれは可憐。


ですので「プリンセス」な「ポインセチア」といった意味合いから「プリンセチア」の名称が与えられているのです。


では、まずはその「プリンセチア」について。

どのような植物なのか、少し詳しく見ていってみましょう。

「プリンセチア」とは?


「ポインセチア」の一種でもある「プリンセチア」。

前述の通り、花のように見える葉の色がピンクや白の品種です。



誕生は2009年。

本当にまだまだ赤ちゃんくらいの作り出されたばかりの植物ですね。

そこもまたかわいい。


「サントリーフラワー株式会社」さんにより発表され、

  • 2009年: 日本フラワーオブザイヤー 最優秀賞
  • 2015年: フラワー大賞グランプリ 受賞

といった華々しい歴史を歩んできています。



さて、先程から書いています通り「花のように見える葉」。

他の「葉のように見える葉」との違いは、


「花のつぼみ(花芽)を包んでいた部分」


であること。

「苞(ほう)」または「苞葉(ほうよう)」とも呼ばれるものです。



では、本当の花はどこにあるのか。



苞葉の中心(茎のてっぺん)についたつぶつぶしたものが「花」なのですね。

花びらもありません。

非常に控えめ。

いじらしいです。

そして苞葉に色づく役割を譲る。



── なのですが、この葉も放っておけば勝手に色づくわけではなく、それなりの条件が揃わなければ、



「花芽もつかず、葉も色づかない」



となってしまうのです。

ただの緑色の植物。

それはそれで、まぁ綺麗ですが……



上手に色づかせるための方法を含め、育て方については後に詳しく書かせていただきますが、そんな「プリンセチア」、
現在は全10種が商品化されているようです。

♦プリンセチアの紹介



    スタンダードタイプ(ポインセチアと色のみ違う、といった感じの可愛らしいタイプ!)

  • ピンクホワイト
  • ホットピンク
  • ルージュ
  • チェリーレッド(新色)
  • ピュアホワイト(新色)
  • パール(個人的にはコレ、おススメ!)

  • 八重咲きタイプ(これはゴージャス! 鉢植えなのに花束のよう!!)

  • ローザ(こちらの方が、色が淡いです)
  • ピンクシャンデリア

  • 色味が特徴的なタイプ(純白と深紅! いい意味で造花のような印象的な苞の色です)

  • クリスタル・スノー(純白)
  • ルビー・アイ(深紅)

これらのどれも、本当に綺麗で可憐。

まさに「プリンセス!」な姿をしています。


こんな花が(実際に色づいているのは葉の部分ですが)部屋の中にあったら……


そこだけ別世界になること間違いなしです。



ポインセチア同様、お花屋さんなどで購入するのはクリスマス時期が多いかと思いますが、大事に正しく育てれば、次の年にもまたこの可憐さと出会えるのです。


さっそく、その育て方について、と行きたいところなのですが、その前に「ポインセチア」について。

プリンセチアの「親分」のようなものですね(……いや、親分ではないですが、ポインセチアの一種がプリンセチアなので……)。

こちらについても見ていきましょう。

「ポインセチア」とは?


