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ウロコを落としてみたり、かわいい孫を平気で入れたり、口以上に物を言ったりする『目』。

では『眼』とは?


目と眼の違い

そもそも、どうしてわざわざ漢字を分けて表記する必要があるのか、どこの違いでこのふたつが区別されているのか、気になるところです。

二つの「め」の違いと使い分けをまとめてみました。

あなたが今思い浮かべているのは『目』なのか『眼』なのか、すっきりしていただければ幸いです!!


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目と眼の違いを超簡単に説明


本当にかみ砕いて言いますと『眼』の方が医学的、生物学的、生理的な専門的な用語として使われます。

『目』はそれ以外、実際に見えるものや、目の形や役割などから例えてつけられた言葉、など広く日常的なもの全般に、というのが二つを分ける大まかな基準となっています。


漢字として簡単な方が一般的、ちょっと難しい方が、小難しい使われ方を、と取りあえず捉えておいていただき、『目』と『眼』、それぞれの漢字について、もう少し詳しく見てみましょう。


目とは?


日常生活の中で使われることの多いこちらの『目』。

これはまず、顔のパーツとしての「目」を表す漢字です。「大きな目だね」や「上目遣い」などは、鼻の横にある「目」そのものの様子や動き、状態ですね。

また、目の形や働き、機能などから連想してのたとえにも多く使われます。

『ウオの目(形)』や『猫の目(物事がくるくる変わる様子)』『台風の目(物の中心)』などですね。


体験したことを表す『ひどい目にあった』や、数として『3番目』や『サイコロの6の目が出る』、『目分量』や『腹八分目』、『落ち目』や『たたり目』など、その状態を表す場合なども『目』です。

つまり、実際には『目』そのものでなくても、『碁盤の目』のようにもはや生物のものでさえなくても、目の形状に近かったり、目の役割に似た働きをしていたり、目を連想させられるものであれば、比喩として、『目』の字を使って表されます。


この漢字は小学校1年生で習います。小1さんの作文等には、たいていこちらの漢字で賄えるような日常生活、本当に「目」で見たものが多く登場しますね。

どちらかというと『私はこう考える』ではなく『私にはこう見える』ものに使われる場合に当てはまる漢字となります。

眼とは?

顔のパーツというより、体の器官としての意味合いが強く、横隔膜や十二指腸などと同列、と考えてみると、分かりやすいかもしれません。

ですから、間違っても「眼からウロコ」とはなりません。


大変なことになり、珍しい症例として研究されてしまいます。同じく、いくらかわいがっていても、お孫さんを眼の中に入れることはできません。

比喩的に使うと、あまり想像したくない状態となってしまうため、そういった使い方はNGとなります。


また「ガン」と呼ばせる場合の多いこちらの『眼』。

『眼科』や『眼鏡』などですが、医学的、生理学的など以外でも、観察力や洞察力などを駆使した、本当に見ているわけではない、いわゆる「見抜く力」を表す場合に使われます。


小学5年生で習う漢字として登場する『眼』。

「め」という言葉を使って表す何かが、専門的であったり、また物を見るための「目」というよりも、その「目」の器官や構造を表す場合に使われる漢字が『眼』です。

文字としても『眼』はちょっと難しくなりましたが、使われる状況にもグレードアップした感がありますね。

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目と眼の違いと使い分けを詳しく!!


さて、『目』と『眼』の違い、何となくでも掴めてきたでしょうか?
では次は具体的に比べながら、違いによる使い分けを見てみましょう。


めだま

・『目』で表す場合:目玉=めだま
 顔のパーツとしての目のこと

・『眼』で表す場合:めだま=眼球=がんきゅう
 物を見るための器官

➡顔の真ん中あたりにある2つの目は普通に見ることができますが、感覚器官としての眼、となると、角膜や網膜なども含むため、見えているとは言い難いですね。

こころのめ

・『目』の場合:心の目=こころのめ
 なんだか柔らかそうな印象を受けませんか?

・『眼』の場合:こころのめ=心眼=しんがん
 とても鋭そうです。これを前に、ウソはつけないようなイメージに変わりますね。


➡このように、使う意味合いで『目』か『眼』を使い分けることもあります。

「冷たい目(眼)」「怒りに満ちた目(眼)」など、どちらを使っても構いませんが、使う漢字によってイメージが変わるので、使う言葉の意味や内容にあった方を、当てはめてみてください。

その時の参考となるのは、『目は日常的』『眼は専門的』の大まかな区分けです。


めのつかれ


  • 『目』の場合:目の疲れ=めのつかれ
     一時的なものです。休息や睡眠で復活しますので、お休みください!
  • 『眼』の場合:眼精疲労=がんせいひろう
     肩こりや頭痛など、他の器官へも症状が広がっていきます。生活環境を変えるなど、改善策を早急にお取りください! お大事に!


➡「目」は顔の1パーツに過ぎませんが、より専門的な漢字を持つ「眼」は体の器官の一つです。ですから他の器官にまで悪影響が広まる恐れがでてきます。

目は顔の中にあり、眼は体の一部として存在している、といった感じでしょうか。


ことわざや比喩

先ほども書きました、痛い間違いのことですね。
ことわざや比喩は、あくまでも『目』の文字を使ったたとえ話です。


「仕事の残りが山積み状態」など、ほんとうに山のような量だったら、もうその会社はブラックのキング過ぎる企業として摘発されてもおかしくありませんが、あり得ませんね。

同じように『目』も比喩的に使われますが、『眼』の文字を当ててしまうとリアルな現実感が加えられるため、違う意味を持つこととなり、おかしなたとえ話、となってしまうわけです。


『ひどい眼にあった』……一体どんな『眼』と出会ってしまったのか? になりますので気をつけてください。


終わりに…

普段の会話の中でも、『目』を使った言葉を私たちは何気なくいくつも使っています。

いざ、文字として変換しようとすると思わず「う~んと、どっちだ?」となってしまいますが、あなたの使おうとしているその目、あるいは眼を思い浮かべながら考えてみてください。

台風の目が、黒目や白目、角膜などを持つ『眼』の方だったら?
目いっぱい楽しもう! が『眼』だったら?
眼科が『目』だったら……もう、読めません。



文字の変換の前に、ぜひ頭の中で変換しつつ、具体的な姿などを想像してみてくださいね。

どちらの字を使っても問題ないような場合は、あなたの伝えたいイメージを持つ方の「め」で行きましょう! イメージは案外正確に相手にも伝わるものです。


いかがでしたでしょう。
あなたのスッキリと、今後のコミュニケーションのお役に、少しでも立てたでしょうか?


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