『カヌー』『カヤック』『カナディアン』の違い|関東・関西で体験するならおすすめは?

「趣味? ウォータースポーツ全般かな」

「イケメン、発見いたしました!(心の声)」


こんな感じの図式があっという間にできあがる魔法のことば『ウォータースポーツ』(個人の感想です)。


カヤック


最近ではカヌーやカヤックも人気ですよね。


……実はカヌーとカヤックってどこがどう違うのか知らないんだよね……

しかも『カナディアン』……? ってなに?(こっちも心の声)……



ウォータースポーツ全般が趣味とか言い切っちゃってる人がここを知らないのはマズいです!


バレる前に、しっかり違いを知っておきましょう。



── ということで転ばぬ先の豆知識、


『カヌーとカヤックの違いは? カナディアンってなに? ついでに関東・関西でのおすすめスポットも教えて!』


のご要望にお応えします。


ウォータースポーツの似合うカッコいい男性または女性を目指し、それではさっそくみていきましょう!

『カヌー・カヤック・カナディアン』の違いと関係

いきなりですが、これ、3つとも全部『カヌー』です。


……?


ボートを思い浮かべてみていただけますか?

オール、ありますよね。

あの、漕(こ)ぐための棒みたいなヤツのことです。


カヌーではオールの代わりに『パドル』と呼ばれるものが使われます。


形は似ているんですが、オールに比べて少し小ぶり。


パドル

https://www.amazon.co.jp/


これ(↑)がパドル。


カヤックを漕ぐのに使われるのもパドルです。


で、このパドルがいろんな意味でポイントになってきます。


まずは、

■ ポイントその1


    『カヌーって、どんな乗り物ですか?』

    →『パドルを使って水面を進んでいく小さな舟はみんなカヌーだよ』

    (※ 動力つきの大きなふねは『船』/ 動力がついていなくて自力で漕ぐ小さなふねは『舟』の文字であらわされます)


つまり、カヤックもパドルを使って漕ぐ小舟だから『カヌー(の一種)』ということに。


■ ポイントその2


    『じゃあ、謎のカナディアンって一体ナニモノなんですか?』

    →『カッコよく専門的にカヌーを呼び分けるときに登場してくることばだよ』


パドルの先についている水掻き(みずかき)部分に注目です。

上の画像で言えば黄色のところですね。


これは『ブレード』と呼ばれるもの。


このブレードが、


  • 片方だけについている

    → カナディアン・カヌー


  • 両側についている

    → カヤック


    ➡『カヌー』=『カナディアン・カヌー』+『カヤック』


    『じゃあ、画像のパドルはカヤック用のものってことですか?』

    →『ピンポ~ン! 左右両方にブレードがついてるからカヤック用。あたりです!!』


これがカヌー・カヤック2つの大きな違いと、3つの名称の関係。


いろいろ横文字が出てきてややこしいので、各部分の名称をいったんまとめてしまいますね。


  • パドル: ボートでいうところの『オール』の役目をする道具

  • ブレード: パドルの先についている水掻きのこと

  • カヌー: パドルを漕いで進む小さな舟の総称

  • カナディアン・カヌー: カヌーの中の『片方だけにブレードがついたパドルを使って漕ぐ小舟』のこと
    (※ シングル・ブレードパドル)

  • カヤック: カヌーの中の『両側にブレードのついたパドルを漕いで進む小舟』のこと
    (※ ダブル・ブレードパドル)


そして一般的には、


  • カヌー

    → カナディアン・カヌーのことを指す


  • カヤック

    → カナディアン・カヌーではないカヌーのこと


と呼び分けられています。


カナディアン・カヌーとカヤックを呼び分けている成分(?)は、


『パドルの先についているブレードの数』


この違いだけなんですね。


……なんですが……


『カナディアン・カヌーとカヤックって、そもそも何のために使われてきたものなの?』


を知ると、なるほど、納得かも! ないくつかの特徴的な違いも見えてきます。


今度はカナディアン・カヌー、カヤックのかつての役割と、そこから生まれたいくつかの相違点をチェックしていきますね。

(※ 以下『カナディアン・カヌー → カヌー』で書かせていただきます)

カヌーとカヤックの違いアレコレ


舟


まずは王道の違い。

上記の通り、


  • カヌー

    → 片方にだけブレードがついているパドルを使用


  • カヤック

    → 両方にブレードのついたパドルを使用


このことによって違ってくるのが、


  • カヌー

    → 方向を変えるときにはパドルを左右に持ち替える必要あり

    → 2人以上で乗るときには、それぞれが左右を分担できるので楽チン


  • カヤック

    → 方向を変えるときでもパドルを持ち替える必要なし


です。

カヌー・カヤックは昔なにに使われていた?

