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……大丈夫ですか? 顔がニマニマしっぱなしですよ!


だって、見越して大画面テレビ買っちゃったし!


羨ましい! 何インチですか?

なるほど、さては夏と冬、最大のイベント「ボーナス」ですね!

給料


さて、その「ボーナス」。「寸志」や「賞与」として支払われることもあります。

皆様の会社ではどの名称で支給されていますか?


どの名目であったにせよ「給料とは別に」頂いていたそれら。


「寸志・ボーナス・賞与」、臨時的に貰える、それらの違いや相場についてのご解説です。

よろしければ「臨時的にあげる」企業側の方からの思いなどもお知りいただければと思います!


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寸志、ボーナス、賞与、なにが違うの?


サッパリと言いますと、明確な違いはないのです!


もちろん、その会社で「ボーナス」と「寸志」または「賞与」と「寸志」などを別々の機会に使い分けて支給している、などであれば、その会社のルールの中では、しっかりと分けられているものとなります。

ただ、労働法、その他でも、2つを規定する特別な法律はありません。

どの名称を使うかは、創設者、企業の定義によるものなのですね。


企業側に課せられるのは、作られた就業規則には従わなければならない、という法律上の義務です。


ただし「ボーナス」にせよ「寸志」にせよ、支給する規則は必ずしも規定する必要はありません。

何だか回りくどくなってきましたが、要するに「寸志」「ボーナス」「賞与」は、いずれにせよ企業側からの善意の臨時的な報酬(ご褒美)、なのです。

法律で「支給しなければいけない」という規定がないにもかかわらず、企業側が就業規則に敢えて組み込み、支給してくれていたものだったのですね。

♦賞与(ボーナス)支払いは、そもそも会社の義務ですか? (労務相談)



ですが、それらがそれぞれの「ことば 名称」として定着した現在では、

  • 賞与(ボーナス) / ボーナス(賞与): 定期給とは別に支払われる、特別な給与のこと。一般に夏と冬の年2回
  • 寸志: 目上の人から目下の人に、感謝の気持ちを示したもの(少額)、心ばかりの贈り物
のイメージがあります。

法律上では違いのない3つの臨時報酬。

けれど、企業側の就業規則では、あれこれの違いがあるようです。

では続いて、それらの違いを少し具体的に見ていってみましょう!

寸志と賞与? 同じじゃないの? 金額の相場は?


明確な違いはない、と書きましたが、実際には「寸志」と「賞与」を分けて支給する企業は多いですね。

また、企業によっては「賞与」ではなく「寸志」で統一されているところもあります。

では、その分けられているポイントとなるものは、一体どこなのでしょう?

寸志とは? 金額の相場は?


歓迎会や送別会などで上司が部下に「これで楽しくやりなさい」などと言って手渡す少額のものや、葬儀等のお手伝いをしてくれた人たちにお礼として渡す、少額のものなどを「寸志」とする場合があります。先ほども書きました「目上の人から目下の人への感謝の気持ちを示したもの」に当たるものですね。大体5千円からの少額が相場です。

「寸志 = 少しばかりの志」といった感じです。例え5千円でも、ありがたいです。この場合、報酬というよりどちらかと言えば完全に臨時の「お小遣い」のような感じでしょうか。


また、本来なら「賞与」を支給する場面でも「寸志」が支給されることがあります。

賞与をもらえる条件の勤務日数をまだ満たしていない新入社員さんや、パートやアルバイトさんへの場合です。
「賞与」の代わりに新入社員さんなどに支給されるものが「寸志」となります。

金額の相場は一般に数万~5万円程度。

決まりがあるものではありませんが、この場合「賞与」の条件を満たしていないための「寸志」ということなので、当然「賞与」よりは少なくなります。


さらに、それほど大きくない企業・会社などでは「賞与」というほどは出せないけど、何とか日ごろの勤務に感謝の意を表したい、と考える社長さんなどから、賞与の代わりに「寸志」の名目で支給されることもあります。

金額は多くないかもしれませんが、まさに「心ばかりの贈り物」。その気持ちがけっこう嬉しかったりするものです。


金額の相場は、飲み会等で上司から渡される「お小遣い的寸志」も含めますと、5千円から5万円が一般的な金額です。


しかし、企業側のこだわりで上記でいうところの「賞与」を「寸志」とあえて呼ぶところもあります。

他社勤務の方には「それが寸志だったら賞与は一体いくらもらえるんだ?」とびっくりされてしまいそうですが、そういった場合の「寸志」は、もちろん金額的にも「賞与」と同じ、とお考え下さい。

△賞与とは? 金額に相場はあるの?


