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最近、何かと世間を沸かせてくれているテニス。テニスサークルや同好会などもたくさんあります。

硬式テニス

「趣味は?」と聞かれて「テニスだよ!」と答える方も多いかと思いますが、わざわざ「硬式(軟式)テニス!」と分けて答えることはあまりありませんよね。どちらも「テニス」ですから。

けれどこのふたつのテニス、実は結構違いがあるのです。


あなたに合うのはどちらのテニスでしょうか? 少しでも参考になればと、まとめてみました!


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硬式テニスと軟式テニスの違いを超簡潔に!


硬いと軟らかい、字を見てすぐに想像がつく通り、最大の違いはボールの硬さです。

そしてボールの硬さの違いによって生じてくる違い等(例えばラケットや打ち方、ポイントの読み方やルールや・・・の違い)がふたつのテニスの違いとなっています。
 

硬式テニスとは?

硬式テニスの硬式たる最大の要因=ボールには「プレッシャーライズド」「ノンプレッシャーボール」の二種類があります。

「プレッシャー~」とは、コアと呼ばれるゴムでできた丸い空間にガスを封入し、それをフエルト(メーカーによってはメルトンと呼ぶところもあります)で包んだものです。

一方「ノンプレッシャー~」は中身にガスを入れず、コアの弾力のみでボールを飛ばします。

ですからノンプレッシャーボールでは空気が抜けることによるボールの劣化はありません。


けれど国際テニス連盟の公式なボールの規定では「中空ゴムにフエルト」とあるので、公式な試合では「プレッシャーライズド」が使われます。

値段的にはノンプレッシャーボールのほうが安いので、たくさんボールが必要なテニススクールなどはこちらのボールを使うことが多いようです。

また硬いボールを使うため、それなりの強度を持つラケットが必要になってきます。ラケットに張るガット(ナイロンやポリエステルでできたあの透明のひも状のもののことです)も硬めで強いものを使用します。


けれどそのボールの硬さは、面に当たればちゃんと飛んで行ってくれるための利点でもあります。

弾むボールなので、どこへ飛んで行くかは練習次第ですね!
このボールを使い、シングルスかダブルスで競い合うスポーツが「硬式テニス」です。

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軟式テニスとは?

軟式テニスでは、空気の入ったゴム製のボールを使います。
原則としては白か黄色が指定カラーとなっています。
重さの規定は、30~31g。軽いです!


よって、ラケットの強度もガットの硬さも弱め、柔らかめで充分対応することが可能です。ガットはご自分で張り替えることもできます。

けれどそのため、強い風や雨によりコントロールが効きづらくなることもあります。

通常でも、硬式の場合と比べ、ボールを飛ばすには力を込めて打つ必要があるとされます。

とは言え、日本では昔から軟式テニスの普及が目覚ましく、今でも老若男女問わず人気のあるスポーツです。


やはり、ラケットなどの軽さは魅力のひとつと言えます。
試合はダブルスで行われ、シングルスはありません。その時のペアが気の合う仲間だったりしたら、テニスの魅力がさらに増すかもしれませんね!


2つのテニスの違いはコレ

ラケット使い

先ほど書いた通り、使うラケットそのものも違いますが、握り方・打ち方も違ってきます。

軟式テニスの場合、手の甲を上にしてラケットを持った時、ラケットの面が地面と水平になるような握り方をします。

下に横向きで置いたラケットのグリップ(柄の部分)をそのままの状態で持つ感じですね。
そしてフォアもバックも(右側からのボールも左からのボールも)同じ面で打ち返します。

この持ち方のことを「イースタングリップ」と言います。


一方硬式テニスでは「ウエスタングリップ」と言い、ほぼ90度の角度で握ります。

左手で持ったラケットの面の部分に右手のひらを当て、そのままグリップまで下せば自然とその形になりますね。

硬式テニスではフォアとバックをそれぞれ表面・裏面で使い分けます。


ボールのバウンド

軽くて柔らかい軟式のボールは思い切り叩かないとなかなか飛んでくれません。

そのため、飛んだボールにはある程度スピンがかかり、バウンド後どちらに跳ねるか読みづらいという傾向にあります。

逆に硬めで飛ばしやすい硬式のボールは、バウンド後に高く跳ねるのか、低いまま加速をつけて飛ぶのかを見極める必要があります。


ポイントの読み方

軟式テニスでのポイントは0,1,2,3,,,
0をラブと呼び、例えば2-0ならツーラブ、2-2の場合はオールツーといった感じです。

対して硬式テニスでは0がラブなのは一緒ですが、それ以降が15,30,40になります。

どちらもの場合も、あと一点でお互い勝利、つまり軟式では3-3、硬式では40-40の時を「デュース」と言い、どちらかに2点差がつくまで続けます。先に1ポイント取った方を「アドバンテージ○○」でコールします。

