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「リポビタンD」「オロナミンC」「レッドブル」。なんだか名前を聞くだけで、何となく元気になる気がします(単純なので)。


でも、本当はこんな時、どれを飲むのがいいの?

成分とか効き目に、違いってある?

コンビニとかでも買えるけど「栄養ドリンク」って医薬品じゃなかった? 薬局以外で売っていいんだっけ?

栄養ドリンク」? なんか言い方古くない? 今は「エナジードリンク」でしょ?


……あたしには、効かないのよ……元気にならないのよ……コーヒー飲んだ方がいい気がするのよ……ただの炭酸飲料としか思えないのよ……


エナジードリンク


……最後の方、一旦休みましょう。そして「栄養ドリンク」と「エナジードリンク」は別物です……


それぞれのキャッチコピーのインパクトと「たぶん元気になる」といったイメージのある「リポビタンD」「オロナミンC」「レッドブル」の3つ。


細かい違いを気にしていたら元気がなくなりそう、ということで、その日の気分で選んでいる方も多いかと思います。


確かに……

疲れている時に、面倒くさいことは考えたくないです。


「リポビタンD」「オロナミンC」「レッドブル」の違いやパワーをくれそうな成分などについて、代わりにまとめさせていただきました。


余力のある時にでもお読みいただき、いざ「頼むぞ、ドリンク!」な状況でも素早く選ぶことができますよう、少しでもお役に立てれば幸いです!


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「リポビタンD」「オロナミンC」「レッドブル」はココが違う!


先ほどもどなたかチラリと言っていましたが、こちらの3つは「栄養ドリンク」「エナジードリンク」「それ以外」に分かれます。


細かく言えば、もっと多くの違いがあるのですが、とりあえずはこの違いから。


「ファイトぉ!」「いっぱぁつ!」の「リポビタンD」が「栄養ドリンク」。「翼をさずける」「レッドブル」は「エナジードリンク」。そしてもしかしたら一番身近かもしれない「元気ハツラツ! オロナミンC」は栄養ドリンクでもエナジードリンクでもなく、扱いとしては「(ビタミンCをはじめ各種ビタミン配合の)炭酸飲料」。ちょっとショックです。


そしてそのことにより、

  • 栄養ドリンク(リポD): 医薬部外品
  • エナジードリンク(レッドブル): 清涼飲料水(炭酸飲料)
  • 炭酸飲料(オロナミンC): (大きな括りでは「清涼飲料水」の)炭酸飲料

このような違いも出てくるのです。


じゃあ「リポビタンD 」以外は飲んでも元気にならないの? ポカリとかコーラとかと一緒? なのに高いってどういうこと!?


ごもっとも。ですが、ちゃんと理由はあるのです。元気にもなります。大丈夫です。

まずはそれぞれの特徴等から見ていってみましょう。

「リポビタンD 」の特徴は?


唯一「医薬部外品」である「リポビタンD」。

「ワシのマークの大正製薬」の製品ですね。


1962年の発売当初は「医薬品」として売り出され、1999年3月31日から「医薬部外品」に、そして2009年6月「指定医薬部外品」となったことにより、コンビニなど、薬局ではない一般小売店での販売も可能になった、という経緯をもつ「栄養ドリンク」です。


こちらの特徴は謳い文句にもなっている「タウリン1000㎎配合」といったところ。


この「タウリン」には体の細胞を正常な状態に戻す作用や、肝機能を高める働きがあるとされています。アミノ酸の一種で、体内でも合成されていますが、その量自体は少ないため、食品などから積極的に摂取したい成分です。


以下、その具体的な働きを挙げてみます。

  • 肝臓の中性脂肪を取り除く働き
  • アルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽くする
  • 胆汁酸の分泌を促し、コレステロールの排出を助ける

毎晩遅くまで飲んで帰ってくるお父さんたち用に特化したかのような優秀さですね。


また、それ以外にも、

  • 筋肉の収縮力を強める働きにより、心臓の働きまで高めてくれる → むくみや動悸・息切れの改善に

のような効果も期待できるそうです。


さて、この「タウリン」。ここがちょっとだけややこしいところでもあるのですが、「リポD」に配合されているような合成されたものと、魚介類、中でも牡蠣やアサリなどの貝類に豊富に含まれている天然のものとがあります。