  • カヌー

    → もともとは北米のカナダに住んでいた人たちが、主に水上で物を運ぶために使っていた乗り物
    (※ だから『カナディアン・カヌー』)


  • カヤック

    → もともとは北極圏に住むイヌイット族の人たちが、海での狩猟のために使っていた乗り物


使用目的が全然違ったんですね。

物を運ぶカヌーに必要とされてたのは?

スピードより安定性。


そして、たくさんの荷物が積めることです。


そのため艇(てい / カヌーやカヤックは1艇・2艇と数えられます)の上部を開け放ち、広く使えるような形に作られていました。


例外はあるものの、現在でもカヌーの大半は艇の上部が開いた形状の『オープンデッキ』となっています。



……オープンデッキになっているので、あまり激しい波や流れがある場所だと、水が入ってきちゃいますよね。



なので、カヌーは、比較的穏やかな場所(川や湖)でゆったり楽しみたい人におすすめの小舟(↓ こんなの)。


カヌー


もしかして、


『え? これってボートじゃないの?』


とかって思っちゃいましたか?


でも、思っちゃうくらい、ホントに似てますよね……


でもちょっと違う。


カヤックとの違いではなく『ボート』との違いになってしまいますが、少しだけ寄り道です。

カヌーとボートの違いは?


ボート


ボートは『オール』。

カヌーは『パドル』。


これは先に書いた通り。


でもこれって見ただけじゃなかなかわかりにくいんですよね。


でも大丈夫。


ボートは側面に小さな突起のようなものが取りつけられていて、それを支点にオールを前後に押したり引いたりしながら漕いでいきます。

前に進むこともできますが、(日本では)後ろ向きに進むのが一般的。


そのほうが全身の力を入れやすいんですね。


一方カヌーにはパドルを支える支点なし。

パドルを持ったまま舟を操ります。


また、カヌーが進むのは前向きに、です。



『漕ぐための道具が固定されているか?』

『どっち向きに進んでる?』




大まかな違いになりますが、『あなたボートなの? カヌーなの?』となったときには、この2点に注目してみてくださいね。



で、またカヌーに戻ります。


一般的なカヌーのほか、


  • アウトリガー・カヌー: 安定性と強度を高くするために舟の片側、もしくは両側に張り出した『ウキ』をつけたもの

    → 片側だけのもの『シングル・アウトリガー・カヌー』


    → 両側についているもの『ダブル・アウトリガー・カヌー』


なんていうのもありますよ。


♦ Outrigger canoe アウトリガーカヌー ドローン撮影



海の狩猟に使われていたカヤックに必要だったのは?

小回りが利きスピードも出ること。


そのため舟の大きさもカヌーに比べ小ぶりで、形も細長く作られています。

(※ 一瞬で方向を変えるには小さいほうがいい / 細長い形のほうがスピードも出やすい)


また、海でガンガン獲物を追い詰めていくわけなので、ある程度の強度も必要です。


もちろん狩りの最中には波をかぶったりもしますよね。


カヌーのように艇の上部が開いていると……沈没です。


それはイヤだ……ということで、水が入ってきたり染み込んできたりしないよう、人の座るところ(出入口)以外の部分を閉じた状態のものが使われていました。


こちらも例外ありですが、現在でもほとんどのカヤックがこの形状、『クローズドデッキ』となっています。



アクティブ感漂うカヤック。


どこで利用するかにより、その種類も変わってきます。


代表的な3つがこちら。

シーカヤック


シーカヤック


海で遊ぶためのカヤックです。


海上でもスピードが出やすく、まっすぐ進みやすくなるように比較的長めのカラダつきに作られています。


また、海では長時間乗ることも多くなるので、荷物を載せるスペースも広く取られています。


カヤックに乗ると視線が低くなります。

海面が目の前に広がって見えますよ!


