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「オレ、中生!」

「あたし、グレープフルーツサワー!」

「こっち、ウーロン杯ね!」

「ボクはウィスキーで。あ、シングルのロックでお願いします」

ウィスキー


……一人だけ大人が混じっています!! いや、皆さんアルコールを飲んでいるので大人なのですが、一人だけ、何か違います! 大人です(大幅に私の独断と偏見が混じっています)!


何となく「大人のアイテム」っぽい「ウィスキー」ですが、ではその仲間のような「ブランデー」や「バーボン」とは?


「ブランデー」が貴族っぽくて「バーボン」はワイルドっぽい……?


確かにそれもある意味正解ではあるのですが、この際、ちゃんとした違いも覚えてしまいましょう。


どんな味? どれが一番ヘルシー? カロリーも気になる! などなども併せまして、3つの違いを紹介いたします。


「ブランデー」片手に読書……光景が目に沁みます!!

皆さまの「おとな街道をまっしぐら」のお役に、少しでも立てましたら幸いです!


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「ウィスキー・ブランデー・バーボン」の違いはココ!


まずはこの3つ、どれも「蒸留酒」であるところは同じ。ですが、何を「蒸留」するのか、という部分で違いが出てきます。
  • ウィスキー: 穀類(主に大麦、ライ麦、トウモロコシ)
  • ブランデー: 果実(主にブドウ)
  • バーボン: アメリカケンタッキー州のトウモロコシ
それぞれの原料の違いですね。

「ブランデー」だけが果実です。


そして「ウィスキー」と「バーボン」。

「バーボン」の原料の範囲は、ごく狭く特定されています。


「バーボン」とは、アメリカのトウモロコシを主原料にしたウィスキー(コーン・ウィスキーと呼ばれます)のうち、原産地のケンタッキー州の特定のものをだけを指してるからなのです。

ですので「バーボン」は「ウィスキー」の一種。


まずはこの大まかな違いを覚えておいていただき「ウィスキー・ブランデー・バーボンの色々」を見ていってみることにしましょう。

「ウィスキー」とは?「バーボン」との違いはコレ♪


発酵させた穀類と水を原料として、糖化さて発酵させたアルコール含有物を蒸留してできる「ウィスキー」。


先ほども書きましたように、その中でも「アメリカのケンタッキー州」の「トウモロコシ」を原料としたものを「バーボン」と呼びます。


ですので「バーボン」の商品名を名乗れるのは、原産地であるケンタッキー州のウィスキーメーカーのみ。


また、かつては「バーボン」といえば、ケンタッキー州を中心に生産される「トウモロコシ」原料のアメリカン・ウィスキー(= コーン・ウイスキー)全般を指しての呼び名でしたが、近年再定義され「主原料の51%以上、80%未満がトウモロコシ」であるもののこと、とさらに限定されることとなります。80%以上であれば「コーン・ウィスキー」です。
このように「バーボン」とは「バーボン法」という法律に基づいた決まりごとに守られながら、しっかりと位置を不動のものとしている厳格なウィスキー(の一種)なのです。


一方の「ウィスキー」。「バーボン」はアメリカケンタッキー州のものですが、他にも様々な原産地があり、産地による分類では、
  • イギリス(スコットランド): スコッチ・ウィスキー(ウィスキーの代名詞とも言われるほど有名)
  • アメリカ: アメリカン・ウィスキー(バーボンはこの中の一種)
  • アイルランド: アイリッシュ・ウィスキー
  • カナダ: カナディアン・ウィスキー
  • 日本(!!): ジャパニーズ・ウイスキー

が、5大ウィスキーと言われています。


また、材料による分類では、
  • モルトウィスキー
  • グレーンウィスキー
  • ブレンデッドウィスキー
  • ライウィスキー
  • コーン・ウィスキー
となっています。


また、よく聞く「シングルモルト」とは、1つの蒸留所で作るモルトウィスキーのこと。

いわゆる「モルトウィスキー」というのは、複数の蒸留所で作られたものを混ぜて作られたものを指しています。


それぞれの特徴が混ざり合うため、飲みやすい、と言えるかもしれません。


ですが「シングルモルト」ではその蒸留所で作ったものだけのため、そこの個性がそのまま出ています。

その味がお口に合わなければ「2度とは飲まない!」となってしまいますが、逆にその味が気に入れば「もう、これさえあれば他のは飲まない!」となるのです。(「グレーン」は大麦やトウモロコシなどの雑穀を原料とし、「ブレンデッド」はモルトウィスキーとグレインウィスキー(スコッチ)、またはストレートのウィスキーに他のウィスキーもしくは他のスピリッツ(アメリカン)を混ぜたもののこと、「ライ」「コーン」は主原料がそれぞれ「ライ麦」「トウモロコシ」のもののことです)。


つまり「ウィスキー」とは、これら、様々なウィスキーたちの総称でもあるのですね。


ただし、種類は2種のみ。「バーボン」か「スコッチ」か、どちらかのタイプになります。


アイリッシュが最古のウィスキーだ、とする説もありますが、一般には、世界各地に広まった「スコッチ」が手本となり、各地域ごとにそれぞれの原材料、製造法などで独自のウィスキーが作られていった、とされています。


日本のウィスキーも「スコッチ」タイプです。

「ブランデー」とは?「ウィスキー」とはどこが違う?


