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コンビに行くけど、なんか買ってきてほしいものある?

えっとじゃあ「中華まん」2個お願いしよっかな~。ありがと、大好き! えへへ。


………… …………


えー! なんで「肉まん」と「あんまん」なの~~! 信じらんなーい!

だって「中華まん2個」っていったら「肉まん」と「あんまん」のチョイスだろ、普通!?

なんで? どうして? だって「中華まん」を2個、って頼んだんだよ!

だから「肉まん」と「あんまん」だろ! なんだよ「ピザまん」とかが良かったのかよ!?

はぁ? 何言ってんの? だから「ちゅ・う・か・まん」だって!


しょうもないケンカ勃発。これ、当分終わりませんね……

饅頭


彼女は何を思って「中華まん」をお願いしたのでしょう。結構お腹が減っていたことしかわかりません……


3つの違いさえ知っていれば、こんな面白いケンカにはならなかったのに……うぷぷ。


「肉まん・豚まん・中華まん」の違いを解説いたします。


おいしいものは「お取り寄せ」してでも!


はい! 同感です!

通販で人気なのは「何まん?」や、ご自分で手作りしたい派の方には「基本の作り方」等もご紹介します!


ではでは、上の2人は放っておき、さっそく「3つのあれこれ」に行ってみましょう!


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「肉まん・豚まん・中華まん」はどこが違う?


サクッと言ってしまえば「肉まん = 豚まん」。「肉まん = 豚まん」=「中華まん」。


え? 全部同じ?


いいえ、ところがそうでもないのです。


「=」は「ニアリーイコール」に近いものでもあり「ほぼイコールではない」形でも使われているのです。


でも一応「イコール」。

「肉まん・豚まん・中華まん」関係は意外に微妙で、細かい違いに支えられているのです。


「肉まん」と「豚まん」の違いは、どこかで聞いたことがある方も多いかもしれません、「関東と関西の呼び方の違い」ですね。

これは正しいのです。でもそれだけでは終わらないところが「ニアリーイコール」の部分。

また「肉まん = 豚まん」は「中華まん」で間違いないのですが「中華まん」は「肉まんか豚まん」ではない場合もあるため、完全なイコールとはなりません。


……禅問答……?


このような結果、冒頭のカップルのようなおかしな誤解も生じてくるのですが、さて、この3つ。その「ニアリー」なところと「完全にではない」部分を、それぞれ分けて、もう少し詳しく見ていってみることにしましょう。

「肉まん」と「豚まん」の違いはコレ!


前述のとおり「関西(特に近畿)」では、それ以外の地域で「肉まん」と呼ばれている蒸し饅頭(まんじゅう)のことを「豚まん」と呼んでいます。


平安時代の後期から都として栄えた京都近郊の地域で、輸送や農耕に使われていたのは主に「牛」。関東などでは「馬」でした。

そのため、牛の育て方も上手でしたし、売買等仲介のシステムも早くから整っていたのですね。牛、大活躍です。


ですが「明治維新」を境に、「役牛」は機械化の波により段々と追いやられ「不要」なものに。

ちょっと露骨な気もしますが、当時の西での「牛鍋(すき焼きのこと)」の消費量は逆に増えていきます。


このような流れから関西にはいわゆる「ブランド牛」なども多くなったのでは、とも言われていますが、とにかく、こうした背景を持つ関西では「肉」=「牛」。このイメージがすんなりと定着、今に至っているわけです。


「カレー」なら普通に「ビーフカレー」のことを。関東などでは豚肉の使われることの多い「肉じゃが」などの「肉」も関西では「牛」。要するに「肉」といえば「牛肉」なのです。そして「豚肉」は「豚」、「鶏肉」は「かしわ」もしくは「とり」と表現されます。


ですので関西で「肉まん」といったら「牛まん」ということになってしまうのですね。これは誤解を招く! というわけで「豚まん」の呼び名の登場となるわけです。


「牛じゃなくて『豚肉使用』の饅頭だよ」で「豚まん」です。


そしてそれ以外の地方では「肉」=「肉全般」。よって「肉まん」が「豚肉使用」であることに、何の違和感もなければ誤解の生じることもないのです。


大阪名物の「蓬莱本館」や「551蓬莱」の「豚まん」。大人気ですね。

しかしこの「蓬莱」さん、かつては「肉まん」の販売もしていたこともあります。関西での「肉まん」、もちろん中身は「牛肉」でした。


「関西(特に近畿)と関東での呼び方の違い」とは「関西では『肉』といったら『牛肉』」の事情から生まれたものなのですね。


さてさて、寒い季節になるとコンビニなどに颯爽と現れる「肉まん」や「あんまん」。


?「肉まん」の横に「豚まん」が!!


