広告


河合塾・駿台予備校・代々木ゼミナール、「三大予備校」と呼ばれる3つの予備校(残念ながら2015年、「代々木ゼミナール」は事業縮小により全国に7校舎、また全国模試、センターリサーチが廃止されてしまいました)。

名前を聞いたことのない受験生の方はいらっしゃらないのでは? というほど有名ですね。


……だからこそ、どこがいいか悩んでるんです!

勉強


よくわかります!


予備校で合否が決まるわけではないとはわかってはいるものの、できるなら勉強しやすい環境で納得のいく授業を受け「やり切ったー!」と試験の終わった後には言いたいものです!


3つの予備校、違いや特色などをご解説いたします。

あくまで「違い」と「特色」ですが、皆様それぞれにより合う予備校を選ぶポイントの参考となれば幸いです!

頑張ってください。私、確かにまったく無関係な人間ですが、昔の自分を思い出し、結構本気で受験生の皆様を応援しています!


広告

河合塾・駿台・代ゼミ、ここが違う!


駿台50、河合塾90、代ゼミ90。


授業時間です。駿台以外は90分なのですね、これは慣れるまではかなり長く感じます(慣れればそれがリズムとなり、それに合わせた時間の有効活用などもできるようになります)。

ここは大きな違いです。


また文系に強い「河合塾」、理系に強い「駿台」などとも言われています。「代ゼミ」はかつては「講師の代ゼミ」と言われていました。


実際には特に文系・理系のどちらかに力を入れているわけではないのですが、このようなイメージから、志望校が理系なら駿台、などと生徒さんの方が選ぶ基準にされることも多く、結果、イメージ通りの文・理系の合格者比率になったりすることもあるようです。


さらによく言われるのが「駿台の机は狭い」「河合塾のテキストは充実している」です。


テキストの差は個人の主観的な部分も多くあるのではっきりとは言えませんが、確かに「駿台の机は狭い」です。


さてさて、よく聞く、または目で見てわかる「狭い机」以外にもそれぞれの特色を生かした違いはあります。

むしろそちらの方が重要となってくる違い。

ではそれぞれの予備校ごとにその特色を見ていってみましょう!

河合塾はどんな塾?


すべては一人ひとりの生徒のために」


河合塾のキャッチフレーズです。

そう掲げるだけのことはあり、管理体制は整っています。

チューターと呼ばれる担任が各クラスごとにつき、アドバイスを受けたり面談なども行ってくれます。

学習面で質問が出てきた時にはもちろん担当講師に直接質問することもできますが、常駐している大学院生に、いつでも(講師が帰宅した後や自習中など、もう本当にいつでも)質問することができるのも大きなメリットとなっています。


入試情報ステーションの充実も特筆すべきものがあります。情報量の豊富さは半端ではありません。


また「テキストの河合」などとの異名もある通り、広範囲に渡り頻出分野が扱われていて、参考書が必要ないほどの質の良さも河合塾の特徴。


けれど、ちょっとクセのある出題が多い大学などを志望するのであれば、そのための対策はそれぞれの過去問なども別にこなす必要は出てきます。


河合塾は「生徒の層が広く敷居は低い」などとも言われます。

難易度が易しめのコースも充実しているからです。誰もが難関大を目指して予備校に通うわけではないですので、これはメリットとも言えます。逆に言えば「物足りない」と感じる方も出てくるかもしれません。このことも選択する上でのポイントの一つになりそうですね。


さて1校だけ90分の授業ですが、導入から始まり講座があり、演習をもって終了の1コマとなります。

講座で得た知識を最後の演習で完全に身につけてしまおう、といった授業スタイルなのですね。そのための長さ、90分が必要となってくるわけです。

1コマが長いため、1日の時間割に比較的余裕ができます。その間予習復習に取り組めば、さらに効率のいい学習スタイルは出来上がります。


河合塾は駿台に比べると少人数、そのため個別サポートが充実しているのです。面倒見がかなりいい、といった印象があります。


さらに教務や各教科の講師の皆さんは、研究会も行っています。頼りになりそうです。

自習室や食堂などの設備もよく、個別指導などにも柔軟に対応してくれるのも嬉しいところです。

ちなみに席は自由。ですが、座席数は十分にあるので「座れなかった……」などと言うことはありませんのでご安心ください。

駿台はどんな予備校?