これが本当にすごいんです!

乗っているカヤックの存在を忘れるほど、海との一体感が味わえるはず。


透明度の高い海なら泳いでる魚が見えることも!

リバーカヤック

川で遊ぶためのカヤックですね。


通常のものよりさらに小ぶりなボディにすることで、素早く方向を変えることが可能になっています。


流れの穏やかなところではのんびり川の流れに任せて川下り。

流れの速いポイントではパドル使いのテクニックが試されます!


気分はトム・ソーヤ ♪


冒険家気分が存分に味わえるリバーカヤックにドハマりする人、続出中です!

ファンカヤック


ファンカヤック


湖で遊ぶためのカヤックです。


湖上は波や流れがないので、のんびり自然を満喫(まんきつ)したい人や初心者さんにおすすめ。


カヤックの横幅も広く作られていて、安心の安定感ありです!

※ 流れの穏やかな川、波の穏やかな海でのカヤックもファンカヤックと呼ばれることがあります



操作性や安定性、スピードなど、その場所・状況に適したカヤックを選んでみてくださいね ♪



……選んでみてくださいねって言われても……初心者だし……

(趣味はウォータースポーツ全般だった気がする…… )




安心してください!

体験ツアーや講習会、ツーリングなどを企画しているところはたくさんあります。


ネットでも探せるし、ここでカヌー漕ぎたい! など希望地があるなら、付近にあるカヌーショップなどに電話をかけて、いろいろ教えてもらうこともできます。


というか、カヌーショップさんなら、たいていツアーとか組んでます。

初心者歓迎、中には『4歳から参加OK』とか『ペットと一緒にカヌー体験』とかいうものまで。


区や市、観光組合などが主催しているカヌー教室なんかもけっこうありますよ。


じゃんじゃん体験しちゃいましょう。


おすすめしたいいくつかのスポットがありますので、よかったら参考にしてみてください。


それでは初めに関東から。

みていきますね。

カヌー(カヤック)体験おすすめスポット! 関東編

カヌーやカヤックは手で漕ぐ舟。

動力がついていないので、乗るのに特別な免許や資格は必要ありません。


基本的には川や海では届け出も必要なし。


湖やダム湖では水質管理などの理由により、はじめから使用不許可となっているところもあります。


また、自治体によっては河川を下る際の独自ルールを設けているところもありです。


さらには、カヌー等OKだとしても、ほかの船とすれ違うことも。


安全第一なので、できれば初心者さんのうちは体験ツアーなどを利用するのがおすすめです。


以下に挙げるおすすめ人気スポットでも、たくさんの企画が組まれてます ☆彡


    ① 埼玉県秩父 長瀞渓谷
    ② 群馬県吾妻郡 奥四万湖 / 四万湖
    ③ 群馬県利根郡 ならまた湖
    ④ 栃木県那須郡 那珂川
    ⑤ 奥多摩 御岳渓谷
    ⑥ 山梨県 富士五湖


※ ツアー名が『カヌー体験』などとなっているものが多いですが、実際には『= カナディアンカヌーとカヤック』であることがほとんどです。

長瀞渓谷(ながとろけいこく)

荒川の上流部にある渓谷です。

都心から約90分。

でも、もンのすごく自然が豊かです。


そしてなんといっても国の名勝・天然記念物にも指定されている『岩畳』が有名ですよね。


荒川に沿って約600メートル続いてます。


この岩畳(川から見上げると崖みたいに見える)を横目に見ながらカヌーやカヤックで川下り。


♦ 長瀞岩畳でカヌー遊び・・




穏やかな流れのところから急流ポイントまで各種取り揃えの長瀞渓谷。

ほんの一例ですが、どのようなツアーが開催されているのかご紹介です。


    ■ 小学生から参加OKのカヌー半日ツアー


    穏やかな流れの場所での体験ツアーです。

    初心者さんでも安心!