なミステリと出会った方はおられませんか?

最近のコンビニでは、この現象がよく見られます。謎です。先ほどの話では「肉まん」も「豚まん」も「豚肉使用の蒸し饅頭」だったはず……


しかも隣りの「豚まん」の方がちょっとお値段もお高め。


見栄っ張りな人が高い方を買っていくことを期待して置いているとか? 万が一狙い……?


ついつい色々な妄想が駆け巡ってしまいますが、この違いが「ニアリー」部分なのです。

上記の「関西と関東の呼び名の違い」の他、同じコンビニ(お店)などで並んで販売されている場合の、区別の基準ですね。


お店によって多少の差はあるものの、一般に「肉まん・豚まん」共に使用しているのは「豚肉」のみ。ただし「肉まん」には牛や鶏のエキスなども取り入れ、複雑な旨味を出したものが多く、一方の「豚まん」では「粗目に引いた肉」「肉の量も少し多め」、また「特製豚まん」や「ご当地豚まん」など、味やカットの大きさなどで「豚肉感」を強調しているものが多いのです。ですので、お値段が少々高めに設定されているのですね。万が一狙いではないのです。 


少しごちゃごちゃしてきましたので、ここで一度まとめてしまいましょう。

  • 豚まん: 関西(特に近畿)での「豚肉使用の蒸し饅頭」の呼び名
  • 肉まん: それ以外での地域での呼び名

    ◎一緒に販売されている場合は?
  • 豚まん:「豚肉」で勝負!
    → 大きめのカット( のひき肉など)や使用する豚肉の量を多めにする、または「特製豚まん」「ご当地豚まん」など、こだわりの肉や味等、それぞれの特徴を出しています。そのため値段設定は「肉まん」より若干お高め。

  • 肉まん: 使用している肉は「豚肉のみ」ですが、牛や鶏のエキス等を取り入れることも多く、複雑な旨味が味わえます。

じゃあ「中華まん」って何?


「肉まん」も「豚まん」も「中華まん」の一種。

「あんまん」も変わり種の「ピザまん」や「カレーまん」も「中華まん」。

「中華まん」とはこれら「蒸し饅頭」の総称です。


元となっているのは中国の点心料理の1つである「包子(パオズ)」と呼ばれるもの。


スチーマーで蒸すコンビニなどや、ご家庭の電子レンジで温めて食べるタイプの(中華まんの)生みの親とも言える「中村屋(現在は「株式会社 中村屋」)」さんの創業者ご夫婦が、中国への視察旅行中に出会った「包子」。


それを日本人好みの味に改良し「天下一品支那まんじゅう」として売り出したのが1927年。名称こそ「支那まんじゅう」ですが「中華まん」の始まりはここからです。


ちなみに「包子」とは具の入った点心料理の一種。似たようなものに「マントウ(饅頭)」というものもあり、こちらは具なしで、中国では主食として食べることもあるとか。日本でいう「蒸しパン」のようなノリでしょうか。

中国での呼び名が、また誤解を招きそうですが中国での「饅頭(マントウ)」の方ではなく、具のある「包子」が基、つまり肉や中華餡などの具の入ったものを指し「中華まん」だったわけです。

その後、具には様々なものが現れ「中華まん」は日本独自の食べ物へと変化していきます。そしてそれらすべてを「中華まん」と呼ぶのですね。


「肉まん・豚まん」は「中華まん」と呼んで間違いないのですが「中華まん」は必ずしもこれら2つを指す言葉ではないため「完全にイコールではない」となるのです。


冒頭のカップル。彼女の買ってきてほしかった「中華まん」は一体「何まん」だったのか? 知りたいような気もしますが、もうあまり関わりたくない気もします……


さてさて、ついでなので「中華まん(肉まん)」のもっともっと古い歴史を少しご紹介です。


220年ごろの三国時代。かの有名な「諸葛亮公明」さんが、戦の最中に氾濫した川を鎮めるために捧げて祭ったのが本当の始まり、とされています。


でも、なんで「お饅頭」? 川の神様ってお饅頭好きなの?