サーバー側が先取したら「アドバンテージサーバー」、相手側の選手の場合は「アドバンテージレシーバー」ですね。


ルール

硬式、軟式共に1ゲームが4ポイント先取制、デュースでのルールは同じです。


違いはこちら。

軟式テニスが4ポイント先取を1セットとし、4セット取った方の勝ち(5ゲームマッチでは3セット、9ゲームマッチの場合は4セット先取、7ゲーム)になるのに対し、硬式テニスでは6ゲームを取って1セット、と数えます。さらにそれを2セットまたは3セット取って初めて勝利です。


この違いを見ると、必要な時間と体力の差が、硬式と軟式ではかなり大きくなることがわかります。

硬式テニスはセット制、軟式テニスはゲーム制と言われる所以でもありますね。


他にも細かいことになりますが、ネットの張り方にも違いがあります。

硬式テニスでは、ネットの中央が少し下がったような形で張ります。

それに対し軟式テニスでのネットは、全面平行に張られます。


その他

そしてこれは今までのとは多少毛色の変わった違いになります。

日本にテニスが伝わった頃に遡ってみましょう。

硬式テニスで使われるフエルト地の硬いボールは、当時の日本ではとても高価でした。

そのため、日本が独自に改良して作ったものが今の軟式テニスボールの元祖とも言える、ゴム製のボールです。


軽いゴムボールは欧米人に比べ体力のなかった日本人に合い、軟式テニスは瞬く間に広がります。

この流れは現在に至るまで続いています。
中学校の部活では今でも軟式が主流ですよね。


つまり、普通に生活をしていて触れる機会が圧倒的に多いのは軟式テニスの方だと言えるのです。

これも大きな違いのひとつです。

硬式テニスと軟式テニス!あなたはどっち??

硬式テニスのメリット・デメリット

通常では軟式テニスに触れる機会の方がより多い私たちですが、世界の大きな大会(全米オープンや全英オープンなど)は、硬式テニスで行われます。

◆テニス史上一番すごいかもしれない試合?!



やはりそれは重要なメリットのひとつでもありますよね。

世界的にメジャーなテニスなので、硬式テニス人口も多いです。出張などで海外に行った際にも、硬式テニスを通じて現地で盛り上がれる確率も大です。

世界を見つめる!高い目標にはポテンシャルが上がります!

ただ、一試合におけるゲーム数、ラケットやボールを比べてみてもかなり体力が必要となります。それをデメリットととらえることもできます。


軟式テニスのメリット・デメリット

もちろんこれは逆の場合でも言えることですが、硬式テニスから軟式テニスに転向した時に、フォームの矯正や、使用するラケットやルールの違いに戸惑われるかと思われます。

シングルスに至っては初でしょうから、完全に白紙状態からのスタートのようなものです。

あまりメジャーでないというのも悔しいデメリットかもしれません。

けれど、軟式テニスには、もともと日本人に合わせたテニス、という強みもあります。大きな大会が行われないわけでも決してないのです。


◆背面ショット!! 2013東アジア競技大会での柴田章平



軟式テニスは生涯スポーツと言われ、今なお年齢性別を問わず、人気の衰えをみせません。

手軽、と言うと語弊がありますが、誰にでも門戸が広く、いつまでも続けていける、というのは、間違いなく素晴らしいメリットであると思います。


終わりに…

どちらにも特徴があり、どちらの違いもそれぞれの魅力を感じさせてくれます。

転向はいつでもできますし、いずれの転向も、さらなる努力でいくらでも可能になるものです。

今現在、どちらかのテニスをやられている方には、そちらを続けて極めていただきたいと勝手に願っております!


これからテニスを始める方には、少しでも参考になれればうれしいです。
硬式も軟式も、どちらも「テニス」ですから!!


なお、軟式テニスは1992年の「全国的なルール改定」の際、名称を「ソフトテニス」に変更されましたが、こちらでは「硬式」と比較するため「軟式テニス」のままで書かせていただきました。

気になっていた方がおられましたら、最後になりましたがお詫びいたします。


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