査定があり、前年度の会社への貢献度から支給額が決定する「賞与」。業績などに対して、賞を与える感じですね。

ですので支給額は決められていません。


また受給資格もあります。


まずは「支給算定期間」の在籍。査定に必要な決められた期間中に継続して在籍していることです。

例えば一般的なもので「10月~3月」「4月~9月」の2つに分けられ、その間その会社に在籍していることが条件の一つです。

それぞれの結果が「6月の賞与」「12月の賞与」となり、大画面テレビなどになるわけですね!


金額は決められてはいないものの、1か月のお給料×X(×3や×0.5など)という形をとるところが多いようです。

本来なら金額同様、回数も定められているものではありませんが、上記のように夏・冬の年2回が一般的です。
(ですので先ほどの「新入社員さん」などは、評価の対象となる日数が少なすぎるため「賞与」の支給のしようがないことがお分かりいただけるかと思います)


もう一つの条件は「従業員区分」といわれるもの。正社員か、アルバイト・パートか? などの違いです。

ほとんどの企業では「賞与」は正社員に、アルバイト・パートさんには「寸志」として支給、となっています。


またさらに「賞与支給日に在籍しているか」の条件があります。支給日は年2回ですね、算定期間が終わってから支払日までの間が空いています。その間に退職した場合などのことです。

もちろん4月に入社して翌月退職、などではもらえないのは当たり前なのですが、前述の「支給算定期間」の勤務あるものの「懲戒解雇」や「自己都合による退職」などの場合、支払われないことがほとんどです。


会社の規定によって変わってくるものなので、一度何気なくチェックしてみてはいかがでしょう(聞きづらいとは思いますが)。

寸志とボーナスの違いは?

「賞与」と同じく「お給料とは別に特別に支払われる給与」である「ボーナス」。

だけどそんなにはあげられないんだよなぁ……でも気持ちだけでも! の「寸志」。



その関係は「寸志と賞与」の関係と変わりません。


また新入社員さんには「寸志」で、それ以外の社員さんには「ボーナス」で、という場合の区別も「寸志と賞与」の場合の区別と変わらないのです。


何となく……すみません。
でも、変わりがないのです……

賞与とボーナス、もしかして同じもの?


さすがです、鋭いですね!!

ほとんど違いはありません。


唯一にして最大の違いは「文字」。

生い立ちと言いますかそれぞれの歴史に違いがあったのです。

△賞与の歴史


日本が制定した制度となるこちらの「賞与」。


なんと、江戸時代が起源となります。古い! いや、歴史があります!

「お仕着せ」という言葉を聞いたことはありませんか? 今ではあまりいい意味で使われないことの多い言葉となっていますが、実は当時の商人さんが奉公人さんに、お盆と年末に2回、衣服を支給していたことからくる言葉です。


また「お仕着せ」は「四季施(しきせ)」が転じたもの。幕府が役人に等、主人が身分の軽い(低い)者に仕事着を支給していたことを指します。

現在の「賞与」と同じように、通常の給料(当時で言えば「役料・役金」)とは別に支給されていました。

その後時代は流れ、衣服以外、夏は「氷代」、冬には「餅代」として支給されるなど、「特別手当」的なものが今の「賞与」のもととなっています。


商店などでは「いいんだよ、餅代なんだから取っときなよ!」など、今でも普通に使っているところは多いですね。

確かに「はい、ボーナス」と言って手渡されるより「餅代」と言われた方が受け取りやすかったりもします。そう考えると、「寸志」的な気もしますね。

何とも雇い主さんの感謝の気持ちが伝わってくる言葉です。


「賞与」は江戸時代、日本発祥の「お仕着せ」から始まり「氷代・餅代」がもととなった言葉なのです。

△ボーナス・ヒストリー


「ボーナス」はもともとラテン語の「Bonus(ボヌス)」。

ローマ神話の成功と収穫の神様「ボヌス・エヴェレントス」を指した言葉です。

「ラッキー」や「特典」「おまけ」などの意味も持っています。


さてさてそれはさておき、欧米で「ボーナス」と言えば、私たちがイメージしている「ボーナス」とはだいぶ趣が異なっており「仕事でいい成果が出た時に従業員に還元されるもの」といった意味合いのものを指します。

今の日本のように年に何回、などではなく、出来高に応じて出されるものなのですね。


日本で初めてその欧米式の「ボーナス」を取り入れたのは「三菱」です。


当時三菱は船会社として「上海航路」を開発。

さらに米国パシフィック・メイル社、英国ピー・アンド・オー社とのビジネス戦争に勝利! そこで社員の奮闘をたたえようと支給されたのが欧米式の賞与、つまりボーナスの始まりでした。1876(明治6)年のことです。


けれど現在のように毎年のもの、として制度化されるようになるのはさらに時を経た1888(明治21)年のこと。それもお給料の1~3割程度だったといいます。

初めは欧米式の成果への報酬だったのですね!