そして前者は「医薬品」として扱われ、後者の成分を配合する場合には、その扱いは「食品添加物」となるのです。


何となくお気づきかもしれませんが、この「医薬品として合成されたタウリン」は、今回の3つのうちでは「医薬部外品」である「リポビタンD」以外に使用するのはNG。

さらには「リポD」でおなじみの「滋養強壮」や「栄養補給」といった言葉を、他2つが効能として挙げるのも薬事法上NGです。


ちなみに「タウリン」の推奨摂取量は、一日に最低でも500㎎程度。

余分に摂取した分は身体から排出され、副作用もない成分ではありますが、栄養ドリンクなどでの摂取の場合、それ以外のもの(カフェインや糖分など)も一緒に摂ることとなります。また、他の食事とのバランス等も考え、やはり決められた用量を守ることが大事ですね。


目安は一日1本、15歳からです。


また、栄養ドリンクには少なからず「アルコール成分」が含まれています。小さなお子さんには「リポビタンDキッズ」などをどうぞ!


さてさて「医薬部外品」。「医薬品」同様、厚生労働省の指定するものですが、「部外」って何?


ですね。
医療用に供される薬品である「医薬品」に対し、「医薬部外品」は「病気の治療等を目的とするものではなく、穏やかな効果効能を期待された」もの。同じ薬効分類を持つものには、薬用クリームや毛髪用剤、制汗消臭剤、または防虫剤などもあります。


つまり「リポビタンD」は「疲れている時の栄養補給」を目的とし「健康維持や疲労回復効果」の手助け的な働きをしてくれる、といった位置づけ。飲めば治る、というものではないのですね。


上記のタウリンは優秀な成分ですが、リポビタンDは「医薬部外品」です。

「それなり」以上の効果を求めすぎるのは、少しかわいそうかもしれせん。


ですが「リポビタンD」には他にも優秀な成分がたくさん入っています。


効果効能は期待できるのです!


以下、その他の主要優秀成分たちの簡単なご紹介です。

    ナイアシン: 水溶性ビタミンの一種(ニコチン酸とニコチン酸アミドノ総称)

  • 糖質、脂質、たんぱく質の代謝に不可欠
  • 血液の循環促進、脳神経の活性促進、また性ホルモンの合成なども担う
  • アルコール、アセトアルデヒドを分解する酵素を活性化

  • ビタミンB2 

  • エネルギー代謝、皮膚や粘膜を正常に保ち、体内の有害物質を取り除く
  • 成長、発育を支え、抗酸化作用により老化を抑える働きも
  • ナイアシンの生成等にも必要な栄養素です

  • ビタミンB6

  • 食品から摂ったたんぱく質をアミノ酸に分解し、それらを組み合わせて体を作るために必要となる栄養素
  • 皮膚の再生
  • 神経細胞の興奮を抑える

  • イノシトール: ビタミンB複合体に含められる有機化合物

  • 肝臓に過剰な脂肪がたまるのを防ぎ、コレステロールの流れをよくする
  • 神経細胞の細胞膜を形成する材料にも


優秀ですね!

「オロナミンC」は元気ハツラツになる?!


♦仮面ライダー オロナミンCのCMまとめ[2005年〜2016]


大塚製薬の「オロナミンC」。


こちらは発売当初「炭酸を含んでいるから」という理由で「医薬品」とは認められなかった(by厚労省)、という過去を持つ、一応括りは「炭酸飲料」となる飲み物です(大きな括りでは「清涼飲料水」に分類されます)。

ですが気分は栄養ドリンク! のノリで飲まれている方も多いかと思います。あの炭酸が爽快感をもたらしているような感じでしょうか。


ですが、実際に「オロナミンC」には「一日に必要なビタミンC、B2、B6」、「身体づくりに欠かせないアミノ酸」や蜂蜜等も含まれ、着色料や保存料も一切使われていない、おいしいプラスアルファな飲み物には違いありません。120mlで100円前後、という容量の割には若干お高めな値段設定からも、それはうかがえ(る気がし)ます。


