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蛇口から水、スイッチを入れて電気、のように毎日何かと当たり前のようにお世話になっているネットの世界。

電話やメールはもちろん、ちょっとした調べものやお買い物まで指先一つでできてしまうのは本当に便利ですね。


ところで、このケータイ、どこでネットに繋がってるの? 線とかついてないんだけど……

まさか、空気中の電波で動かしてるとか?!


wi-fi


……違います! そこまで便利な世界にはなっていません。


「Wi-Fiルーター」「無線LANルーター」の言葉は、CMや街中でもよく見かけます。

電波を飛ばしてくれているのは彼らなのですね。そしてそこまでは、わかっているのです。


……で、どっちがどっち?


「Wi-Fiルーター」と「無線LANルーター」の違いをご存知ですか?


今となっては「ほとんど同じ」でも間違いではないのですが、やっぱりちょっと違うのです。

2つの違いを知り、電波っていいやつだなぁ、助かる! などと改めて思ったり思わなかったり……していただければ幸いです!


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「Wi-Fiルーター」と「無線LANルーター」はどう違う?


大雑把に言いますと「Wi-Fi」とは「無線LAN」のブランド名の一つです。


ケーブルを使わずにインターネットに接続するための仕組みである「無線LAN」ですが、出始めたころ(1990年代前半)には、メーカーが違うと接続できない、など互換性に問題があり、普及率もそれほど伸びなかったのです。

それを受けて「Wi-Fi Alliance」という団体が作ったのがこの「Wi-Fi」です。


無線LANには「IEEE802.11」シリーズと呼ばれる標準規格群(IEEE802.11b/a/g/nなど)があります。その基準を間違いなくクリアしていること、他社同士の通信のテストにもパスした製品であることを示すためにつけられたロゴのようなものが「Wi-Fi認証」と呼ばれるものです。


現在では市販の「無線LAN」の機器はほとんどがWi-Fi認証を得ています。

このようなことから「無線LAN」を「Wi-Fi」と呼ぶことも多くなったのです。


さて問題は「ルーター」です。

ここまで同じような扱いの2つ、では「ルーター」がついてもやっぱり同じ扱い? 

では、次にそれぞれの特徴等を見ていってみることにしましょう。

「無線LANルーター」とは?


「無線LANルーター」っていうくらいだから「有線」のもある?


さすがです! その通り!


そもそも「LAN」とは、パソコンなどが通信回線を使いデータのやり取りをすることを指した言葉です。


ご家庭のネットワーク対応機器をインターネットに繋ぐ、または会社等での複数のネットワークの間を取り持ちます。「ローカル・エリア・ネットワーク」の略ですね。


「ルーター」を親機とし、子機であるパソコンなどに接続すれば、電波通信が可能になります。

その接続を有線、つまりケーブルで繋ぐタイプのものが「有線LANルーター」、ケーブルの代わりに電波を飛ばして繋ぐタイプが「無線LANルーター」と呼ばれます。ケーブルがない分場所を選ばず、ご家庭のどこにいてもネットが使えるのは便利ですね。


「無線LANルーター」(必要なら子機も)を購入するだけでは月額等の料金は発生しませんが、そのままでは使うこともできません。


「無線LANルーター」では、まずご家庭や会社で契約しているブロードバンドモデム(ADSL回線や光回線の)と接続することが必要となってきます。

「無線LANルーター」はいわば「アクセスポイント」、インターネットの中継役なのですね。回線を通して電波をもらわなければ、ただの箱です。


ブロードバンドモデム → 無線LANルーター → ご家庭の様々なネットワーク対応機器(子機)へ


と電波は渡っていきます。


最近のパソコンなどには「子機」が内蔵されているものがほとんどのため、「無線LANルーター」があれば、そのまま電波通信は可能です。

「子機」が内蔵されていないパソコン、またはその他の通信機器でも「親機」と規格の同じ(先ほどのIEEE802.11の標準規格群のことです)「子機」を購入すればOK(USBの差込口だけ、のような形状のものをPCなどの端末に差し込むタイプが主流で、比較的安価。単体でも売っていますが、新規に購入するなら親機・子機セットのものがおススメ。規格違いの心配がありません)。


有線のものより若干通信速度が落ちるようですが、やはりケーブルがないのは魅力ですね。


さて「でもブロードバンドとか入ってないんだけど。電話回線オンリーなんだけど」、といった場合には?

もちろんADSLや光回線に加入するのも一つの手ですが、そこで登場するのが「Wi-Fiルーター」なのです。

「Wi-Fiルーター」とは?


「Wi-Fiルーター」には2つのタイプがあります。

「据え置きタイプ」「モバイルタイプ」です。

「モバイルタイプ」が、もしかしたら皆さんのイメージしている「Wi-Fiルーター」かもしれません。


上記の2種のうち「据え置きタイプのWi-Fiルーター」とは「Wi-Fiルータの中でも、無線LAN機能のあるもの」を指しています。有線LANでの接続も可能。もう「無線LANルーター」とほぼ同義です。

電波通信を行うにも、まずはADSLや光の固定回線とLANケーブルで繋ぐ「据え置きタイプ」。やっぱり同じです。


一方の「モバイルタイプのWi-Fiルーター」。こちらはバッテリが内蔵されており、持ち運びができるので、外出先でもネットに繋ぐことができます。なかなか魅力的です。唯一電話回線の必要のないルーターとなります。

ADSLや光などブロードバンドへの加入も、LANケーブルもなしにルーターのみ単体で使えるのは「モバイルタイプのWi-Fiルータ」だけ、ということになります。


ただし接続できるパソコンなどの子機の数は「据え置きタイプ」では10台以上「モバイルタイプ」では5台まで、などの差が出てきてしまいます。

職場等の複数のネットワークを繋ぐには、やはり「据え置きタイプ(か無線LANルーター)」が必要になりそうです。


また、もともとご家庭や職場にブロードバンド回線が引かれている場合「モバイルタイプ」を新たに持つのは、さらにプラスの月額などを支払う必要も出てくるわけで、なんとも「もったいない」気もしてしまいますが、ブロードバンドに加入していない場合には、検討の価値のあるルーターであることは間違いありませんね!

