「この『こうすい』は『なんすい』です。こちらの『こうすい』が『こうすい』になります。一口飲んでいただければ、その違いがおわかりいただけるかと思います」
……いや、その前に、言ってる意味がおわかりいただけません……
『こうすい』が『なんすい』? この時点ですでにアウトです!『こうすい』は『こうすい』でしょうに!
「軟水」と「硬水」は文字からも何となく違いがわかりますが「鉱水」、謎です。「香水」だったらはっきり違うとわかるのですが……
どちらにしても「お水」、これら3つに果たして栄養成分などの違いはあるのか、そもそも何のどのような違いが3つの水の名称を分けているのか。で、だから「鉱水」って何なの? 等含めまして「軟水・硬水・鉱水」の特徴、違いを解説いたします。
電気・ガスも大事ですが、さらに毎日の生活には欠かせない「水」。
さっき飲んだアレは「軟水」なのか「硬水」だったのか、もしや「鉱水」ってヤツだったのか……
大切なライフラインの「水」。少しでも皆さまの「そういうことね!」に繋がりましたら幸いです。
目次
「軟水・硬水・鉱水」の違いはココ!
朝起きてコーヒーを入れる、顔を洗う、洗濯をする、お風呂に入る、食器を洗う……etc。水は飲料としてだけではなく、日常生活のいたるところで活躍してくれています。
実はこれらの水は、何に使われるものであっても皆「軟水」か「硬水」に分けられているのです。
簡単に言いますと「軟水」「硬水」を分けているのは、水中に含まれるカルシウム、マグネシウムなど塩類の量。
これを「硬度」と言い、一定以上含むのものを「硬水」、以下のものが「軟水」と分類されます。
つまり「軟水」とは「水中のカルシウムイオン・マグネシウムイオンの量があまり多くない水」、「硬水」は逆にそれらを「比較的多く含む水」のこと。
日本の水の約80%は「軟水」、ヨーロッパや北米などの大陸ではほとんどが「硬水」です。
ではなぜこのような違いが出るのか?
何の違いにより「マグネシウムイオン・カルシウムイオン」などの量に差が出るのか? ですね。
例えば雨や雪が降った場合です。
地面に落ちた雨・雪はそのまま土の中にしみ込んでいきます。
そして土の中に無数に存在している隙間に入り込み、そこでチリやほこりがろ過されつつさらに下へ下へと、砂や風化した岩石の層に、まだまだそのまたさらに下の層へとしみ込んでいくのですね。
これにかける時間は非常にゆっくり。
こうして雨や雪は地下水となるわけですが、さてこの間に水(地下水)には何が起きているか。
まずはチリやほこりがほとんど取り除かれ、磨き込まれたきれいな水になります。
そして大事なもう一点。
岩石から溶けだしたマグネシウムやカルシウムなどの成分が水中に溶け込んでいくのです。
ここで日本とヨーロッパ等では決定的な違いが生まれます。
日本のような島国は、ヨーロッパなど大陸に比べ、圧倒的に狭い。また、地質も違うのです。
石灰岩地質の広大な大陸をゆっくりと流れ、その間にたっぷりとマグネシウムやカルシウムを吸収するヨーロッパや北米などの地下水。それに対し、国土の狭い日本では雨水や雪が地層に浸透している時間が短くなります。
ですのでその分、水中に溶け込むミネラルも少なくなるのですね。
よってヨーロッパなどではマグネシウムやカルシウムの量の多い「硬水」に、日本ではその量の少ない「軟水」、と違いが出てくるのです。
さて、この「地下水」が飲用水や農業用水、工業用水などに利用されるわけですが、地中からくみ取ったままでまだ何も手の加えられていない状態のものを「原水」といいます。
浄水前の自然の水、つまり「天然水」のことです。
「地下水」の他にも「湧き水」「海水」「河川の水」「井戸から取り入れた水」「湖や沼からのもの」「ダムから直接取り入れた水」などが原水の種類として挙げられます。これらも皆天然水です。
そして中でも「ミネラルウォーター」に使われる原水は7種類、「鉱水」「鉱泉水」「深井戸水」「浅井戸水」「伏流水」「湧き水」「温泉水」のいずれかになります。
「鉱水」、7種の中に入っていますね。上記のもののうち「鉱物質を含んだ天然の水」が「鉱水」です。
「鉱物」は英語で「mineral(ミネラル)」。ですので「鉱水」とはいわゆる「ミネラルウォーター」を指している言葉でもあります。実際、一般的に市販されているミネラルウォーターの原水はほとんどが「鉱水」です。
つまり、
-
「そのミネラルウォーターの原水は何ですか?」「鉱水です」
「その鉱水を硬度で分けると何になりますか?」「軟水(または硬水)です」
これが「軟水・硬水・鉱水」の関係と違い。
ではそれぞれはどのような特徴を持つ水なのか。
続いて硬度の高い「硬水」と、低い「軟水」について見ていってみましょう。
「軟水」と「硬水」を比べる!!
