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イチロー選手の通算安打数! すごいことになっています!

メジャーに行っても、活躍している日本人。かっこいいです!


……ところで通算? 合計じゃだめなの? あれ? 累計だっけ? じゃあ総計て何だ?


思考

「合計」「累計」「総計」、何かを一つにまとめる時に使う言葉です。


どれを使ってもいいように思われますが、実は少しずつ、使い方の特徴が異なってきます。


3つの言葉の意味の違いや使われ方、それぞれの特徴等、ご解説いたします。

どうぞバシッと使い分け、まとめのプロを目指してみてください!


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「合計」と「累計」と「総計」の違いを超簡単に


「合 / 累 / 総」、3つの異なる文字に注目です。

  • 「合」の合計: 一番よく使われる一般的なものです。いくつかのものを合わせてまとめる時に使われます。

  • 「累」の累計:「累積」という言葉があります。重ねて積んでいくことを意味する言葉ですね。「累計」も似たような感じ。部分ごとに積み重ねるように加えていき、その合計を出す、といった場合に使われます。

  • 「総」の総計:「総」=すべてです。まとめて一つにした、もうこれ以上まとめようがない、といったニュアンスの時には総計です。

大まかな使い分け方ですが、まずはこのことを押さえておいてくださいね!

「合計とは?」


「これとあれを足す」、要するに足し算、計算式で言えば「X + Y = A」の「= A」の部分です。


2つ以上のものを加えていって出た数値、またはその数値を出すことが「合計」です。

「累計」とは?


「あれとそれを足した結果に、さらにこれも加える」が繰り返される作業、といった感じでしょうか。


「A + B 」 → 「(A + B)+ C 」 → 「(A + B + C)+ D 」 → 「(A+ B + C + D)+ E 」……の手順を経て出された最終的な答えは「合計」でも間違いではないのですが、「累計」がより正解。

毎月の出費などをひと月ごとに計算していく場合など、1月から徐々に合計は増えていきますね。こういった形での計算の仕方、またはこのような計算から出された合計を指して「累計」と呼びます。

「総計とは?」


「あれもこれもそれもどれも全部まとめて」の「総計」。英語で言うとtotalですね。


もちろん「合計」でも構いませんが、先ほどの例「X + Y = A」の「= A」。AをX組とY組それぞれのクラスでの、その日の男子生徒の出席人数の合計としてみましょう。

そしてもうひとつ「X´ + Y´ = B´」という計算式があったとします。B´はX、Y組の女子生徒の出席人数の合計です。
そして最終的に知りたいのはX組、Y組、2つのクラスの男女合わせたその日の出席人数。総数ですね。

このように、1つの合計ともう一つ、またはそれ以上数の合計どうしを足し算して全体の合計を出す場合、その合計と、その集計法が「総計」となります。

※ついでに先ほどの「通算」も


冒頭のイチロー選手。「通算」はもちろん安打数の合計なのですが、今シーズンのみの成績ではなく、今まですべてのシーズンの本数を積み重ね築き上げた記録、ということで「これまでのシーズンも含め計算してみると」ということとなり「累計」に近い使われ方をしているわけです。


ただし、例えば1月には10本、2月にも5本打ったけれど、3月以降9月までは鳴かず飛ばず……10月からまた盛り返し、12月にかけ月20本ずつ打った、などの場合(イチロー選手のことではないです。単に便宜上の数字です)の現時点の75本は「累計」ではなく「通算」。

1月と2月、1月と2月と3月、のように月ごとに加えていった(累計)のではなく、何月に何本打とうが関係なく、とにかく今までに打った本数、それを表すのが「通算」なのです。

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「合計」と「累計」と「総計」の詳しい違い


♦インフルエンザ累計1000万人に 「警報レベル」超え(15/01/30)



どこが違い、それによってどのように使い分けられているのか等、何となくつかめていただけましたでしょうか?


それではこの際「全国わんこそば選手権」などを目指しつつ、詳しい違い、使い分け方等を見ていってみたいと思います。


半年後の大会に向けまずは1か月、胃袋の限界に挑戦です!!

目標! 1日3回、最低30杯ずつは食べる!


すごい意気込みです!
3食わんこそば、しかも1回につき30杯、1日90杯ですか!

→ この目標は無謀かと思いますが、とりあえずその日に食べる量の90杯。これが1日分の「合計」です。

3日は頑張れたのですが、4日目以降、目標ちょっと下げました……

大丈夫、その判断は正常です。

  • 1~3日目: 30 + 30 + 30杯= 90杯
  • 4~5日目: 20 + 20 + 20杯 = 60杯
  • 6日目: 20 + 20杯 = 40杯
  • 7日目: 15 + 15 + 15杯 = 45杯

→ そうなりますよね~。


では発表です。あなたの1日目から7日目まで(1週間)の「累計わんこそば数」は475杯です!


(その日の合計に次の日の合計を加える作業を繰り返して出した7日目の数値なので「累計」。次週になれば、また1日ずつの「累計」は増えていくこととなります)

とりあえず1か月……燃え尽きました……


燃え尽きましたか……1週間ごとでいいので、結果を教えてください。
  • 1週間目: 475杯
  • 2週間目: 388杯
  • 3週間目: 350杯
  • 4週間目: 456杯
  • 残りの3日間: 235杯

→ 最後の方になると急に頑張るタイプですか! 3週目と 4週目の間にいったい何があったんでしょうね。何はともあれ、1か月ご苦労様です。気になる「総計」は1904杯です!! 2000杯まであと一歩でした!

(それぞれの週の合計どうしを足して出した、1か月間に食べたわんこそばすべての杯数。1か月の単位で挑戦しているため、これが最終的な数値となり「総数」)

優勝できるでしょうか?



……参加することに意義があるのです。


以上にように、同じ「足して合計を出す」のにも、そこに至るまでの方法、何の合計が求められているのか、によって「合計」は「累計」になったり「総計」と呼ばれるようになったりするのですね。

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終わりに…


何となくお腹が苦しくなってきましたが、「いくつかのものを足す」時に使われる「合計・累計・総計」の集計法には、それぞれに微妙ではありますが、特徴的な違いがあることがお分かりいただけたかと思います。


もうわんこそばは忘れてください。


2つ以上のものをまとめる『合計』、「合計」の「合計」ともいうべき『総計』、順を追って計算していく、といった集計法での『累計』、こちらはぜひ覚えておいてくださいね。


何かを「足す」というのは、普段の生活の中でも、気づかないほど何気なくやっていることです。


「なるほどね。これで今週は累計4回も『なるほど』ってオレ、思うことあったわ」などといちいち変換して考えるものではありませんが。

いかがでしたでしょう。

「合計・累計・総計」、ちょっとスッキリした! と思っていただければ幸いです!


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