    漕ぎ方やパドルの握り方など、カヌー・カヤックについての詳しい説明つきです


    ■ 空気で膨らますタイプのボート、パックラフトに乗って気軽に静水クルージング体験


    一般的なカヤックに比べ、安定性にすぐれたパックラフトを漕いで穏やかな水の上をスイスイお散歩。


    長瀞の大自然も満喫!

    クルージングの爽快さも満喫!


    ■ 同じくパックラフトで川下りを体験


    穏やかな流れとプチ激しい流れ、どちらも体験できちゃいます。

    (※ あくまで『プチ激しい』なので、そんなに激しいポイントにはいきません)


    ガイドさんも同行してくれるので安心!


    ……でも転覆(てんぷく / 舟がひっくり返る)の恐れが0ではないので参加は中学生からとなっています


カヌー・カヤック体験の平均時間はこれらのプランに限らず、約3~4時間程度なのが一般的。

参加費用はひとり7~8千円くらいのものが多いです。

奥四万湖(おくしまこ) / 四万湖

群馬県北部を流れる四万川の最上流にある『四万川ダム』が作られたことによってできたダム湖が『奥四万湖』です。


四万川は『四万ブルー』と呼ばれる、ちょっとほかでは見たことのないような独特のブルーの水が流れる美しすぎる川です。


♦ 恐ろしいほどターコイズブルー 四万湖カヌーショートトリップ



しかもこのブルー、時間や季節、天気などによってさまざまに変化します。


そのブルーを湖スケール(川より大きなスケール)で眺めることができる奥四万湖は観光スポットとしても大人気。


そこでのカヌー・カヤック体験。


スバらしい。
スバらしすぎです。


湖(人造湖ですが)なので波や速い流れもなく、ゆったり自然も味わえますよ。


初心者さん向け・超向けです!


また、奥四万湖よりも少し小さな湖、『四万湖』もおすすめ。


湖が小ぶりなため、湖を囲む山の緑もダイレクトに味わうことができます。


そしてこの山たちがまた優秀。

彼らのおかげで風も受けにくくなっているのも初心者さんにはうれしいですね。


とくに湖の水量が1年で最も多くなる4月から6月にかけての奥四万湖・四万湖の青すぎる青は本当に見事になります。


パドルを激しく操り 川を制す喜び・爽快感もカヌー(カヤック)の魅力のひとつですが、大自然をゆったりと堪能できるのもカヌーならではの楽しみ!

この時期に開催されるツアーもたくさんあるので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。


こちらも一例をご紹介です。


    ■ 奥四万湖カヌー 半日コース

    4歳から参加OKです!

    さすが湖。


    湖の周りをのんびりと水上散歩。


    ツアーの途中には中洲でのカフェタイムもあり!


    少人数で湖を周遊するツアーなので、貸し切り気分も味わえちゃいますよ。


    仲良しさん同士やカップル、ご家族連れなどにもおすすめです!


    ■ 四万湖体験散歩カヌーツアー

    こちらも4歳から参加OK。

    しつこいですが、さすが湖です。


    カヌーに乗るための装備や、寒さ対策グッズなども無料でレンタルしてくれます。


    湖上に繰り出す前にはカヌーの乗り方、漕ぎ方などていねいに教えてもらえるので、装備・レクチャー、ダブルで安心!


    初心者さんはもちろん、奥四万湖同様ご家族での体験にもおすすめです!

ならまた湖

群馬県利根郡にある湖。


穏やかな湖面上でのんびりカヌーを楽しめるのはもちろん、ここは『関東の秘境』とも呼ばれる、絶景スポットです。


♦ Day Camp & カヌーツアー in ならまた湖 (2012年7月8日)



カヌーを漕ぎながら右を見ても絶景。

左を見ても絶景。

ついでに下を見ても美しい湖面が広がっています。


贅沢……


ならまた湖でも体験ツアーはたくさん開催されてます。


    ■ 群馬 水上 カヌー半日体験ツアー


    5月中旬から11月上旬にかけて開催されているツアーです。


    こちらの参加対象年齢はなんと3歳から!

    湖の安定、恐るべし


    ■ 奈良俣湖(ならまたこ)カヌー


    15キロ以下の小型・中型ワンコならカヌーに同乗OKです!!