♦サントリー天然水『信じられる水の山から(南アルプス)』篇 30秒 サントリー CM
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=RFfdC7eXrjM&w=560&h=315]さてさて「軟水」「硬水」を分けている「マグネシウム」と「カルシウム」の量ですが、日本での基準は、
- 100mg / L未満: 軟水
- 100mg / L以上: 硬水(101~300のものを「中硬水」、301以上のものを「硬水」とすることもあり)
- 60mg / L未満: 軟水
- 60~120mg / L: 中程度の軟水
- 120~180mg / L: 硬水
- 180mg / L以上: 非常な硬水
この「100mg」や「180mg」とは何の数値化かといいますと、1リットル中のマグネシウムイオンとカルシウムイオンの総量なのですが、それぞれを「炭酸カルシウム」に換算した上での数値とするため、その計算式は「(カルシウム量mg / L × 2.5)+(マグネシウム量mg / L × 4)」となり、つまりこれが「硬度」です。
数字だけではわかりにくいかと思いますので、皆さんがよくご存じかと思われる市販のミネラルウォーターの硬度をいくつか挙げていきます。
- ボルヴィック: 60mg / L(軟水)
- エビアン:304mg(硬水)
- クリスタルガイザー: 38mg(軟水)
- コントレックス: 1559mg(硬水!!)
- 南アルプス天然水: 30mg
- 六甲のおいしい水: 84mg
- いろはす: 29~43mg
- 安曇野の天然水: 25mg
- 富士山麓の水: 25mg ➡ 国産のものほぼ軟水です(沖縄本島、中・南部ではサンゴ礁により作られた琉球石灰層であるため硬水が多い等、日本でも一部の地域では硬水となります。また銘酒の産地などでは40~60mg前後の軟水の中でも比較的ミネラルを多く含む水が取水されることが多いようです)。
ですので日本で普通に口にする水のほとんどは「軟水」、飲み慣れたあの味が「軟水」の味なのですね。
では「硬水」の味は?
硬度が高いほどしっかりとした飲みごたえが感じられます。
「軟水」の軽いさっぱりした口当たりに慣れている方には「硬水」は重く、またマグネシウム・カルシウムの持つ独特の苦み・酸味にも似た風味に「まずい!」と感じられることも。
試しに飲み比べてみると、このような言葉での説明などより「なるほど、全然違うね」とあっさりスッキリ違いがわかるのですが、いずれにしても「硬水」は飲み慣れていない方には結構な違和感が感じられる飲み心地になるかと思われます。
じゃあ、飲み慣れてる「軟水」でいいじゃん。わざわざ「硬水」買って飲んでる人って何で? チャレンジャーなの?