医薬品ではないため「滋養強壮」や「肉体疲労時の~」「虚弱体質に」など「効果・効能」を記載することはできませんが、その原材料を見てみますと、こちらにも優秀なものがたくさん含まれていることがわかります。


そのうちのいくつかを挙げてみます。

  • クエン酸: 健康、美容、風邪などの予防、特に疲労回復にに効果を発揮してくれます
  • カフェイン: 覚醒作用や利尿作用
  • ナイアシンアミド: 糖質の代謝、血行促進、肌の健康にも有効
  • ビタミンB6: 皮膚や髪の健康に
  • ビタミンB2: 脂肪燃焼、エネルギー代謝、新陳代謝を促進してくれる、発達、美容に関わる成分
  • イソロイシン: 運動の際のエネルギー補給として、スポーツサプリなどでもおなじみの成分

などなど。
特に「ビタミンC」はなんと「レモン11個分」相当。さすがオロナミン「C」です。


ちなみにこのネーミングは当時から大塚製薬の看板商品だった「オロナイン軟膏」「ビタミンC」から名づけられたもの。「オロナイン」を持ってきたことには軽い違和感を感じてしまいますが「ビタミンC」部分には納得です。


弱っている時、というよりは健康な状態での栄養補給、といった役割の「オロナミンC」。


あの誰もが知っているキャッチコピー「元気ハツラツ!」は「さらに元気ハツラツ!」という意味なのです(たぶん)!

「レッドブル」は翼を授けてくれるのか?!


さて「レッドブル」、オーストリアの「Red Bull GmbH」社のエナジードリンクです。


こちらは元々タイの「Kraiting Daeng(クラティン デーン)/ 赤いインドヤギュウ」を改良して作られたもの。


「赤いインドヤギュウ」→「赤い牛」→「レッドブル」ですね。


「エナジー(エネルギーのこと)」の名の通り、パフォーマンスを発揮したい時のため、開発されたものです。



エナジードリンク業界では「薬膳志向」のある日本などの地域は絶好の成長市場。ならば、と日本へと市場を拡大してくるわけですが、ここで参考とされたのが「リポビタンDの成分」です。


ただし「タウリン」は含まず(日本以外の海外で販売されているものには含まれています)、代わりに配合されたのが「アルギニン」という成分。


医薬品扱いになる「合成されたタウリン」を含まない「レッドブル」は、このように「栄養ドリンク」ではなく「清涼飲料水」、エナジードリンクとして日本にやって来たのです(薬事法の規制のため)。


当時「リポビタンD」や「オロナミンC」などの瓶入り栄養ドリンク系の購買層には何となく「おじ様たちの飲む薬瓶」的なイメージと、実際にその年代の購買層の厚さが歴然としており、そこに若者ウケを狙ったデザインを武器に、レッドブルは燦然と登場したわけです。そして大人気。狙い通りですね。


とはいえ、分類は「清涼飲料水」。どの部分をもってして「エナジー」を謳うのか?


そこで一役買っているのが「カフェイン」の含有量と「アルギニン」です。

「カフェイン」は1缶に80㎎。インスタントコーヒー100mlでは40㎎です。

ですがドリップコーヒーでは90㎎。あれ?


でもでも「アルギニン」もあるし!!


はい。大丈夫です。「アルギニン」、入ってます。


サプリメントの成分としても人気の「アルギニン」には成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。アミノ酸の一種ですね。若返りの効果も期待できるそう。人間の生理機能に関する様々な部分で活躍してくれる成分です。

体内でも作られている成分のため、副作用はない、とされていますがもちろん摂りすぎはダメ。



その他「身体を正常に保つ」ための必須栄養素でもある「ビタミンB群」も豊富に含まれています。


「栄養補給」の目的、というよりも「気分スッキリ!」重視、その結果、活動時の成果も上がり「翼がやってきた!」な感じになるのが「エナジードリンク」、レッドブルの特徴です。

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「リポビタンD・オロナミンC・レッドブル」の違いアレコレ♪


でも、これ飲むと元気になった気がするんだもん!