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「Wi-Fiルーター」と「無線LANルーター」の詳しい違いはこちら!


ケーブルなしでのインターネット接続を可能にしようと作られた「無線LANルーター」。

ところが「無線LANルーター」の弱点「異なるメーカーだと接続ができないなどの互換性」問題により生まれた「Wi-Fi認証」。

そして現在ではほとんどの「無線LAN機器」のほとんどは「Wi-Fi認証」を得ている。



もう、こうなってくると持ちつ持たれつといいますか「ちょっと紛らわしいけど、これからも二人で仲良くやんなよ」などと言ってあげたくもなってきます。


「ポケットWi-Fi」などでは、各携帯電話会社の電波を使ってWi-Fiでネットに繋げるものなのでエリアもある程度限られてきますが、パソコンやプリンタ、デジカメやDS、その他の対応機器にもほとんどの場合問題なく繋ぐことができます。仲良くやんなよ……ですね。


本当にほぼ同義の「無線LANルーター」と「Wi-Fiルーター」ですが、ちょっと細かい違い等、ここでまとめてみることにします。

何の略?


  • LAN: Local area Network
    → パソコン等が電波で送受信(通信回線でデータのやり取り)をすること

  • Wi-Fi: Wireless Fidelity
    → 無線の忠実度を意味する言葉です。高品質の無線通信が約束されています

標準規格は?


♦Wi-Fiとは?やさしいIT講座


  • 無線LAN: IEEE802.11の標準規格群
      → その中にはIEEE802.11b / 802.11a / 802.11g / 802.11n などがあり(最近は802.11acも)、この規格が合わないもの同士だと、接続が難しい場合もあります(「IEEE」とは、無線LANの標準化組織「米国電気電子技術協会」のことです)。

  • Wi-Fi: IEEE802.11の標準規格群としての基準と、他社のものともちゃんと通信できることを保証されたものを「Wi-Fi」として称しています(無線LANの中にWi-Fiという種類のものがある、といった感じの括りです)
      → 携帯ゲーム機等、ネットワーク対応機器のWi-Fi機能は、規格が合ってさえいれば、無線LANルータからでも同じように接続して使うことができます。

どうやって繋ぐの?


  • 無線LANルーター: ADSLや光回線などのブロードバンドのモデムからLANケーブルで「無線LANルーター」に接続。そこから無線(電波)で各対応機器へ(もちろん有線でもOK)

  • Wi-Fiルーター・据え置きタイプ: 無線LANルーター同様ブロードバンドのモデムからLANケーブルで「Wi-Fiルーター」へ。各対応機器へと電波を飛ばします(つまり無線LANルーターと同じ仕組みです。有線もOKです)。

  • Wi-Fiルーター・モバイルタイプ: 電話回線(ブロードバンド回線)もケーブルも必要ありません。バッテリ内蔵で、各携帯電話会社等の電波網を利用してインターネット接続が可能です(有線はムリ)

主に使われているのは?


  • 無線LAN: PCやその周辺機器等
  • Wi-Fi:Wi-Fi搭載の携帯電話やタブレット、デジカメや音楽プレーヤー、携帯ゲーム機など
    (あくまでも「主に使われているもの」です。どちらかでは使えないというわけではありません。まずは規格があっているかをチェックです!)

すぐに使える?


  • 無線LANルーター / Wi-Fiルーター(据え置きタイプ): これだけでは使えません。ネットを使うための通信機器として利用するにはブロードバンドモデムとの接続が必要。よっていずれかのブロードバンド加入が条件です。月額等はブロードバンドの使用料のみ、ルーターを持っているからといって料金が発生することはありません(ルーター本体は買ってください)

  • Wi-Fiルータ(モバイルタイプ):「持つこと = 契約」なので、月々のプランに合わせた料金が発生します。その代わり持った瞬間から(設定後)使えます。

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終わりに……


いかがでしたでしょう。


同じように見えて、ほとんど同じで、ちょっと違っていましたね。「とりあえず置いておけば電波が飛んでくる仕組み」でもなかったのですね!


ケーブルが届かない場所でもネットに繋がる、というのは、もう慣れてしまいましたがよく考えればすごいことです。

いろいろ頑張って無線での接続を可能にし、ついにはWi-Fiにまでたどり着いたんだなぁ、と是非ひと言「ご苦労さん」と伝えたい気分です。


「ご苦労さん!」


こうして私たちはどんどんと便利な生活を手に入れていくのですね!

便利になった分、セキュリティ対策などには気をつけて、これからも快適にネットを使っていけますよう「無線LAN・Wi-Fi」にも感謝を込めつつ、祈っております!


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