「バーボン」も含めた「ウィスキー」、主原料は「穀類(アメリカケンタッキー州のトウモロコシももちろん穀類)」ですが「ブランデー」のみ果実が原料。


元々「ブランデー」は「Vin brule(ヴァン・ブリュレ)」=「ワインを焼いたもの」と呼ばれていました。


「ブランデー」を最初に世界に広めたオランダのその商品名も「burnt wine(ブランデ・ワイン)」です。


現在ではリンゴやサクランボなどの果物も原料とされていますが、そのほとんどは「ブドウ」だったのですね。


またフランスでの呼び名は命の水(オー・ド・ヴィー)」。凄いです。扱われ方が物凄いです(日本では、明治時代の辞書に「葡萄地酒」の名で登場しています。別物のような訳され方です……)


さてそんな「ブランデー」ですが、17世紀当初、元々は庶民の飲む大衆的なお酒でした。


ワインも飲まれていましたが、続く寒波や戦争の影響で質がガタ落ち、しかも長期の運搬等で保存状態の悪くなるワインに比べ「ブランデー」の人気はますます高まっていきます。

そして、王侯貴族や知識人たちにまでその人気は広がり、もう「ブランデー = 彼らのアイテム、ステイタス」のようになっていくのです。確かに「ブランデー」のイメージ「貴族っぽい」を裏切りません。


一方の「ウィスキー」。こちらにはかつて「薬品」として使われていた、という歴史があります(15世紀初頭)。


ウィスキーのアルコール度数は40~60度が一般的。ブランデーは40~50度。それほど違いがあるわけではなさそうですが、「ブランデー」は気つけ薬、「ウィスキー」は消毒薬的なイメージは確かにあります(あくまでイメージです)。


そして「ウィスキー」は密造酒としての暗黒時代を経て現在の地位まで昇り詰めてきたのです。スピリット! な感じですね(ウィスキーはスピリッツの一種です。ブランデーもそうなのですが……)!


現在でも「どちらが高価?」かといえばやはり「ブランデー」。もちろんピンキリなので全てではありません。


「ブランデー」は「香りを楽しむためのお酒」とも言われます。ブランデーを使ったカクテル(サイドカーやナイト・キャップなど)もたくさんありますが、そのままストレートで飲まれることも多く、ロックや水、炭酸で割ることの多い「ウィスキー」とはその飲みやすさにも違いがあります。

日本人の口(舌や喉にも)には、ストレートで飲むには「ウィスキー」の風味は強すぎる、などとも言われますね。

ですがここも、人それぞれ。ガツンと来る風味がいい!という方には「ブランデー」はまろやかすぎる、と感じられるかもしれません。やっぱり「ウィスキー」はワイルドです!

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「ウィスキー・ブランデー・バーボン」はこんなに違う!!


「ウィスキー・ブランデーバーボン」のちゃんとした違いは、ほんの豆知識のようなもの、本来なら飲む方それぞれの好みが全てなのですが、それでもその知識部分は、ご自分のグラスの中身に、さらなる愛着をわかせてくれるかもしれません!


知識部分をまとめてしまいましょう!

3つの大きな違いは?


原材料です!

  • ウィスキー: 穀類
  • ブランデー: 果実
  • バーボン: アメリカケンタッキー州のトウモロコシ51%以上80%未満

  •   → どれも「蒸留酒」です。

製造方法の違いは?


♦ウイスキー熟成樽焼き入れ


3つともほとんど変わりませんが、
  • ウィスキー(バーボンも): 麦芽酵素の力で「糖化」させています。
  • ブランデー: 果実の糖分があるため「糖化」の必要はありません。

また、
  • ウィスキー / ブランデー: 長い間寝かせておくため(8~30年など)の樽は、もともと赤ワインやシェリー酒や「バーボン」の入っていたものを空にして焦がしてから使用しています。

  • バーボン: 新しい樽を使用。大抵オークの樽を焦がしたものが使われます(最低でも2年は貯蔵されます)。その後、樽出しされ、シェリー酒などで使用した樽に移し替えられ熟成されることが多いです。
     
     →「蒸留酒」のほとんどが無色透明のものです。ウィスキー(バーボン・スコッチとも)やブランデーに深い色がついているのは、赤ワインやシェリー酒などが入っていた樽を焦がして、その中で長期保管するからなのです。

度数は?