「第一志望は、ゆずれない」


気合が入っています。駿台のキャッチフレーズです。

駿台のイメージとしては「生徒同士がいい意味で刺激しあい競争意識を持っている」です。

理系の難関大を目指す生徒さんが多いのも特色の一つ。

「理系に強い駿台」という印象が根付いていて、そのため理系を目指す生徒さんが多く入学し、結果本当に「理系に強い駿台」になった感じですね。


医学部コースなどが充実しているため、難関大や理系の志望者は実際多いです。

まじめな生徒さんが集まるのかもしれません。生徒の質がいい、などとも言われています。

こちらの50分授業は、短いだけあって集中しやすいかと思います。


また、科目ごとに分野・テーマを分けて授業が行われ、テキストも細分化されています。

授業数は増えますが、細かく分けられたぶん理解しやすく、疑問点などもその場で解決することができます。

演習は演習で別に分けて行われます。
細分化された授業で、体系的にしっかりとした理解を得てもらおう、とする授業スタイルとなっています。


全国模試の難易度は高めです。

受けてがっかりするか、逆に気合が入りまくるかはそれぞれ。

授業なども全体的にハイレベルなものが多く、それがやる気を出させるか萎えさせるかも、それぞれの考え方となってきます。

予備校選びのポイントの一つとして「机が狭い……」よりもちょっと真剣に検討してみる部分かもしれません。


ちなみに駿台にはゆるキャラがいます。
「あ、そう」部分かもしれませんが、名前は「フロン太」君です!!

代ゼミはどんなゼミナール?


「志望校が母校になる」


いいですね。大好きなキャッチフレーズです!


冒頭にも書きました通り「代々木ゼミナール」は事業縮小により全国に7校舎、また全国模試、センターリサーチも廃止されました。


縮小されはしましたが、色々な特色のある「代ゼミ」。

いくつかのメリットと、縮小からくるデメリット等、挙げていきたいと思います。


まずはオリジナル・カリキュラムコースの充実です。

どしても苦手な科目だけ他の得意科目とは別に基礎から勉強する、というのは回りくどいようですが、確実に理解をし身につけるのに必要な手順かと思います。

決められたコースもありますが、科目ごとに自分のレベルに合う講義を受講できるコースがあるはメリットの一つです。

そのため単価ゼミも豊富にあります。


また映像授業も特色の一つ。河合塾・駿台と比べても多いです。どの校舎からでも本校講師の授業がサテライン(衛星通信方式の講義システムのことです)で受けられるのはかなりラッキーですね(でも講義を聞いて満足して終わりだとアウトです)


自習室などの設備もきれいに保たれ、落ち着いて学習に励めます。

時間単価ではなく全体的に見た授業料で言えば3校のうちでは一番安く、奨学金をもらいやすい、といったメリットも挙げられます。


ですが……やはり縮小は痛いです!


何と言ってもオリジナルの模試(独自模試)とセンターリサーチがなくなったことによるデメリ
ットは大怪我並みに痛いです。



模試は「駿台・河合塾」の提携している(ベネッセ・Z会)ものを受けられますが、旧帝大や早慶などを目指すのならそれとは別に、自分で費用を出し全国模試を受ける必要が出てきてしまいます。

また、センターリサーチの廃止は、情報量の差を生みました。

代ゼミに何があったのか?


♦【代ゼミ 事業縮小】代ゼミの事業縮小は必然だった【予備校】


大部屋に何百人も収容しての授業スタイルが売りだった代ゼミ。


少子化により生徒数が減ってきたことで、まず打撃を受けます。

肥大化した「代ゼミ」が迅速な対応に手間取る中、頭角を現してきたのは「今でしょ!」で一躍有名になった林先生のいる「東進ハイスクール」などの小回りの利く予備校でした。

こうして「代ゼミ」は新しいスタイルの予備校などからも徐々に遅れを取り始めることとなるのです。


またリーマンショック後、学生たちも、より就職に有利な理系学部や学費の安い国公立大学に狙いを定めるようになったことも受けた打撃のひとつでした。

「代ゼミ」は、私大・文系に強いとされていたのです。


三大予備校の中でも国立や理系にも強さを見せる「河合塾・駿台」に学生は集まります。


「代ゼミ」からの生徒離れ、加えて、創業者の「高宮行男」さんが2004年に体調を崩され、それでも亡くなる92歳まで現役を貫いたことも裏目に出てしまいました。

継承問題で戸惑う「代ゼミ」。


色々な要素が重なり、ついに2015年、「代ゼミ」は事業の縮小を余儀なくされたわけです。

(少子化は「代ゼミ」だけでなく、予備校そのものの存在価値をも変えていくのかもしれません。かつては「講師の代ゼミ」と言われていましたが、今では優秀な講師の引き抜き(駿台からも河合塾からも)で講師陣を固めた「東進ハイスクール」が「河合・駿台・代ゼミ」にプラスされた形で大手予備校に加えられています

広告

河合塾・駿台・代ゼミの特徴とポイントを比較!


それぞれの予備校による独自の特色。

どれがいいか、というより、どのスタイルが自分に合っているか、が大きなポイントとなりそうです。


では続いてそれぞれの違いを比較しつつ、3つの予備校を選ぶ上でポイントとなりそうな特色を見ていってみましょう。

1コマの授業時間は?

    河合塾: 90分
      ⇒ 1回の授業の流れは「導入 → 講義 → 演習」です。授業内に演習も行うことで、しっかりと知識を定着させるスタイルです。

    ◎駿台: 50分
      ⇒ 科目ごとに分野・テーマを分け、テキストなども細分化されています。授業と演習も別々。細分化することにより、深い知識を体系的に学習できる授業スタイルとなっています。

    ◎代ゼミ: 90分
      ⇒ 週6日制。土曜日にはテスト演習が行われます。

ポイントとなりそうな特色は?