……困りました……



「葉の色」以外に「プリンセチア」と違う部分として特筆すべきものがありません……



要するに「プリンセチア」も「ポインセチア」なのです。


「ポインセチア」とは前述の通りメキシコ原産の植物。

和名を「猩猩木(ショウジョウボク)」というのですが、この「ショウジョウ」とは古くから伝わる架空の生き物。


顔が赤いのですね。


日本の「能」でも、お酒に酔い浮かれて踊る「猩猩」が登場します。


オラウータンも「猩猩」と記されることがありますが、「ポインセチア」の赤い葉の色が見立てられたのは「架空の生き物」の方です。

何となく ── 和名がしっくりこない気もします。



そこはさておき
「プルケルマ」という植物を品種改良し、園芸品種となったものが、一般的な現在の「ポインセチア」です。


そして、その「ポインセチア」がさらに品種改良され、白やピンク、紫やクリーム色、斑点模様など、様々な色彩を持つ品種が生まれています。



さて、メキシコ生まれの「ポインセチア」ですが、お気に入りの環境は、やはり故郷に近い状態。

そのため、

  • 10度以上の気温を保つこと(できれば15度以上)
  • 与える水の量に気を配ること(乾燥気味の水管理を)
  • 日光によく当てること

これは絶対条件となります。


寒さや湿っている環境が苦手で、日光を浴びることが大好き。


さすが、メキシコ出身。

ここを怠ってしまいますと、上手に育ってくれません。

結構繊細なのです。


つまり、1年中外に出しっぱなしにしていても咲いてくれるような花ではないのですね。

栽培難易度は、ある程度高くなります。



また、さらに繊細な部分が、先ほども書きました通り「短日植物」であるというところなのです。

「短日植物」とは日照時間が短くなると花を咲かせる植物のこと。


「ポインセチア」の開花期は11月~1月ですが、



「日照時間が短くなる」=「冬が来た」



と判断し、花芽をつけ葉が色づいていきます(「短日植物」がすべて葉を色づけるわけではありません)。


ここで必要となってくるのが「短日処理」などと呼ばれる作業。


大自然の真ん中で育っているわけではないので、人工的な明かりなどがジャマになってしまうのですね。


冬が近づけば日照時間は当然短くなるのですが、街灯の明かりや室内の明かりはついたまま。

すると彼らは、



「なんだ、まだ冬じゃないんだ。じゃあまだ咲かなくていいや」



という大間違いの判断を下してしまい、



──「花芽もつけず、葉も色づかず」



のままとなってしまうのです。


段ボールなどで覆い、一定時間光を遮ることが、葉を色づかせるには必要不可欠となってきます。


特に「プリンセチア」は、ここに繊細で、



「1日でも遮光を忘れると、花芽がつかない」



とも言われるほど。


具体的には色づかせたい時期の約2か月前から、夕方から朝にかけての12~13時間以上、明かりを遮ります。


1か月間遮光を続けたのち、ある日1日だけ遮るのを忘れてしまった、などの場合、厳密にではありませんが、またその日から2か月遮光、といった感じです。


これは ── ちょっと泣きたくなります。
(※「ポインセチア」は、ここまで神経質ではないものが多いそうです)


また「日当たり」も大事。


日当たりがよくない場所に置いておくと、下の方の葉から枯れていきます。

ですので、夕方から朝にかけては遮光をしますが、日中は十分な日光浴が必要。


そのため、移動がスムーズなように鉢植えにするのが一般的なのです。

できれば、ずっと室内で育てるのが理想かと思います。


暖かい時期(10月くらいまでが限界)には外で育てることもできなくはありませんが、今度は「明かり」の問題も出てきます。


覆っている段ボールが、夜中のうちに風などで飛ばされる……泣くに泣けません。


また、あまり頻繁に移動させるのもストレスになってしまうのですね。

葉の落ちる原因ともなりますので、ご注意ください。



ここまでが、大まかな「ポインセチア」の特徴や育て方の基本部分です。

「プリンセチア」も「ポインセチア」の品種のひとつなので、基本的に育て方に大きな違いはありません。



── 思っていた以上に手間がかかるのですね。



「手のかかる子ほどかわいい」


ということなのでしょうか。


ズボラさんには育てるのはキツイかも……つまり私にはムリかも……


と思ってしまうレベルです。



でも、クリスマスには「ポインセチア」か「プリンセチア」を飾って華やかな空間でうっとりしたい!!

そして、次の年のクリスマスにも綺麗に色づいてほしい!!



── 続いてそのための育て方諸々についてです。


面倒に思えるかもしれませんが、実際にはその方法を「忘れなければいい」だけです。


やるべきことをやるべき時期にやっておけば、それ以外の時期はそれほど大変でもありません。


短日処理には、ちょっと神経を使いますが、ほんの2か月間の辛抱です。


後は、以下に挙げる諸々に少しだけ気を配るだけ。



では「ポインセチア」「プリンセチア」の育て方のポイントにいってみましょう。

プリンセチア

育て方のポイントはこちら!