    ワンコ用のライフジャケットもあり。


    これは愛犬家にはうれしすぎですね。

    うちの中型ワンコは体重的に微妙ですが……


    ツアーの途中でのカフェタイムもついてます。

    コースによってはランチがつくことも!


これは湖でのカヌー体験全般に言えることなんですが、エンジン等を使わず、手で漕いで進むだけなので、余計な音がしないんです。


だから自然の音、鳥や野生動物の声なんかもバッチリ聞こえるんですね。


目には絶景、耳には自然のささやき。


リラックスしまくれます。


初心者さんに限らず、湖でのカヌー体験はぜひ皆さんに一度は味わってほしい。

おすすめです!!

那珂川(なかがわ)

栃木県北部の那須岳山麓から茨城県、さらに東茨城郡大洗町から太平洋へと流れていく、関東で3番目に大きな川です。

♦ 那珂川カヌー川下り



ここ、鮎釣りでも有名ですよね。

鮎釣りが解禁になるのは6月。


日本でも有数の清流で、穏やかな流れの川なので初心者さんにも安心なんですが……


この時期だけは釣り師さんや漁業協同組合(漁協)の方たちとのあれやこれやが予想されるので、避けておいたほうが無難。

というか、避けときましょう。

ケンカになることもあります。


せっかくのカヌー体験がしょんぼりな後味になってしまう……


那珂川でもいろいろなカヌー体験に参加できますので、大自然の一部となってのんびりゆったりなリラックスタイムをお楽しみください。

(※ 解禁時期には開催されていないはず)


    ■ 初めてのカヌー体験におすすめ! なかよしカヌースクール 


    インストラクターさんが基本的な技術から難易度の高いテクニックまで段階を踏んで教えてくれるのが『なかよしカヌースクール』。


    そのほかにも約6時間の川下り体験ができる『1日コース』や約3時間の体験になる『半日コース』、『リバーツーリング』などいくつかのプランが用意されいます


    ■ 那珂川カヌーツアー


    季節ごとに変わる那珂川の自然をカヌーツアーで体験!


    カヌーを川に浮かべる前には陸上での練習もあり。

    しっかり教えてもらってから今度は水上でも練習。


    これなら初心者さんでも安心の体験ができますね ♪

御岳渓谷(みたけけいこく)

東京の青梅市、奥多摩にあるのが御岳渓谷です。


ついに都内。


奥多摩は自然が豊かなので、川遊び以外の観光スポットとしても人気ありです。


もちろん、多摩川の川下りも大人気!


川の流れが変化に富んいるので、脱初心者を目指す方のいい練習場所にもなりそうです。


♦ 御岳 カヤック ダウンリバー(放水口〜沢井)



ツアーやカヌー教室などもたくさん企画されています。

都内とは思えないような自然満載の景色に圧倒されながら、カヌー体験を楽しんでくださいね。


    ■ みたけカヌー教室

    多摩川をせき止めたときにできたダム湖(人造湖)である『白丸湖(しろまるこ)』でのカヤック体験ツアーです。


    ここ、地図に載ってないことも多いらしいですね。

    つまり、正真正銘の『秘境』です。


    参加対象年齢は10歳から75歳までです


    ■ カヌースクール グラビティ

    初心者さん大歓迎!

    基本中の基本から、それ以前のカヌーへの知識まで、すべてしっかり教えてくれます。安心・安心。


    中級者・上級者向けのコースもあるので、気に入ったら長いつき合いになるかも?


富士五湖

富士山を見上げながらのカヌー体験。


世界文化遺産ですよ、富士山もですが、富士五湖も。

どんだけ贅沢ですか! と言いたくなります。


富士山麓にある5つの湖の総称が『富士五湖』です。


  • 本栖湖(もとすこ)
  • 精進湖(しょうじこ)
  • 西湖(さいこ)
  • 河口湖(かわぐちこ)
  • 山中湖(やまなかこ)


♦ 本栖湖でカヌー Vol.1




どの湖も魅力的。


中でも人気があるのは『本栖湖』『西湖』『河口湖』あたりですね。


体験ツアーもたくさん開催されてますよ ♪


    ■ 本栖湖カヤック体験


    富士五湖の中でも一番透明度の高い(というか日本でもトップクラス)本栖湖。


    使用するのはカヤックですが、なんといっても湖。

    3歳から参加OKになっています。

    ワンコさんもOK。

    ご家族でのんびり水上散歩!