……いや、中には何かのチャレンジや罰ゲーム的なケースがないとも言えませんが(いや、やっぱり言えます。罰ゲームになるほどの違和感はありません)、注目すべきメリットにより、あえての「硬水」とする人は、実は結構多いのです。
中でもダイエットや美容、健康への効果は「硬水」の特徴の一つなのです。
「硬水」のメリット
「硬水」とは「含まれる鉱物(ミネラル)質が比較的多く含まれている水」、つまり普通に考えても「ミネラル分(マグネシウムやカルシウムなど)の豊富な水」であることがわかります。「ミネラル」とは「タンパク質」「脂質」「炭水化物」「ビタミン」と並び、私たちの身体に必要な五大栄養素の一つ。
体の機能を維持・調整し、抵抗力をつけるためにも必要な栄養素です。しかも、体内では作れないのですね。
食べ物や飲み物から取り入れていくしかないのです。
ミネラルには、代謝に必要な酵素を活性化する、弱アルカリ性であることが理想の体内のバランスを保つ、などなどの働きがあり、また、これが不足していると、せっかく摂取したビタミンもうまく働くことができず、そのまま体外へと排出されてしまいます。
ミネラル、責任重大です。
また、ダイエットや美容などにもミネラルは活躍。
以下「硬水」を飲むことにより期待できる効果を挙げていきます。
- 便秘解消効果
→「酸化マグネシウム」などの名で下剤としても使用される「マグネシウム」。腸に水分を引き込み、また「カルシウム」が蠕動運動を促してくれます。 - 動脈硬化の予防
→ ミネラルによる「血液サラサラ効果」で、動脈硬化を予防。それにより引き起こされる可能性の高い心筋梗塞や脳梗塞などの危険性を低めてくれます。 - 食べ過ぎ防止
→ ミネラルが不足すると、食欲が増してしまうこともあります。硬度の高いものほど、食べ過ぎ抑制に役立つとされています。 - 脂肪の燃焼を促進、吸収を抑える働き
→「カルシウム」にはこれらの働きが期待されています。
肉の臭みを消し、アクも出やすくしてくれるからなのですが、これは逆に言えば「薄味で旨みにより引き立つ日本料理には適さない」ということになります。
なぜなら、アクと一緒にアミノ酸の旨み成分やたんぱく質まで流れ出てしまうから。
うーん。
いいところばかりではないのですね。
では続いて「硬水」のデメリット部分です。
デメリットも結構ある!
まず何といっても飲み慣れていない、というのが最大のポイント。「よし、オレはこれから水を飲む!」のような「軟水」ではありえない気合が、ほんの少し必要となります(たぶん)。
そしてその「味・飲み心地」もさることながら、飲み慣れていないのは身体も一緒。一気に大量に飲んでしまうとお腹を壊すこともあります。
上記のメリットがデメリットに代わるのですね。
「硬水」の特徴はミネラル分が豊富なところにあります。ですので「ミネラルの過剰摂取」による副作用も飲みすぎれば当然出てくるのです。
ではここで、硬水に含まれるミネラルの中でも代表的な成分、「カルシウム」「マグネシウム」(←前述の部分と被るところもあります。すみません)「ナトリウム」「カリウム」の4つについて、効果と副作用を簡単にまとめてみましょう。
-
◎カルシウム
- 効果: 骨や歯を形成、血液の凝固を助ける、酵素を活性化、筋肉の痙攣や足のつりの改善、心臓の正常な動きを助ける、高血圧・動脈硬化・骨粗しょう症の予防、イライラ解消
- 摂りすぎによる副作用: 食欲不振、脱力感、(長期にわたる過剰摂取の場合)カルシウム過剰症 ◎マグネシウム
- 効果: 上記のカルシウムの働きを助ける(マグネシウムが不足していると、カルシウムは十分に効果を発揮できなくなります)、カルシウムが骨から溶け出るのを防ぐ、便秘の改善・解消、血流を整える、酵素を活性化、疲労防止
- 摂りすぎによる副作用: 下痢、(腎臓の病気、あるいは機能が低下している場合)高マグネシウム血症、筋力低下、心臓発作、のどの渇き、眠気、呼吸機能・神経機能の低下、嘔吐、結石のリスクを高める ◎ナトリウム