    ◎河合塾

  • とにかくテキストが充実しています ⇒ 参考書が必要ないほどです。
  • 予備校組織自体が強固なため、カリキュラムがしっかりと整えられています ⇒ 教務や各教科の講師の皆さんも研究会などで頑張ってくださっています。
  • 文系志望の生徒さんが比較的多いです。
  • フォロー体制が整っています ⇒ 担当講師に直接質問もできますが、講師がいない時間帯、また講師に聞くのはちょっと勇気がいる……や自習中など、常駐している大学院生が、分からないところをしっかり教えてくれます。
  • 模試の種類が豊富です。
  • 入試情報ステーションの情報量が本当にすごい量です。
  • 難易度の易しめのコースが充実しています。
  • 個別指導も柔軟に対応。力を入れています。
  • なにかと面倒見がいいです。机も広いです(自由席です)。

    ◎駿台

  • 難関校志望者が多いためか、まじめな生徒が多い印象です(ちなみに河合塾にある喫煙所が駿台にはありません。全館禁煙)。
  • 生徒同士の競争意識が自然と芽生え、それがいいモチベーションを保ってくれています。
  • 理系・医系に強いと言われています ⇒ 実際「医学部」コースが充実しています。
  • 全国模試の難易度が高いです。
  • 必要ないかも知れませんが、ゆるキャラ「フロン太」くんがいます。
  • 机は狭いですよ(1週間ごとに席替えがありますが、指定席制です。もぐりで入り込むのは難しいです)。

    ◎代ゼミ

  • 衛星通信方式の講義システムのサテラインでの映像授業が他校に比べても比較的多く、地方校にいながら本校の講師の授業が受けられます。
  • 単科ゼミが豊富です。
  • それぞれの科目ごとの学力に合わせたオリジナルカリキュラムコースでの学習が可能です。コース自体は若干少なめです。
  • 講師間の切磋琢磨が激しいため、独自の方法論や授業スタイルが確立されています ⇒ 個性的な授業を受けることができます。
  • 時間単価ではなく、全体的な授業料では3校の中で最も安く、他校に比べ奨学金ももらいやすい傾向にあります。
  • 事業縮小をして、校舎が大量に閉鎖されてしまいました。また独自模試とセンターリサーチも廃止され、模試に必要な費用と情報量に、他2校との差が出てきてしまっています。

3校に共通すること

  • 予備校でもあり学校法人でもあります ⇒ 学割が利用できます(他の予備校は株式会社です)。
  • 創立100年近い歴史ある予備校です。
  • 東進ハイスクールに講師を引き抜かれましたが、いい講師がたくさんいます。
  • 〇〇大コースなどとコース分けがありますが、目指す大学のさらに一つ上のランクのコースを選んだ方が確実です。授業の難易度・テキスト等も変わってきます。〇〇大コースでその大学、もしくは同レベルの大学の合格ラインに立てるのは上位5分の1~3分の1程度、とお考え下さい。

授業料の違いは?


全体でみれば「代ゼミ」が一番安く、時間単価で言えば「駿台」が一番安いです。


以下、参考までに「浪人生の場合(国立コース)の学費」を書いておきます(3校の学費を比較する上での大体の目安とお考え下さい。選択する授業により金額は多少前後します)。

    ◎河合塾
  • 入学金: 10万円
  • 国立コース授業料: 80万円
    + 夏季・冬期講習料金 
    ⇒ 100万円超え
    ◎駿台
  • 入学金: 10万円
  • 授業料: 70万円
    + 夏季・冬期講習料
    ⇒ 90万円超え
    ◎代ゼミ
  • 入学金: 10万円
  • 授業料: 66万円
    + 夏季・冬期講習
    ⇒ 90万円超え

3校のイメージは?(あくまでイメージ)

  • 河合塾: 幅広くオールマイティーな授業 
  • 駿台: ハイレベルで生徒同士が自然といい競争意識を持つ校風
  • 代ゼミ: 単科中心で苦手科目も克服


広告

終わりに……


「近くに1校しかない! 選べない!」
ということもあるかもしれません。


どうしてもここに通いたい! というのであれば下宿や長時間通学もありかと思いますが、やる気さえあれば、どこに入っても明らかな違いが出るようなことはないはずです。


それぞれに特色はありますが、どちらの予備校も歴史もあり定評もある上、しっかりとしたカリキュラムのもと、受験に必要な知識を身につけさせてくれる良い予備校です。


授業、予習、復習、暗記、計算問題をいかに解くか、予備校任せではなく自力にベクトルを置いて、ぜひぜひ合格を勝ち取ってください!予備校はお守りのような存在、勉強する環境を整えてくれる程度のものです。


いい環境で腰を落ち着けて勉強に励めるような予備校選びのお役に、少しでも立てていたらうれしいです!


広告