いいのです! それなら絶対、それを飲むべきなのですが、一応、違いを知っておいても……


せっかくここまで来たので、もう一度ここで、それぞれの特徴でもある違い、また「こんな時にはこれがいいらしいよ」といった成分など、まとめてしまいましょう!


お気に入りのドリンク片手に、リラックスしながらどうぞ!

これは「栄養ドリンク」ですか?


  • リポビタンD: はい!「栄養ドリンク」です! 15歳から、一日1本(100ml)、用法・用量を守ってお飲みください!

  • オロナミンC: いいえ! 一日に必要なビタミンCやビタミンB2、B6、身体づくりに大切なアミノ酸などの摂取ができる「炭酸飲料(清涼飲料水)」です!

  • レッドブル: いいえ!「エナジードリンク」です! いざという時や何か成果を残すぞ、といった時に飲んでほしい機能性飲料です! 分類でいえばオロナミンC同様「清涼飲料水(炭酸飲料)」になります。

お薬とは違うの?


  • リポビタンD: 微妙に違います。「医薬部外品」の扱いで「医薬品」のように病気の治療ができるような強い作用はありませんが「穏やかな効果・効能」には(多少)期待してください! 厚生労働大臣のお墨付きです!

  • オロナミンC: お薬的な期待はちょっと荷が重いです……

  • レッドブル: すみません。違うんです……

効果・効能は?


  • リポビタンD: 肉体疲労、病中病後、食欲不振、栄養障害、発熱性消耗性疾患などの場合の栄養補給 / 滋養強壮 / 虚弱体質 などに効果を期待できます。
     →「医薬部外品」なので、効果・効能を表示することができます。

  • オロナミンC:「清涼飲料水(炭酸飲料)」のため、効果・効能を表示することはできません。その代わりに「栄養成分」が表示されています。
     → ビタミンC、クエン酸、カフェイン、ナイアシンアミド、ビタミンB6、B2、イソロイシン、トレオニン、フェニルアラニン、グルタミン酸Na ……などなど

  • レッドブル: オロナミンCに同じく、効果・効能の代わりに成分表示
     → アルギニン、カフェイン、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、B2、B12 ……などなど

それぞれの「この成分」に注目!


    リポビタンD 
  • タウリン:「医薬部外品」であることの証でもあります(薬事法上の決まるによる)。
     → 体の細胞を正常な状態に保ち、また肝機能を高め、コレステロールの排出などにも役立ってくれる成分です。
    (他、アミノ酸やビタミン類も豊富に含まれています)

  • オロナミンC
  • ビタミンC: なんとレモン11個分相当!!
     → 体内では作れない成分。美容と健康にも欠かせません。疲労回復やアンチエイジングにも役立ってくれます。
    (その他、ビタミンB2、B6、アミノ酸や蜂蜜も配合)

  • レッドブル
  • アルギニン: 人間の生理機能に係わる多くの領域に関与してくる成分
     → 成長ホルモンの分泌を刺激する作用もあり、筋肉を増やしたいアスリートにも人気です。
    (他、カフェインやビタミンB群も豊富)

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終わりに……


医薬品でないとはいえ……あんな小さな瓶や缶の中に、こんなに優秀な成分が詰まっていたとは!! 偉いです!


ただし、効き目や効果などには個人差がありますし、単純に「これが好きだ!」というものを飲んだ方が気分的にもリラックスできたりハツラツになったりすることも多々あります。


それでいいのです!!


「医薬部外品」である「リポビタンD」でさえ、どこかを確実に良くするために飲む、といったものではないのですね。

「おいしいプラス、なんか爽快!」や「ちょっと薬っぽい味するかも、でもなんか元気に!」、「翼、きた~~! オレって暗示にかかりやすいかも! でも、やっぱなんかチャージされた気分!」などと感じていただけたら、私も含め、栄養ドリンク、エナジードリンク、清涼飲料水も皆、幸せです!


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