  • ウィスキー(バーボンなども含む): 大体40~60度
  • ブランデー: 一般に40~50度

味の違いは? 初心者でもわかる?


どれも強いお酒なので、飲み慣れないうちは「アルコール」っぽさにやられ、違いまで感じるのは難しいかもしれませんが、飲み慣れている方に聞くと「そのうちイヤでもわかるようになる。修行、と思ってたくさん飲んで」だそうです。


が、一応の目安は、以下のようになります(参考までにどうぞ)。

  • ウィスキー(ここでは「バーボン」と区別するため「スコッチ」のこととお考え下さい)
    → 麦芽を乾燥させるときに使う「ピート」という泥炭の燻されたような香りが特徴と言われています。また、先ほども書きましたように、赤ワインやシェリー酒に使われた樽を焦がし、その中で長期熟成させるため、味は比較的まろやかになります。
    けれど、まろやかな中にも尖った香りが立ち、キレのいい味わいです。

  • バーボン
    → こちらは新しい樽(新樽)を使用でしたね。さらに使われる原酒は熟成年数の若いものがメイン。よって、軽い味わいで、荒々しいアルコール感を感じます。使われる樽のオークにより、バニラのような甘い香りも若干感じられます。
    ですが荒々しい割に「スコッチより滑らかな舌触りで甘い」と感じる方が多いようです(何となく「石鹸くさい」と言われることもあります)。

  • ブランデー
    → これ、高級なものは本当に飲みやすいようです。
    それなりのものでも、果実のほのかな甘み・香りが広がり、口当たりはまろやか。「香りを楽しむためのお酒」といわれるのも伊達ではありません(若干高いですが……)。

アルコールって、やっぱり太るの? カロリーが気になる!!


アルコール自体で太るわけではないようです。血行の促進・体熱の上昇などに使われ、そのほとんどが燃焼してしまうからです。


やはり「アルコールで太る」と言われるのには一緒に食べる「おつまみ」が大きな原因となっています。アルコールは食欲を増進させるのですね。油っこいものなどについ手が出てしまいます。

かといって、食べ物をセーブして飲めば、今度は代謝に必要な栄養素が不足し、エネルギーの持って行き場がなくなり、結果体脂肪の蓄積に繋がります。

また「夜遅くの飲酒、朝ご飯抜き」のコースは、体が「脂肪を溜め込まねば!」と必死になるため、太りやすくなります。


じゃぁ、お腹いっぱいで飲めばいいの?


そんなうまい話はあるわけもなく、この場合には脂肪の代謝が悪くなり、内臓脂肪を溜め込むこととなります。


要するに、飲みすぎは「太る」のです……毎日の飲酒もダメです、「太る」のですよ……


ということを踏まえつつ「ウィスキー・ブランデー・バーボン」のカロリーを見てみましょう。

比較対象として「生ビール中 = 200㎉」を目安としてみてください。

  • ウィスキー: ダブル1杯 = 140㎉(シングルなら70㎉)
  • バーボン: シングル30㏄ = 65㎉
  • ブランデー: シングル30㏄= 75㎉

  • (シングル1オンスは28.4ml / 日本では普通30ml、ダブル2オンスは56.8ml / 日本では60ml)

ほとんど変わりません。
またウィスキーにはプリン体(尿酸値を上げ、痛風になる原因となるもの)がほとんど含まれません。

ブランデーは最終糖化していますが、ウィスキーには糖質も含まれていないのです(ちなみに一般的なビールには3.1g)。ヘルシーですね!


ヘルシーですが!
 やはりダイエット中などであれば「アルコールでのカロリー」は200㎉までに抑えるのが理想的です。

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終わりに……


「大人」って難しいかも……


かもしれませんが、アルコールは完全な「嗜好品」。おいしいと思ったものを飲むのが一番かなぁ、別にお子様でもいいかなぁ、などとも思ってしまいます。


バーテンダーさんのいるバーに行き、おススメの飲み方を聞く、などというのも「これだ!」と思える美味しい一杯に巡り合えるチャンスになるかもしれません。

「ウィスキー・ブランデー・バーボン」3つの違いの知識的な部分は何となくでも掴めましたでしょうか?

後は、実践あるのみ! 飲みすぎには注意ですが「おぉ、この味を求めてたんだよ!」などなど、美味しい出会いがありますよう、願っております!!


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