砂漠とサボテンの国「メキシコ」!(本当はジャングルや、雨季と乾季もある国です。あくまでイメージ)


ですので、先ほども書きました通り「ポインセチア(プリンセチアも)」は、

  • 暖かく、乾燥気味な環境を好む
  • お日様大好き

な植物。


犬や猫でも、日本に昔からいた「和犬」「日本猫」の方が、比較的病気になりにくい、とされているのは、気候・風土に順応しながら長い歴史を過ごしてきたからです。

元々いた場所の環境が一番心地いい。



── さて、皆さまの多くはクリスマスシーズンに店頭に並んだ「ポインセチア」を購入するかと思います。

ここから「ポインセチア」との共同生活が始まるわけです。


  • 12月: ポインセチアの「休眠期」


大体11月から翌年3月までが、ポインセチアの生育が鈍る「休眠期」に当たります。


ポインセチアが元気に育つには20度以上の気温が必要。

この時期は生育するには寒すぎです。

ですので、水もほとんど飲んでくれません。

普段からそれほど水分を必要としない植物ではありますが、この時期は特に水やりを控えめにしてください。


せっせと水やりをすると、根が腐ってしまいます。

葉の色が黄色っぽくなってしまうこともありますので注意です。


休眠期には土が乾いてきたかな、と思ってから3~5日後に水やりをするくらいで十分。



実際に水をあげてみるとおわかりいただけるかと思うのですが、ポインセチアが休眠期であることを別にしても、冬場は土が自然に乾くのにも時間がかかるのですね。


特に新芽が出るころまでは、本当に水分を吸ってくれなくなります。


加えて乾燥に強い植物であるため、水のあげすぎにはくれぐれもご注意ください。



また、水やりの時に葉や茎に水がかかってしまいますと、傷んできてしまいます。

株元に注ぐようにしてあげてください。

その水もできれば暖かいものだと、さらにポインセチアが喜びます。


肥料も同様。この時期はあげなくて大丈夫。

ポインセチア、お休み中です。


ただし、寒さ対策は万全に。

5度以下になると、あっという間に枯れてしまいます。


日中はできるだけ日当たりのいいところに置いてあげたいのですが、窓の近くなど外気が入り込んで寒くなる場所はNG。

特に夜間は絶対にダメ。


この時期最も優先すべきは「暖かくすること」。


10度以上を保てる環境で育ててあげてください。

暖房の効いた部屋、夜間であれば、その部屋の中央で管理です。
(あまりにも寒い日でなければ、夜間には暖房を消しても大丈夫です)