    自然を満喫しながら進んでくと……


    真正面に千円札の裏のモデルになってる(湖にうつった逆さ富士で有名)あの姿が現れます(晴れてれば)!


    湖面に出る前にはていねいなレクチャーもあり。


    景色よし、湖面のきれいさサイコー、ザ・富士山といった姿の富士山の眺め、ご家族みんな一緒に楽しめる本栖湖体験ツアー。


    これは、うらやましい。

    おすすめですよ!


    ■ 河口湖 カヌー体験 半日コース


    ウォータースポーツ(ウォーターレジャー)のメッカとも呼ばれる河口湖。


    小学生以上から参加OKです。

    でもペットはNG(あくまでこのプランでは、です)。


    陸上・湖上でしっかり練習してからツアーにスタート。


    カヌーは安定感ありますからね~。

    大自然を味わい尽くせること間違いなしです。


    河口湖から見上げる富士山も見事ですよ!


    ■ 西湖 カヤックツアー


    参加対象は『西湖を楽しむ気持ちのある人』。

    楽しみましょう。


    ツーリングにはガイドさんも同行(ほかのツアーでもほとんどがそう)。


    川や海もいいですが、ゆっくりリラックスのカヌー(カヤック)体験をしたいなら、やっぱり湖、強しですね!


富士五湖の湖畔にはキャンプ施設も充実しています。

慣れてきたらツアーではなく(カヌー・カヤックを持参する必要あり)キャンプからのカヌー、からの温泉とかいうのもあり!



これはオマケ、しかもスポットというよりツアーの紹介になってしまいますが、


『墨田区・江戸川区・江東区 東京スカイツリーツアー』


都内を流れる川を下って川のうえからスカイツリーを眺めよう! という体験。



え~、都内~、自然ないじゃん~



と思うかもですが、全然視線が変わるので、かなり楽しめます!


遠出しないで手軽にカヌー・カヤック体験をしたい方(都内在住の)にはぜひぜひ一度参加していただきたいツアーです ♪

カヌー(カヤック)おすすめ体験スポット! 関西編

続いて関西のおすすめスポットです。


    ① 滋賀県 琵琶湖 / 奥琵琶湖
    ② 兵庫県 竹野海岸
    ③ 兵庫県 円山川
    ④ 奈良県 吉野川
    ⑤ 京都府 由良川
    ⑥ 和歌山県 古座川


まだまだあるんですが、今回はこちらの6個をピックアップです!

琵琶湖(びわこ)

日本一大きな湖、琵琶湖!


ここは押さえておきたいですね。


で、帰りにはぜひ彦根城に寄って『ひこにゃん』に会ってきてください。
(たまに来るらしいです)

♦  OCS 琵琶湖・沖の白石



雄大で荘厳な琵琶湖でのカヌー体験。

こちらもいくつかのツアーをご案内です。


    ■ 白髭神社・鳥居くぐりカヌー


    5歳から70歳まで参加OKです。


    琵琶湖のパワースポット『白髭神社』の鳥居をカヌーでくぐる体験(ツアー名、そのままですね……)ができます。


    これ、大人気ですよ。


    ガイドさんが同行してくれるので、初心者さんでも安心。


    たっぷりパワー、いただいちゃいましょう!


    ■ 琵琶湖 カヤック体験 / オパール


    1人乗り・2人乗りなど、好きなカヤックが選べる13歳から参加OKの体験ツアーです。


    体験スタートから終了まで、スタッフさんが写真をたくさん撮ってくれるサービスあり。

    もちろんそのデータは全部プレゼントしてくれますよ!


    カヤック体験が終わった後も施設内にあるプールやジャグジーが無料で使えます。


    充実したサービスがプラスされるのもうれしいですね ♪


    ■ 奥琵琶湖 大浦湾・奥出湾 カヤックツアー体験 


    奥琵琶湖にあるペンション『Rudder(ラダー)』さんが提供してくれているプランです。

    年齢制限は上も下もなし。


    ラダーさん提供のプランで『お花見カヤック体験ツアー』なんていうのも見つけましたよ~


    湖上からのお花見、ロマンチックです!