現在のように夏と冬に支給されるようになるのは、第2次世界大戦後、社会も安定し、また労働運動なども盛んになっってきた頃です。夏と冬が一番家計での出費も増える時期だ、ということで「年に2回、夏と冬に」のスタイルになっていったわけです。


つまり、ここで「ボーナス」と「賞与」は、ほぼ同義、となったのです。

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寸志とボーナスと賞与の細かな違いと比較! 金額の相場も!


3つの特別報酬、何となく違いが掴めていただけたでしょうか。
では、金額の相場も含め上記の3つの細かい違いなどを比較しながら見ていってみましょう!

いつ頂けるのでしょうか?


  • 賞与・ボーナス: 一般的に夏と冬の2回

  • 寸志: 新入社員の場合なら、2年目以降の社員が「賞与(ボーナス)」をもらうタイミングで / 歓送迎会などで、上司が部下に渡すことも・葬儀などのお手伝いのお礼としても(特別に決められていない場面でも「寸志」は比較的よく登場します

どうして頂けるのでしょうか?


  • 賞与・ボーナス: 業績や会社への貢献度に感謝しているからですよ! 査定はしますが。

  • 寸志
    △在籍していた期間など査定の対象となるにはまだまだ足りませんが、新入社員の皆さんも我が社の一員ですので! また、パートやアルバイトさんだって、いつも頑張ってくれてますから!

    △本当は「賞与・ボーナス」的な金額で支給したいほど皆さんの働きには感謝しているのです! ですが、いかんせんそれほど会社自体に儲けが出ていなくて……。(気にしないでください! 十分ありがたいです!)

    △飲み会? 一緒に行かれれば奢ってあげられるんだけど今日はちょっとはずせない用事があるから、これ、少しだけど足しにして! / 今日はお手伝いに来てくれて、本当にありがとう。これ、少ないけど、ぜひ受け取ってください。

    △ 上司が部下に対して何らかの謝意を伝えたくなったから(「寸志」はあくまで目上の者が目下の者へ、が常識です)

頂ける条件ってありますか?


  • 賞与・ボーナス: あります!
    △まずは「支給算定期間」。在籍(勤務)日数が条件をクリアしている必要があります。

    △企業によりそれぞれですが、正社員であったり、契約社員なら年俸制であるなど、条件が定められているので、それを満たした「従業員区分」をご確認ください。

    △退職した場合なども、退職時期により支給されるラインが変わってきます。いつからいつまでを算定期間の区切りとしているか、を知っておいた方がいい場合もありますので、できれば一度チェックしてみてください。

  • 寸志: 特にはありません(どうしても「賞与・ボーナス」の時期に「寸志」が欲しいなら、新入社員やパート・アルバイトなどである必要はありますが)。

手渡しで頂けるんでしょうか?


  • 賞与・ボーナス: 手渡しがいいですか? 帰り道が心配です。銀行振り込みが一般的となります。

  • 寸志: ほとんどが手渡しとなります。振込や引き落としの手数料(その負担が会社・社員側どちらだとしても)が支給額の少量な「寸志」だけに無駄に感じられます。手渡しなら、支給額・受給額は手数料なしに「寸志まるごと」となります。
    また、飲み会への寸志など、いちいち振り込んでいる場合ではありません。振込み、引き落としをしているうちに、乾杯は終わっています。

下世話な話ですみません、相場を……


  • 賞与・ボーナス: 決まった額はありませんが、目安としては大体今貰っているお給料の何か月分か、といった形での支給となります(もちろんかけられる月が「1」よりも少なくなれば、1か月分のお給料より賞与やボーナスが少なくなる場合もあり得ます)。

  • 寸志: こちらも企業により一律ではありませんが、新入社員さんやパート・アルバイトさんに「賞与・ボーナス」の代わりとして支給される場合には数万~5万前後が相場です。
    飲み会等に上司が出す形での寸志、お葬式の手伝いへのお礼などの寸志も含めますと、5千円~5万円というのが一般的です。


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終わりに……


時期が来たら自動的に支給されるシステムかと思っていた「賞与・ボーナス」。

「寸志」ってホントに寸志だよなぁ、少なっ! などと単純に思っていましたが、これからは「お気持ち、頂戴いたします」などと神妙に押し頂きたい気分になってきました(私は確かに単純な人間ですが)。


いかがでしたでしょう。

3つの「ご褒美」、違いが見えてきましたでしょうか?

皆様の「なるほど!」に少しでも貢献できていれば幸いです!


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