ただし、その暖房の風が直接当たる場所での管理はダメ。


自然の乾燥には強いのですが、エアコンによる乾燥は話が別です。

比ではないほどの乾燥状態になってしまいます。

葉が落ち、枯れてしまう。


寒暖の差にも弱いので、1日を通してそれほど気温の変化のない環境で育ててあげることも大事なポイントとなります。



このような状態と管理が3月当たりまで続きます。

きっちり「月」で括るというより「気温」ですね。


暖かくならないとポインセチアは活発な生育期を迎えません。

かといって、まったく無活動ではないため、寒い間は最低限の水やりはする、といった感じです。



結構ポイントが多いですが、冬を越すことが最大の山場なのです。


そして4月(といいますか春、というか、暖かくなってから)になり、ポインセチアは「生育期」に入ります。

良かったです。

ここまでくれば一安心。


この時期のポイントは、やはり「水やりの管理」


冬ほどでないにしても、水のあげすぎは根を腐らせてしまいます。

毎日定期的に水やり、ではなく、



「土が乾いてからたっぷりと」



これ、鉄則です。


本当に乾燥した環境を好むのですね。


生育期なので、活発に活動中。

ですので、冬場に比べ土も乾燥しやすくなっています。

でもあげすぎ注意。


考えようによっては、手間がかからないのかも……です。


気温への注意も冬場と条件は変わりません。


春でも寒い日は寒い。

たまにコートをしまったことを悔やむような日もあります。

そんな時にはポインセチアにも、しっかり寒さ対策をしてあげてください。



10度以上を保つ。

5度以下で枯れます。




そして、この時期4月~5月にかけ(目安は気温が20度近くなっていること。地域により異なります)、植え替えと剪定を行いましょう。


活動を始めたポインセチアに存分に育ってもらえるよう今までのものより一回り大きな鉢を提供。


古い鉢から株を抜き出します。

古い土を3分の1ほど落とし、根もほぐしてあげましょう。

伸びをさせる感覚ですね。

小さな鉢(購入時には小さめの鉢に入れられていることが多いです)で縮こまってしまった手足をマッサージ(根ですが)。


傷んでいる根があれば切ってしまってください。


そのまま用土を入れると鉢の底からこぼれ出てしまいますので、網を敷きます。

その上に鉢底石(軽石など)。2,3センチ程度敷きます。

さらに用土を少し。

そして株。

鉢と株の隙間を埋めるように、用土を入れていきます。



さて、この「用土」ですが、ポインセチアが好むのは、

  • 「水はけがよく、水もちもいい、有機質に富んだ土」
     →「赤玉土(中粒)5」:「腐葉土 3」:「酸度調整済みピートモス 2」
    プラス「リン酸分を多く含む緩効性化学肥料など」

上記のような配合での土づくりが一般的かと思います。


ポインセチアにも多くの種類がありますので、それぞれによりあった配合があるかもしれません。

購入の際に、お店の方などに相談してみるより安心。


また、市販されている草花用の培養土などを使用することも可能です。



そして植え替えと同時に行うのが「剪定」。

ポインセチアの場合、剪定というより「切り戻し(切り戻し剪定)」ですね。



こんなに大事に育ててきたのに切っちゃうの……?



な気持ちはわかるのですが、ここは思い切っていきましょう。

全体の半分の高さ程度になるまで、もしくは、土の上に出ている節を2つか3つ残し、バッサリ切ってしまってください。


これはポインセチアにとって、非常に重要なことなのです。


切り戻しにより株を身軽にすることで、植え替えの際の負担を軽減。

早く元気になります。


また、このことにより「脇芽(葉や茎の付け根から出る芽のこと)」が増え、将来的に葉や枝の数も増えていくことになります。


切り戻しを行わないままですと、株の上の方にだけ新芽が出ることになり、重心が上の方に寄ってしまうのですね。



切り戻し直後の姿はちょっと無残ですが、今後の株の生育を良くするためでもあるのです。



やるとやらないとでは大違い。

といいますか、ワンシーズンだけでなく毎年綺麗に咲いてもらうためには、切り戻しをしない、という選択肢はないのです。



植え替えと切り戻しは、ポインセチアの生育が活発になる前に済ませておくのがポイントです。

ですので、休眠期から覚めた直後、もしくは直前のこの時期に行ってください。



ここでも一つ注意点があります。


ポインセチアの枝を切ると白い樹液が出てくるのですが、これに素手で触れてしまいますと、大抵の人はかぶれます。
(稀にかぶれない方もいるようです)