竹野海岸(たけのかいがん)

日本の渚100選にも選ばれている透明度がハンパではなく高い竹野海岸(のメインビーチ)。


カヌーでしか入れないような洞穴や岩の割れ目に侵入していったり。


海の香りや波の音など、湖や川とは一味違った体験ができるはず。


♦  城崎から15分の海 竹野でカヌー体験^^ジオカヌーで冒険気分♪初心者・家族みんな大満足★海の家メリAdventureTours




    ■ たけのジオカヌー


    山陰海岸ジオパーク竹野エリア(竹野海岸は山陰海岸国立公園に属しています)をシーカヤックでツーリング。


    キッズコースや小学4年生以上の初級・中級コースなど、お子さんにうれしいプランが盛りだくさんです。


    鬼伝説が残る『淀の洞門』への鬼退治ツアーなどなど、すごく楽しい思い出になりそう。


    スタッフさんも一緒に行ってくれるので、小学生でも安心ですね

    (大人参加OKのプランもたくさんあります)

円山川(まるやまがわ)

バシャバシャと水しぶきをあげて豪快に下っていくイメージのある川下り。


ですが、円山川の河口付近は、非常に流れが穏やかなスポットになっています。


初心者さんでも気軽にカヌーやカヤックを体験できちゃいますよ。



♦ 円山川公苑カヤック体験




    ■ 円山川公苑 

    円山川公苑(円山川の流れる施設)では、カヤックやカヌーの貸し出しと、初めて乗る人への無料指導を行ってくれています。


    県立の公苑なので、利用料も安い!

    小学1年生から参加OKです。

    保護者の方と一緒なら幼児ちゃんも可。



    一度ここで練習しておくと、その後行われる『川旅・円山川カヌーツーリング』に参加できるようになります。


    ツーリングも楽しそうですね!

吉野川(よしのがわ)

奈良県を流れているときは『吉野川』。

和歌山県に入ると『紀の川』と名前を変えます。


この川も透明度が高い。


そして穏やか&激しい流れがバランスよくあるのも特徴のひとつです。


初心者さんも経験者さんも楽しめるスポットです。



♦ 091231奈良吉野川カヌー




    ■ 奈良吉野川 パックラフティング 半日ツアー


    先ほども出てきましたね、パックラフト。


    空気で膨らますタイプのカヤックで、通常のものより安定感があります。


    で、これに乗って、穏やかな流れと急流を下っていくツアー。


    中学生以上から参加可能になっています。


    初心者にはハードルが高い? でもないです。


    ツアーに出る前には操作法や装備の着用のしかた、パドルの持ち方・漕ぎ方、パックラフトを楽しむコツなんかも教えてくれますよ。


    ちょっとだけ挑戦!


    一度体験したらヤミツキになること間違いなしです!

由良川(ゆらがわ)

京都の自然200選にも選ばれている絶景スポットでのカヌー体験。


由良川にも激しい流れのポイントあり。


エキサイティングなカヌー体験をどうぞ!



♦ 20161113京都・由良川ダウンリバー(Downriver Yura Kyoto in Japan)




    ■ 由良川カヌー体験会(川下りつき)

    初心者さん大歓迎! の半日体験です。


    まずは陸上で練習。

    その後川へ移動して自由に漕ぎながらカヤックに慣れていきます。


    で、慣れてきたら川下りへGO!


    難易度が高いようにも感じますが、『カヤック初体験の方にオススメ』と思いっきり書いてあるので、案外スイスイ上達しちゃうのかもですね。


    だったら、どんどん体験して経験値を上げ、さらなる難関目指して……


    って、これは完全にハマりますね……


    ■ 日にち限定のカヌー教室


    ものすごくザックリなご紹介になってしまってますが、けっこう開かれています。


    今まで出てきたスポット以外の場所でも。


    また、人気スポットの周囲にはカヌーやカヤックの用品(? 装備品?)を取り扱っているショップも多いですよね。


    さっきも書きましたが、そういうお店が企画する講習会やツーリングに参加、というのもありです!