ということにしておいた方が後味がいいのですが、この「饅頭」は実は「人頭」の代わり。氾濫を鎮めてもらうことを願い水神に捧げるのは、それまで、本来なら人の頭だったのですね。


水神……怖い……それが普通に行われていたのかと考えるのも、もっと怖いです。


とにかく、公明の作った「ヒツジや牛の肉を小麦粉で作った皮に包んだ饅頭」で氾濫は収まり、同時に「中華まん(肉まん)」の原型も生まれました。何だか……色んな意味で、よかったです。

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ズバリ! これが「肉まん・豚まん・中華まん」の違い!


♦岡副麻希 コンビニ中華まん 食べ比べレポート      めざましどようび2016 11 05


微妙と言えば微妙な違い……ですが、実際に「肉まん」と「豚まん」をたべ比べてみると、想像以上に大きな食感や味の違いを感じることができます。

「百聞は一見に如(し)かず」です!(見るだけじゃダメですが。食べてみてください)


ではここで、もう一度3つのおさらい、そして「通販」、お取り寄せですね、人気のおいしそうな商品や「中華まん」の「豚肉使用」バージョンの基本の作り方等を見ていってみましょう。

3つの違いと関係


  • 豚まん: 具に「豚肉」を使った蒸し饅頭の関西(特に近畿)での呼び名
     →「肉まん」と一緒に売られている場合は、より「豚肉のカットが大きい」「量も多め」「特製、などこだわりの豚肉使用」「ご当地ものなど、はっきりした特徴あり」などで別物とされ、お値段も「肉まん」より若干高め。使われるのは豚肉オンリー。

  • 肉まん: それ以外の地域での呼び名
     → オーソドックスでありながらも、豚肉の他、牛や鶏のエキスなども入れた具には複雑な旨味あり。「豚まん」と並んでいる場合には、よりお手頃価格でのご提供。

  • 中華まん: 蒸し饅頭の総称。肉まんも豚まんも、あんまんもピザまんもカレーまんも……蒸し饅頭なら「中華まん」と呼んでよし。ただし「中華まん」という商品名で店頭に並ぶことはほとんどない(もっと具体的な、中身のわかる名称でないと、色々な悲劇が起きるから)

通販での人気者たちはこちら!!


これは日々順位などの入れ替わるもの、として、参考までにとなりますが、やはりその場に行かなくては食べられないものが人気のようです。


某大手通販サイトでは、1位から3位までを「551蓬莱」「蓬莱本館」さんが占めていました。

こちらは「豚まん」のほうですね。

大阪名物、ぜひ一度は食べてみたいです。じゃ、取り寄せるか、な感じですね。大阪にはすぐには行かれないけど、食べることは可能。通販、偉いです!


また「静岡 長太郎飯店」さんの「豚まん」、こちらは豚バラ肉を使った癖になる甘みがリピーターを続々と生んでいるようです。


関東の「横浜中華街」からは「聘珍楼(へいちんろう)」さん。「肉まん」の他、「海鮮まん」「野菜まん」などもあり、ここの「中華まん」はお饅頭自体のサイズが大きいのが特徴。その中にはやはり大きな具材がゴロゴロ。ものすごく魅力的です。


変わり種では「長崎名物 角煮まんじゅう」も人気。角煮のお饅頭です。おいしくないわけがありません!


こちらは通販ではありませんが「横浜中華街」では「肉まん」「豚まん」の他「アワビふかひれまん」や「いかスミチャーシュー包(パオ)」「パンダまん(チョコ風味のカスタード餡)」なども大人気。

「中華まん」……守備範囲の広さがものすごいです!

「肉まん」を作りたい! いや「豚まん」でも「中華まん」でもいい!