微量ですが、毒性があるのですね。

必ずゴム手袋着用で植え替え・切り戻し作業を行うようにしてください。


これは葉も同じ。


葉から出る白い液にも毒はあります。

室内で育てることになると思いますので、ペットや小さなお子さんが不用意に触れてしまわないよう、ご注意ください。


またポインセチアの葉は、少しこすれただけで簡単に傷ができてしまいます。

そこから黒く変色。

置き場所にも注意が必要です。


頻繁に人の通る所や、カーテンなどが触れてしまう位置には置かないようにしてください。



これらは、こうして書くと(読むと)面倒な気がしますが、実際にやってみると、それほど大したことではありません。


せっかく冬を乗り切ったポインセチア。

活発に活動を始める前に、チャチャッと広い場所に移動させてあげ(植え替え)、動きやすいよう身軽に、かつ成長を助けるために切り戻しを行うだけです。



そして、活動を始めたポインセチアには「栄養」が必要となってきます。

肥料ですね。


目安は「20度以上」

ポインセチアが活動し始める気温です。

  • 5月から7月にかけては「薄めた液体肥料」を月に1回
  • 8月から10月には月に2回程度「緩効性化成肥料(固形肥料など)」



を与えてあげてください。



さて、続いてはポインセチアの増やし方。

「挿し木」とも呼ばれます。


切り戻しを何月に行ったかでも違いが出てきますが、適している時期は6月。

  • 新芽のついた枝を5~10センチ程度に切り取る
     → 切れ目を斜めにし、水洗い。

  • その後しばらく(1時間くらい)水につけておく
     → 例の白い樹液が根付きを悪くするため。出なくなったらOK。
     → 葉は、上部の3,4枚以外は切り落としてしまってください。

  • 用土を入れた鉢などに上記枝を挿す(割箸などで先に穴をあけておくとスムーズに入ります)

  • 暗すぎない日陰で、土が乾いたら水をやりつつ管理
     → 1か月程度で、根が出てきます。
     → 適当な大きさの鉢に植え替え、2か月後くらいには、一度切り戻しで脇芽を増やすようにしてください。

たくさん増えると楽しいです。


ですがこれ(挿し木で増やすこと)、実はかなり難易度が高いようなのです。

ですので、成功しなくても落ち込んではダメ。



このように生育期は「4月から10月」


水をあげすぎないことが基本的にはポイントとなります。


そして「植え替え・剪定(切り戻し)」、余裕があれば「挿し木」です。



その他時期的なポイントが「梅雨時」と「夏超え」です。



梅雨時は雨が続くため(当たり前ですが)湿気が多くなります。



「ポインセチアは湿った環境が苦手」



ですので「生育期」ではありますが、この時期はあまり水を飲んでくれません。

土自体からも水分は蒸発しにくい状態。

少し水やりを控え気味にしてあげてください。


「水やり」事情がポインセチアは本当に厄介なのです。

  • 冬の休眠期(11月~3月): 土が完全に乾いてから3~5日あけて水やり
  • 春から秋にかけての生育期(4月~10月): 土の表面が乾いたらたっぷり水やり(定期的にではなく。この時期は表面が乾いていれば中まで乾燥した状態になっています)
  • 生育期の中の梅雨時: 土が乾いたら水やり、というスタイルは「生育期」と変わりませんが、土が完全に乾くまでに時間がかかります。水やりの頻度は少なくなります。

ですね。



そしてもう一つの「夏超え」。


最近の夏は本当に暑いです。

人もバテますが、ポインセチアも「芽とび」と呼ばれる状態に陥ることがあるのです。

「芽とび」とは、



「35度以上になると、脇芽が出なくなる」



脇芽が出なくなってしまいますと、葉や枝の数を増やしてくれなくなってしまいます。

品種によってもこの症状の出やすさには差があるのですが、なるべく涼しい状態で管理してあげてください。



よくよく考えますと、人間や動物と一緒。

暑すぎれば具合も悪くなるのです。


暑い時間は日陰に置き、午前中だけ日向で過ごさせる、などの配慮が必要です。

繊細なのですね。



また、この時期は暑さで水もよく飲んでくれます。

放っておいても気温が高いので水分はどんどん蒸発していきます。

「梅雨時」同様、



「土が完全に乾いたら水やり」



は変わりませんが、この時期は逆にその頻度は上がります。

水切れを起こさないよう、注意してあげてください。



さて、クリスマスシーズンに出会ったポインセチアとも、だいぶ気心が知れた仲になってきました。

もうここまで来たら、何としても今年のクリスマスにも赤と緑の鮮やかなコントラストを見せてもらいましょう。
(※「プリンセチア」なら「ピンクや白と緑の可憐な色合い」)

★ いよいよ「短日処理」」です!