古座川(こざがわ)

こちらは『日本の秘境100選』に選ばれている和歌山県を流れる川です。


プラス『平成の名水100選』にも。


秘境で名水。


さらに!


古座川の一枚岩というのがあるんですが、これは『天然記念物』に指定。


もう、自然が爆発しちゃってます(いい意味で)。


この一枚岩を見ながらのカヌー体験になります。


♦ 南紀 古座川 カナディアンカヌー ≪一枚岩~高瀬橋≫



自然の一部になっちゃってください。


また、古座川はカヌーをする人たちからも人気のスポット。

その気持ちに応えるかのごとく、カヌーリスト・カヤッカー(カヌーする人・カヤックする人)たちのためのサービスがものすごく充実してるんです。


秘境・名水・天然記念物・カヌーリスト思い……


川の流れも穏やか。

楽しめますよ♪


    ■ 古座川観光協会 カヌー体験


    古座川の観光協会さんではカヌーのレンタルも行っています。

    でも、レンタルの場合、カヌーについての陸上での説明だけしかしてもらえないんですね。


    いや、レンタルなのにいろいろ説明してくれるというのはむしろありがたいんですが……


    その点『カヌー体験』なら安心。


    インストラクターさんと一緒に初めてのカヌー体験を楽しむことができます。


    参加資格は小学1年生から(小学生の場合は保護者同伴)です


    ■ 古座川 カヤック半日体験


    参加者の好みに合わせてツアー内容をガイドさんが自由にアレンジ!


    これ、いいですね。


    カヤック体験だけでなく、コースには、



  • 生き物観察(川の生物)

  • 生き物を手づかみで捕まえちゃおう!

  • カヤックよりも自由に水上を動けるSUP遊び
    (※ SUP: サーフボードのような形をしていて浮力が高く漕ぐとサクサク進めるボード / こちらも人気急上昇中)

  • きれいな川で水遊び

  • 天然岩から川へ飛び込むのもあり!

  • ゴールの後は、獲った生き物(手長エビ)の唐揚げの試食

  • プレゼントされる温泉入浴券を使って温泉にも浸かれる!


  • いろいろな体験が含まれています。


    これをお好みに合わせてアレンジしてくれるとは……夢のようなお得感。


    ウォーターアクティビティ、サイコーです!


ネットで『○○(← 希望地・または大きく『関東・関西』などでも)/ カヌー体験』のように検索すると、ホントにたくさんのプラン・ツアーが出てきます。


カヌー(カヤック)、ちょっと興味出てきたかも、という方は、ぜひぜひ一度ツアーなどに参加してみてくださいね。


もしこの記事を読んでくださり、カヌーの体験にいかれましたら、コメントをいただけるとうれしい~! です^^

泣いて喜びますよ~(私が)!

終わりに……

さてさて、さんざん書いてきて最後にこんなこというのもなンなんですが……


カヌーやカヤックは転覆する恐れも十分にある乗り物です。


転覆した際にパニクってしまうとホントに危険。

慌てずに脱出を試みてくださいね。


脱出(脱艇 / だってい)の方法や舟に入ってきてしまった水の抜き方などについては、ツアーに出る前(練習・レクチャーを受けてるとき)に必ず説明があるはずです。


聞き逃し注意!!

そしてなるべくパニクらない!



初心者さん向け体験ツアーでは経験豊富なインストラクターさん(ガイドさん・スタッフさん含む)が同行してくれます。


いざとなったら助けてくれるので、教えてもらった脱艇方法を落ち着いて思い出してみてくださいね。


ここだけは本当によろしくお願いします、なのです。




ではでは。

ステキなカヤック・カヌー体験、プラス、あなたがカヤック・カヌーにドハマりしてくれることを願いつつ……

最後までおつき合いいただきありがとうございました。



※ これは完璧な余談です。

推理作家の『小島正樹』さんという方がリバーカヤックの出てくる小説(ちょっとホラー寄り)をたくさん書かれています。

リバーカヤックと推理小説に興味のある方にはぜひぜひ読んでいただきたいです。

すみません。完全無欠の個人的な意見を最後の最後に書いてみました……

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