- 効果: 他のミネラルの代謝を助ける(特に「カリウム」との連係プレー)、疲労回復、血圧を上げる(いい意味で)、筋力の向上
- 摂りすぎによる副作用: 高血圧やむくみの原因に(普段の食事ですでに足りているため、摂りすぎには特に注意が必要な成分です) ◎カリウム
- 効果: 細胞の内液の酸・アルカリのバランスを整える、ナトリウムとのタッグにより神経伝達をスムーズに行う、筋肉の機能も維持、上記ナトリウムの摂りすぎによる悪影響を和らげる
- 摂りすぎによる副作用: 腎機能障害、不整脈などの原因にも
特にダイエットなどで今までの「軟水」から「硬水」にチェンジ、などの場合には、まずは身体に慣れてもらことが先決です。
硬度の低いものから徐々に慣れていきましょう。
実際、欧米など肉料理中心の食文化を持つところでは、「ミネラルウォーター(硬水)」=「不足しがちなミネラルを補う」なのです。
決して良くない飲み物ではありません。むしろ適度に飲むことは健康にも繋がります(ただし腎機能に問題のある方、胃腸の悪い方は別)。
でもムチャはダメ。
また、海外でお水を飲んでお腹が……のご経験のある方も多いかと思います。
これも水が合わなかったから(硬水だったから)ということもあるのです。
また、硬水は「一時硬水」と呼ばれるものと「永久硬水」と呼ばれるものに分けることもでき、
- 一時硬水: 水中に「炭酸水素イオン」も同時に含まれるもの
→ 煮沸することで「カルシウムイオン」「マグネシウムイオン」を「炭酸塩」として沈殿除去できるもの(「軟水」に変化) - 永久硬水:「硝酸イオン」「硫酸イオン」「塩化物イオン」も含まれているもの
→ 煮沸で取り除くことができないもの(「軟水」には変化せず。永久に「硬水」)
「軟水」のメリットは?
これはもう、飲みやすさですね。なにせ生まれた時から飲んでいるお水です。ミネラル成分が少ないため、身体への吸収も早く、負担もかかりません。
赤ちゃんから年配の方、また身体の弱っている時でも安心して飲むことができます。
また、軟水は基本無味無臭。
紅茶やコーヒー、緑茶などを淹れる際にも、ここは大事です。「硬水」ですと味が微妙に変化します。
また、軟水には旨みを引き出す作用もあり、薄味が基本、出汁が味の決め手にもなる和風の料理には最適。
人の身体への吸収がいい水は、お米にとっても水分を吸収しやすいようで、炊き上がりふっくらのおいしいご飯が出来上がります。
さらに食後の食器洗い。
泡立ちにも「軟水」「硬水」では差があり、よく泡が立つのは「軟水」の方です。
身体や髪の毛を洗うのにもこちらが安心。
「硬水」では肌はつっぱり、髪の毛はパサパサに、という場合もあります。マグネシウムイオン、カルシウムイオン等のためですね。ここでも豊富に含まれるミネラル成分がデメリットに変わってきます。
また一般的な「軟水」には「硬水」のようなミネラルによる健康や美容への効果は期待できませんが(含有量が少なすぎです)、老廃物の排出や発汗作用など、水本来の基本的な働きは十分にあります。
「軟水」というか「水分」を摂ることの効果ですが(でも日本ではほぼ「水分 = 軟水」)、血行促進や疲労回復、肌への潤いも与えてくれます。
スポーツの後などの「ミネラル補給」では「硬水」に軍配が上がりますが、病中病後など体調不良時の水分補給には断然「軟水」。
そして先ほども書きました通り、何といっても日本食に合うことですね。
私たちが毎日食べるものは、いかに欧米化されてきたとはいえ、やはり和食が多いのです。
軟水にはこれといったデメリットはないのですね。
「硬水に比べて」、といった意味ではミネラル成分の少なさ等、劣るといえるところもあるのですが、いわゆる「水」として日本では当たり前に飲まれていた「軟水」。
ですが肉メインのお食事の時やスポーツの後等、ミネラルを特別に補給したい時、または便秘解消やダイエット目的などには「硬水」、それ以外普段の生活では「軟水」を、といった飲み分けは身体のためにも良さそうです。
「鉱水」とは?