  • 短日処理: 一定の日光に当てた後、それを遮断することで「冬が訪れた」と錯覚させ、葉を色づかせること

人工的にこの状況を作るのですね。


先ほども書きました通り、ポインセチアはこの習性を持つ「短日植物」。

  • 短日植物: 日光に当たる時間が短くなることで花芽をつけ、葉を色づかせる植物

ですが、



「人のいるところ、明かりあり」



なため、そのままではこの特性は現われません。


そこで前述の通り「段ボール」や「発泡スチロール」などで覆い、光を遮ってあげるのですね。


クリスマス来る頃にはぜひとも葉を赤く(プリンセチアなら白やピンク)色づけて欲しい。

ですので、「マイナス2か月」で10月頃から遮光を行ってもいいのですが、



「できれば、長く色づいた姿を楽しみたい」

「開花期は11月から1月」




ということもあり、9月頃から短日処理を施していくのが一般的です。


毎日夕方から朝まで(17時から朝の7時頃まで)段ボールなどで完全に光をカット。


この作業は非常に大事なポイントになるものですが、特別に難しいことをするわけではありません。

ただ、この処理法を知らないと、



「去年買ってきた時には葉の色は赤かったのに、何で今年は緑のままなの?!」



というポインセチア・マジックな状態にハマることになってしまいます。


二度目ですが、短日処理自体は全く難しい作業ではありません。

が、この作業なくして葉の色づきはありえないのです。

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「プリンセチア」「ポインセチア」のアレコレをまとめる!


確かに放っておいてもそれなりに咲いてくれる花などに比べると「ポインセチア」「プリンセチア」は手間がかかります。

ですが、言うほどの手間でもないような気がしてきました。


そして何より、ある程度の手間暇をかけ葉が色づいた時の感動は凄そう。



今回は、


「店頭でクリスマス時期に購入」


からの流れで書かせていただいていますが、株から購入することもできますので、12月だけでなく育て始めることは可能です。



ではここで、もう一度「ポインセチア」「プリンセチア」についてのおさらいです。

簡単にまとめていってみましょう。

2つの違いは?


  • ズバリ「葉の色」です
     →「ポインセチア」には品種改良によるいくつもの品種があり、そのうちのひとつ「葉の色がピンクや白のもの」が「プリンセチア」です。

上手に育てるには?


「ポインセチア」はエジプト原産の植物です。

ですので、

  • 暖かくて乾燥した環境を好む
  • 日光に当たることが大好き


この2つの特徴を踏まえ、

  • 水をやりすぎない
     →「休眠期」は土が完全に乾いてから3~5日あけ、水やり
     →「生育期」でも毎日定期的にあげるのではなく、土が乾いていたらたっぷり水をあげる

乾燥気味に水やりの管理をすることがポイントです。


また、夏の暑すぎる時を除き、できるだけ日光浴をさせてあげてください。

ただし、冬場はポインセチアにとっては「異常に寒い」環境であるため、

  • 「暖かさを保つ > 日に当てる」

に気をつけて育ててあげることも大切です。


最低でも10度以上の気温を保てる場所で管理。

5度以下になると、枯れてしまいます。


暖房の効いた部屋で育てることになると思いますが、直接エアコンの風が当たらないよう注意することも忘れずに(これは夏の冷房時も同じ)。

  • 水(控えめの水やり)
  • 気温(最低でも10度以上。20度以上になると活動を始めます)
  • 日光(できるだけたっぷりと)

以上3つが上手に育てるポイントとなります。

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終わりに……


クリスマスカラーのポインセチア。

可憐でプリンセスのようないでたちのプリンセチア。



勝手に自力であのような色になると思っていましたが ── 大間違いでした。



「ワンシーズンだけの植物と割り切る」



毎年買い替える、というのも当然アリです。

何がなんでも「来年も!」でなくていいのですが、もしも「やっぱり来年も!」の場合には、ぜひぜひ植え替えや剪定(切り戻し)、挿し木にも挑戦してみてください。



綺麗に色づき、皆さまの、



「おぉ! ちょっと苦労したけどなんて感動的なのかしら!!!」



に少しでも貢献できていましたらうれしいです!



今回も長文失礼しました。

最後までおつき合いいただき、本当にありがとうございます。


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