了解しました! この3つの違いは、要するに「具材」。ですので一般的な「豚肉使用」でいってみましょう。


ちなみに現時点(2017年1月末)では、レシピを紹介するサイトのほぼすべての傾向として、その投稿(紹介)件数は「中華まん」が「肉まん」から何とか逃げ切る形でトップ。共に「豚まん」との間に大差をつけています。


さて、そういったわけで一応「中華まん」の基本の作り方です。

    ◎「皮」の基本の分量(8個分)

  • 薄力粉: 300g
  • ドライイースト: 6g
  • ベーキングパウダー: 6g
  • 砂糖: 30g
  • 塩: 1.5g
  • ラード: 18g
  • 水: 150~165㏄ほど(湿度によって使用する量を変える必要があるため。目安は「耳たぶ程度の弾力」)


  • 初めに混ぜるのは「薄力粉・ベーキングパウダー・塩」です。軽くかき混ぜておいてください
  • 別の容器で水をゆっくりと加えながら残りの材料も混ぜたら、薄力粉などの入った方と加えていきます
  • 生地が手に張り付かなくなるくらいまで(10分程度)手早く混ぜたら、次はまとめていきましょう。ラップをして2倍くらいに膨らむまでそのまま放置です。部屋の温度にもよりますが、大体10分程度で膨らんできます
  • 指でちょっと押してみて、そのへこみが元に戻らないようならOK。切っていきます。ポイントは「生地を伸ばさず一気に切る」こと。包丁などでどうぞ。その後、カットの際の生地の傷みを馴染ませるため5分ほど休ませます。
  • 麺棒などで伸ばします。コツは中央に厚みを持たせること。具が包みやすくなります。

これで「皮」完成。続いて「具」です。

    ◎「具」の材料

    これはお好みで。フカヒレ、入れてもいいです。
    が、ベーシックな分量はこちら。

  • 豚肉: 150g
  • 長ねぎ: 3分の2本
  • 生姜: ひとかけ(約10g)
  • 白菜: 150g
  • 干しシイタケ: 小4まい
  • 塩: 小さじ2分の1
  • 酒 / ラード / 醤油 / ごま油: 各大さじ1

  • お気づきの方もいるかもしれませんが、ほとんど餃子の具と被りますね。同じようにこねます。具に関しては、それほど特別な工程はないのです。

    そのため、皆さんのアイデアの中には、具に「シュウマイ」をin、などもあります。

  • さて、具を包み、頭部分をねじるようにして閉じたら、いよいよ蒸していきます!
  • でもその前に二次発酵。最後のねじった部分がちょっと膨らむ程度を目安に10分ほど再び放置です。セイロの中で、蓋をして待ちます。
  • 蒸し器でも問題なしですが、蒸す際に余分な水滴が落ちるので、片側の蓋に菜ばし等を挟み、水分がもう一方に流れるようにしてください。
  • 15~20分くらい、強火で一気に蒸し上げます。
  • おいしい「中華まん」の出来上がり!

はい……結構面倒臭いです。
ですが、皆さん、時短のアイデアや代用品をフルに発揮し「簡単にできる中華まん」の数々をう生み出しているようです。

  • 蒸し器を使わず「フライパン」で。表面はカリッ(ここでも餃子方式ですね)
  • 電子レンジ代用で「フライパン」さえ使わずに
  • 先ほども書きましたが「具材にシュウマイ」を使う
  • 食パンを「皮」の代わりに

素晴らしい!! エクセレントです!「手作り中華まん」も、得意料理の一つになるかもしれませんね!


具には「豚肉」にこだわる必要はなく(中華まんなら)この際「チンジャオロース」とか「クリームチーズ」なんかはいかがでしょう。

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終わりに……


中国の点心料理「包子」を基として、様々な具材のものを作ったことにより日本独自のものとなった「中華まん」。


豚肉にこだわりたければ「豚まん」を名乗り、オーソドックスでありながら複雑な味を追及していくなら「肉まん」。中味が「カスタードクリーム」なのに堂々と「中華まん」であることを主張する、潔さ……


遊び心も備えつつ、確実においしいもの。細かい違いはあるものの、結局それが「肉まん・豚まん・中華まん」なのですね!


ただし、どなたかに買ってきてもらうなら「具体的に食べたい具材がわかるような伝え方で」だけはお願いします!


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