浄水処理をされていない「原水」のうち「鉱物質を含んだ」ものが「鉱水」。つまり天然水です。
私たちの身近にある「ミネラルウォーター」はほぼ「鉱水」を原水としています。
日本ではミネラルウォーター類のパッケージ等に「原水」の種類を明記する決まりがあり(by 農林水産省)、そこに記載されているのが「鉱水」、もしくは前述の7種「湧水」「鉱泉水」などになります。
これは「軟水」「硬水」のように「硬度の違い」を表わすものではなく「原水の種類」を表わすもの。
「こうすい」の音だけ聞くと「硬水」?「鉱水」?「香水」?「いや、降水か?」など、冒頭のように絡まりまくった状態にはまり込むことにもなりかねませんが、実はまったく違うことを基準とした言葉なのです(「この『鉱水』は『軟水』です。こちらの『鉱水』が『硬水』になります。一口飲んでいただければ、その違いがおわかりいただけるかと思います」と言っていたのですね)。
「軟水・硬水・鉱水」のアレコレ♪
さてさてさて、長々と書いてきてしまいました。ではそろそろ「軟水・硬水・鉱水」のあれこれを比較しつつの、まとめにいってみましょう!
つまりどんな水?
- 軟水: ミネラルの含有量が比較的少ない水 → 日本の基準では「100mg / L 未満」、WHO規格では「120mg / L 未満」。その他、国によっても違いあり。
- 硬水: ミネラル分を比較的多く含む水 → 日本の基準では「100mg / L以上」、WHOでは「120mg / L 以上」。
- 鉱水: ミネラルウォーターに使用される原水として分類されるもののうち「鉱物質を含んだ天然の水」のこと → 市販されている「ミネラルウォーター」はほぼこれ。「軟水」でも「硬水」でも上記のものなら「原水」の分類上は「鉱水」です。
どうして違いがあるの?
- 水が通ってくる土壌や環境による違い(地形・地質による違い)
→ 日本のように狭く傾斜の多い地域では「軟水」、ヨーロッパや北米のような大陸では「硬水」となるのは、水に溶け込んでいる「ミネラル」の量に差が出てくるため。地層内に留まっている期間の違いですね。その間に溶けだしたミネラル成分が水に移るため、滞在期間の短い日本ではその成分の少ない「軟水」、大陸では長い時間留まるため「硬水」となるのです。
また石灰岩(炭酸カルシウムを主成分とする堆積岩)地質の地域でも「硬水」となります。
➡ そしてこれらは「鉱水」でもあります。
「軟水」「硬水」の特徴は?
-
◎軟水
- サラッとした軽い口当たりで飲みやすい
- 基本的に無味無臭
- 出汁の旨みを引き出してくれるため和食に合う。また、コーヒーや紅茶にもおススメ
- 胃腸に負担をかけないため、赤ちゃんからご年配の方まで、また体調の思わしくない時にも安心して飲める
- 泡立ちがいい
- 肌や毛髪を洗うのにも安心(つっぱったりパサパサになることがほとんどない)
- 日本の水道水も軟水
- ただしミネラル補給はほとんど期待できない ◎硬水
- マグネシウム・カルシウムの苦み・酸味など独特の風味があり、口当たりは重く、硬度が高いほどしっかりとした飲みごたえを感じる
- 便秘の改善、脂肪の燃焼促進・吸収を抑える
- 動脈硬化の予防
- 洋風の煮込み料理に最適(肉の臭みを消し、アクが出やすくなるため)。パスタを茹でるのにもおススメ
- ミネラルが豊富(肉食で不足するミネラルを補給)
- ミネラル不足が解消でき、食欲が増すのを防げる
- 泡立ちが悪い
- 内臓にやや負担がかかる
- お腹が緩くなることも
- 腎機能に問題のある場合、摂取には特に注意が必要
終わりに……
「やわらかい水」「かたい水」……水なのにどうして?これは諸説分かれるところなのですが「豆を煮たら固くなった(豆以外のものも固くする成分を含む)」から「硬水(hard water)」の言葉が生まれ、その逆だから「軟水(soft water)説」が個人的には一番しっくりくる気がします。
コントレックスやエビアンなど「日本の水じゃないから味がちょっと違うんだな」程度に考えて今まで飲んでいましたが、こういうことだったのですね。
意識せずに飲んでいたからか、ちっともダイエットには繋がらなかったようですが……残念……
さてさて、いかがでしたでしょう。
「軟水」「硬水」、そしてその親玉的立ち位置の「鉱水」。
のどが乾いたら水、健康やダイエット、美容のためにも水。水、頼もしすぎです!
今日は硬水、いってみよう! など、今後の皆さまの「水ライフ」「水選び」のお手伝いとなれていましたらうれしいです!
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